○ガウク指揮モスクワ放送交響楽団(?)LP
どうにも散漫な曲で、勇壮な五楽章まで行き着くのも大変だ。ガウクの音響のまとめかたはおおざっぱでオケも音色的なバラケ感が否めないが、それでもここでは勢い任せにならず力感に溢れたリズミカルな演奏になっていて楽しめる。五楽章の構造的な部分もしっかりまとまっていて、更に迫力ある威勢のいい弾きっぷり吹きっぷりがプラスアルファで圧倒される。全般ガウクにしては成功していると言えるのではないか。拡散的で開放的な解釈+オケが、組曲ふうのこの曲の性格に上手くマッチした部分もあろう。中間楽章、とくに緩徐楽章で(本来的に)ダレるところは、真正面からではなく一工夫コントラストつけた表現が欲しかった気もする。おまけで○。ガウクは他に来日記念盤の6番のLPがあるというが未聴。
どうにも散漫な曲で、勇壮な五楽章まで行き着くのも大変だ。ガウクの音響のまとめかたはおおざっぱでオケも音色的なバラケ感が否めないが、それでもここでは勢い任せにならず力感に溢れたリズミカルな演奏になっていて楽しめる。五楽章の構造的な部分もしっかりまとまっていて、更に迫力ある威勢のいい弾きっぷり吹きっぷりがプラスアルファで圧倒される。全般ガウクにしては成功していると言えるのではないか。拡散的で開放的な解釈+オケが、組曲ふうのこの曲の性格に上手くマッチした部分もあろう。中間楽章、とくに緩徐楽章で(本来的に)ダレるところは、真正面からではなく一工夫コントラストつけた表現が欲しかった気もする。おまけで○。ガウクは他に来日記念盤の6番のLPがあるというが未聴。