湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

ちょい毒舌、音盤店情報

2006年12月19日 | Weblog
よく行く、もしくはよく行っていた店についてちょっと書いておきます。寸評つきで。

・ディスクユニオン
転売屋含むみなさんにはおなじみの老舗廉価中古店。廉価というところが要で、中古CDでは劣化して聞けないものもあったり、LPでは音飛びすぎて聴けないものもあったりする。いちいち検品してられないほど回転が速く在庫が豊富ということである。クレームにはちゃんと対処してくれるし、LPはその場で確認するのが大前提かも。列できちゃいますが。割引日は更に手ごろになる。ボックスもののCDが狙い目。あと新品もすぐ出ます。最近はレアCDは余り出なくなった。レアは高級店並みに高額(但し昔のようにCDにべらぼうな値段をつけてくることはない。LPはそうとうやってくるが)。

御茶ノ水クラシック館:衰退の一途をたどっている。安物CDの回転数が速いのが売りで、LPはほとんど出モノがない。セールとはいえ買うものがなければねえ。店員もやや・・・
新宿クラシック館:目下ユニオン系では一番の品揃えと安定した供給量を誇る。ここに行って収穫がないことは余りない。廉価セールも頻繁で使える。店員はまあ・・・

以下はLP(一部SP)専門。高級高額店の見極めは、最近の風潮としてどんな店でも初期盤には超高額がつくことから、余り明確ではない。どの店でも高いものは高い。状態によってかなりの差が出るのは今では常識である(たとえば外国の廉価通販・オークションや上記ユニオンで手に入るものは破格に安いことが多いが、どう洗っても音飛び歪みが残るのはよくあることである。余裕のあるかたはそういう店は使わないわけで、私は余裕が無いのですがしかし・・・)。高額店はその点品質管理がしっかりしているが、それでもダメな場合もあることを考慮してモノの店頭確認はするべきである。

殆ど個人商店であり個人輸入代理店であり個人ベースでアバウトに動く店が多い。客商売という点ではどうかという店もある。

・CLASSICUS 超高額店。MELODIYAや初期盤に大変強く他では絶対お目にかかれないものもある。ただ、初期盤店を謳いながら初期盤だけでは品不足になるせいか、重版や奇版など新しいものも置いている。その是非判断は人によるだろう。サイトあり頻繁更新。しかし前記のとおりよく「スペック(初期盤かどうか等)」を確かめること。値段が高いから古いと思ったら大間違い。店員さんは丁寧。どなたが店長なのか知らん(御茶ノ水)

・ETERNA TRADING モノによるが、高額店に入るだろう。初期盤を含む品数が豊富でリストもかなり細かく準備されている(多いだけにリスト表記を鵜呑みにできないこともあるのはかつての仙台レコライなんかに似ている)。セールだとぜんぜん値ごろ感が違うので注意。但しレアはセールなど待っているとすぐ消える。通販がさかん。サイトあり頻繁更新。アナログ機器も取り扱い。店員さんはバイトぽいが、店長さんはかなり詳しい。ETERNAといいつつ大手レーベルの初期盤からプライヴェート頒布盤レーベル、フランス国内盤やMELODIYAにも強かったがこのあたりの特徴も全方位的にならされてきている感じはする。(御茶ノ水)

・楽鳴舎 一部目玉品を除き、この界隈では比較的値ごろなほうだと思う。但し在庫整理が非常にまずく、サイトで示されるリストもかなり不十分。どちらかといえばアナログ機器(真空管)のお店で、音盤業は(在庫量はそうとうあるのに)付け足しのような感じもする。ネット通販を始めたらしい。個人的にかなりいいかげんな感じがして余り使わない店だが、ここにしか出ないものもあるから・・・MELODIYAに強いがとにかく山積みにするだけでいつまでたっても出してこない生殺しの店、といったかんじ。(御茶ノ水)

・ハーモニー 超高額店。超老夫婦によるかつてはこの界隈のレア盤店といえばココという感じだった店。旧きよき中古店の雰囲気を味わえるが、とにかく高くて・・・サイトあり、毎月更新。(御茶ノ水)

・富士レコード社(と御茶ノ水古書センターの裏の店) ここは複数店舗を構える中古LP/SP(一部店舗はCDもあり)の老舗で値付けも良心的。面白い盤が手に入ることがある。ただ、初期盤を求めるならお門違いかも。そういう空気のどちらかといえばユニオンを高級化したようなかんじか。古書センター店の裏の中古CD店(LPも少しある)も侮れないが、二束三文盤をユニオン以上に安く叩き売りしている一方、ほんとうにレアなものはきちんと足元を見た値ごろにしていたりなどなかなか。こういう個人商店ぽい店というのは、ときどき「見せびらかすためだけにわざと超高額をつけて並べている」場合があり、ここもその感じがしなくもない。最近は全般レア度が落ちているか?(御茶ノ水ほか)

新譜店・・・

・タワーレコード:失速気味。但し独自に発掘してきた音源を超廉価で出したりなど味なことをする。すぐ品切れする。
・HMV:安定しているが供給は穏やかでネット通販はけっこうアバウト。無い品もリストアップしていることがある。
上記大手はセール時期が鍵。
・山野楽器:かつては侮れない存在で、外資系店舗が品切れを起こしていてもここではだいぶ後まで手に入ったこともある。しかし今は同じようなものか。タワレコより先に独自企画をEMIとぶち上げてきた功績は大きい。
・石丸電気秋葉原クラシック館:なかなかがんばっているが、主力がCD-R(ほぼ海賊コピー盤)にシフトした時期にちょっと問題になった模様。しかし今でもCD-Rを扱ってはいる。品目はアリアCDとほとんどかぶっているが、今すぐ聴きたいという東京在住者には嬉しい店。LPはやめ、CDは一店舗に統一された。
・新世界レコード:昔はソヴィエト音源といったらココ経由でしか入らなかったものだが、今は単に高いだけで独自企画も打たない店になってしまった。大手に追い越されてしまった感大。クラシックから手を引き気味。(御茶ノ水古書センター内)

通販新譜・・・

・アリアCD まず通販といってここを知らないマニアはいないほどの有名店。個人経営ぽいが様々なつてをたどってそれこそ「ギリギリの品」まで扱ってくれる(主としてCD-Rやマイナーレーベル)。かなり頻繁に更新されるサイトから注文。

・グッディーズ、東武トレーディングなども同じような位置づけでびみょうに品が違ったりするが、大手小売店に卸したりしている点は違う。

・カデンツァはアリアCDにないものも入ることがある、双璧をなす通販店(CD-Rも)。その他にもライバル的な通販店はいくつかある。

通販中古・・・

・クラシックLPドットコム 面白いものが時々出る。安くて品質も安定。

海外通販(中古含む)についてはまた別途書くか、書かないかします。
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