湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ファリャ:バレエ「三角帽子」第二組曲

2008年12月15日 | その他ラテン諸国
〇モントゥ指揮ボストン交響楽団(DA:CD-R)1961/7/23LIVE

細部まで実に明快で一音たりともおろそかにせず、スコアの仕掛けの魅力だけをオケの見事な技術を背景に聞かせる、しなやかでそつの無い演奏ぶりはいつものこと。だが、聴衆は大ブラヴォ。リズムもテンポも熱狂的では無い冷静さがある。音は温かくこじんまりと固まった充実ぶりだが、クールなところがどこかあるのだ。個人的にはまったく惹かれないが、ステレオだしいいか。

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4 Comments

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時代からすれば (管理人)
2008-12-15 20:02:54
新しいスタイルでもあったんでしょうが、売れるたぐいのケレン味溢れる名人芸や力強く突進しまくるわかりやすさは無いですね。。
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Unknown (サンセバスチャン)
2008-12-15 19:00:31
カルショウの本によれば、レコードが売れなかったみたいですね。
『春の祭典』初演してなかったら、歴史に残らなかった人かもしれません。
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実演向き (管理人)
2008-12-15 13:25:54
こういう演奏は実演なら感服するでしょうね。録音で聞くなら新しいもので探せばいい。私にもみな同じに聞こえます(-.-;)。若い頃はストラウ゛ィンスキーに馬鹿にされたりしたみたいですけど、重鎮サン・サンなんかと協奏曲もやっていたんですよね。根から職人だったんでしょう。もっともスコアを考証と称ししょっちゅういじる人のイメージも。。
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クールな職人 (サンセバスチャン)
2008-12-15 13:12:22
モントゥーの演奏はいつもこう。そこそこの統率力、期待される100パーセントの力感(けっしてそれ以上ではない)。
若いころからこうだったのか、晩年になってからのスタイルなのかわからないが、どこかニヒリスティックな感さえするときもある。(チャイコフスキーの4番第2楽章)
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