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湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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マーラー:交響曲第2番

2007年01月31日 | マーラー
○ワルター指揮NYP、シュターダー(s)フォレスター(a)ウェストミンスター合唱団(WME:CD-R/M&A)1957/2/17カーネギーホールlive・CD

既出(協会盤?)と同じ可能性がある。ただこの力強さはただ事ではない。トスカニーニの洗礼を受けたワルターというのはよく語られることだが、ここにはその勢いをまさに借りたかのような勢いとドライヴ感が満ち溢れており、表現の起伏も決して頻繁ではなく自然にここぞというところでしっかりつけられている。NYPがいかにこの指揮者を信頼しきって力を出し切っているかがわかる演奏でもあり、悪いがソリッドで耳に届きやすい音と共に轟音で終始圧倒してくる。終わらないブラヴォーにも納得。録音さえよければワルター屈指の名演としてもいいくらいだ。もっとも静かなマーラーが好きな向きには薦められないが、安心して「マーラーとして」聞ける板についた安定感も兼ね備えている。

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