○フィテルベルク指揮ロンドン・フィル(dutton他)1946/4/9-10ロンドン,キングズウェイ・ホール・CD
2011年10月CD化(この曲のみ初CD化と思われる)。フィテルベルクの最盛期の記録といえる一連のロンドン録音がduttonで総括されている(マイスタージンガー序曲は入っていないがwebダウンロード販売でかねてより入手可能)。duttonは未聴だがダウンロード版も非常によくレストアされており、英国盤SP原盤ということもあるのだろうが、まるでモノラル末期のようなクリアでかつ重厚な響きが引き出されており、ノイズリダクションや残響には賛否あろうし、面により状態は異なるものの、鑑賞に耐え得る。このころのフィテルベルグはスタジオということもあってか踏み外すような表現はせずブラスも吼えないし弦もばらけない。引き締まった表現で散漫な組曲風のこの曲を飽きさせずに聞きとおさせる。終楽章などはイギリスオケを振っても英国風の「厳かな」雰囲気は出ていないのが面白い。◎に近い○であり、機会があればduttonで聴いてください。
※2011/11/8の記事です
2011年10月CD化(この曲のみ初CD化と思われる)。フィテルベルクの最盛期の記録といえる一連のロンドン録音がduttonで総括されている(マイスタージンガー序曲は入っていないがwebダウンロード販売でかねてより入手可能)。duttonは未聴だがダウンロード版も非常によくレストアされており、英国盤SP原盤ということもあるのだろうが、まるでモノラル末期のようなクリアでかつ重厚な響きが引き出されており、ノイズリダクションや残響には賛否あろうし、面により状態は異なるものの、鑑賞に耐え得る。このころのフィテルベルグはスタジオということもあってか踏み外すような表現はせずブラスも吼えないし弦もばらけない。引き締まった表現で散漫な組曲風のこの曲を飽きさせずに聞きとおさせる。終楽章などはイギリスオケを振っても英国風の「厳かな」雰囲気は出ていないのが面白い。◎に近い○であり、機会があればduttonで聴いてください。
※2011/11/8の記事です