○ミュンシュ指揮パリ音楽院管弦楽団(DUTTON他)1946/10/9・CD
ややカイジュウさを帯びた小品で、喜遊的ながら影もあるオーバード、特有の不協和な響きをもつ長いパストラレ、そして重々しくも華麗なマスカレードと、連続して演奏されるルーセル後期を煮染めたような曲。尻すぼみの終わり方も4番交響曲を想起する謎めいたもの。ミュンシュはその中に楽天性を見出だしロマンチックな音楽に昇華させている。オケは色彩的でよい。
ややカイジュウさを帯びた小品で、喜遊的ながら影もあるオーバード、特有の不協和な響きをもつ長いパストラレ、そして重々しくも華麗なマスカレードと、連続して演奏されるルーセル後期を煮染めたような曲。尻すぼみの終わり方も4番交響曲を想起する謎めいたもの。ミュンシュはその中に楽天性を見出だしロマンチックな音楽に昇華させている。オケは色彩的でよい。