○パレナン四重奏団、ベルネード四重奏団(EMI)
何度聴いても無理のある「二重四重奏曲」だが、双方音は軽いもののけっこう力強い団体だけに2楽章、終楽章はがちゃがちゃの喧騒になってしまい、アンサンブルというより合奏曲の様相を呈してくる。しかしこの作曲家が弦楽器による室内合奏曲を余り書かなかったことからわかるとおり、八本が皆、横の音線を主張するようなやり方では(ピチカートが出てくると安心する・・・)正直正解の無い問題に取り組んでいるようなもので、根本から作風を変えるより他無いかなあと思う。まあ、遊びで書いたようなSQ14+15番=Oct.なので、こんなものか。金属的というか硬質で現代的な鋭い音が、音程感をはっきりとさせ救いになっているので○。
何度聴いても無理のある「二重四重奏曲」だが、双方音は軽いもののけっこう力強い団体だけに2楽章、終楽章はがちゃがちゃの喧騒になってしまい、アンサンブルというより合奏曲の様相を呈してくる。しかしこの作曲家が弦楽器による室内合奏曲を余り書かなかったことからわかるとおり、八本が皆、横の音線を主張するようなやり方では(ピチカートが出てくると安心する・・・)正直正解の無い問題に取り組んでいるようなもので、根本から作風を変えるより他無いかなあと思う。まあ、遊びで書いたようなSQ14+15番=Oct.なので、こんなものか。金属的というか硬質で現代的な鋭い音が、音程感をはっきりとさせ救いになっているので○。