湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番~Ⅱ.

2009年09月28日 | チャイコフスキー
○レナー四重奏団(COLUMBIA)SP

最後まで落ち着いた表現で、ただファーストの音だけは纏綿として綴られていく「アンダンテ・カンタービレ」。実直とすら思えるテンポ運びは第二主題でも決して変化しない音色と共に、やや平板で時代なりのケレン味を期待したら裏切られるが、「トルストイも泣いた!」というような看板文句をこのさい取り外して、ゆっくり聴けば悪い録音の奥から、何かしら静かに訴えるものを感じ取ることができるだろう。○。

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