ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィル(ARTISTS)1978/4/29レニングラード・CD
拍手がないので放送用セッションか。ムラヴィンスキー晩年にしては西欧的な均整感にもとづく緊張の漲る演奏で、ロシアオケ特有の音色表現はほとんど気にならず、立派なブラームスになっている。まったくこれがスヴェトラのブラームスとは異なる、本流のブラームスとして聴ける演奏であり、ロシアかどうかは問題ではない。羽目を外さずしかし凄まじい四楽章は特筆もの。
拍手がないので放送用セッションか。ムラヴィンスキー晩年にしては西欧的な均整感にもとづく緊張の漲る演奏で、ロシアオケ特有の音色表現はほとんど気にならず、立派なブラームスになっている。まったくこれがスヴェトラのブラームスとは異なる、本流のブラームスとして聴ける演奏であり、ロシアかどうかは問題ではない。羽目を外さずしかし凄まじい四楽章は特筆もの。