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湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲

2007年10月05日 | ドビュッシー
○チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィル(VON-Z:CD-R)1994live

恐らく既出盤だと思うが正規と聞き惑うほどに音がいい。バランスも安定ししいて言えば弦が遠いくらいで、チェリの理想の音響がきちんと収録されていると言えるだろう。チェリならではの音の彫刻、静謐に律せられた世界が展開され、そこに自由は無いが、美は確かにある。安定感のある音響、縦の重さ、それらが曲にいい意味で構築性をもたらし首尾一貫した聴感をあたえる。ソリストに重心を置くでもなくオケ総体としての迫力と鋼鉄の美はどうしようもなく素晴らしい。迷ったがチェリ美学が余り好きでない向きは無機質ととるかもしれないので○。

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