カーラシンの朝日です。時計は午前6時8分を示しています。
昨日の行程と本日の予定(実際は本日の走行実績です。)を記しておきます。
昨日(第3日目)は、マハーサーラカームから一旦南へ向かい、「ワット・バン・ヤング」のシムを見た後、ジグザグに北上してカーラシンで宿泊しました。201.4kmの走行(橙色)で、累計964.3kmを踏破しています。
本日(第4日目)はカーラシンを北上して「ワット・ウドム・パチャーラート」から2カ所の磨崖仏にお参りをして、「バン・ポーン」で「絹の女王」を見て戻ることにします。
走行距離は166km(地図の桃色)です。
宿泊している「リム・パオ・ホテル」の前景です。
道路脇で「ウ」という、籾米のまま発酵させたどぶろくを売っています。ここで「ワット・ウドム・パチャーラート」の場所を教えてもらいました。
「ワット・ウドム・パチャーラート」の寺門で奥にシムが見えます。
塀際で供養が催されています。
「ブン・バン・ファイ」(雨乞い祈願の打上げロケット祭り)の山車があります。
「ブン・バン・ファイ」は毎年5月から6月にかけてイサーン各地で催されます。ヤソートーンで催されるのが規模が大きくて、日本からも参加があって有名で、過去に4、5回訪れてましたが、今年はカーラシンのクチナライ郡クット・ワー地区の「バン・ファイ・タラーイ・ラン」を見学に行きました。後日紹介します。
シム正面で東向きに建っていますす。解説では1934年の建築で、ベトナム職人による煉瓦造りで、イサーンの画家が壁画を描いています。職人の名前も明記されています。
屋根は木製瓦を重ねた三重屋根となっており、建築時の状態のままです。どのシムも創建当時は木製瓦で屋根を葺いていたのですが、その後トタン屋根などの安易な補修をしたシムもあり、壁画などの破損が心配です。
背面になります。
愛嬌のあるナーガ像です。
入口の上にある仏陀像と左右は隠者の衣装のウェットサンドンと妻のようです。
シム内部です。入口の扉は鍵がかかっていたので、窓から撮影しました。
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■南側壁面です。
正面から柱三間に窓があって、この壁面には壁画がありません。
壁画は「ウェットサンドン・チャードック」です。
チューチョックが「パー・ウェット」の子供を貰いに来たところです。
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■西側(後面)の壁面です。
右は子供がいなくなって気を失ったブッサディーと介抱するパー・ウェット、左はバラモンに変身したサッカが妻ブッサディーを貰いに来たところです。
中段はバラモンが白象を連れて帰る場面と、馬車を持ち帰るところが描かれています。
「パー・ウェット」の帰国です。
すれぞれの人物に名前が書かれています。
まず先頭の象に乗るのが「パー・ウェット」次が息子の「パー・クマン」、妻の「ナーン・ブッサディー」、そして娘の「ナーン・ムント」が後ろに続きます。
壁画に書かれた、イサーンでの呼び名に本文も変更しました。
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絵の下に書かれている文字は、絵を奉納した人と支払った金額が書かれているそうです。
それぞれ2バーツが支払われています。
クンユアムの「タイ日友好記念館」を訪ねた時に見た、第二次世界大戦中に日本軍が道路工事に徴用したクンユアムの人々に支払われた日当が1.5バーツ、指揮者には2~3バーツと解説されていました。
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さて、ソンクラーンです、小坊主さん(ネン)たちも堅苦しい修行は止め、水鉄砲を持って水掛に出かけます。
水掛けに小さな集落の中へ消えていきます。