湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

オネゲル:交響曲第1番

2008年02月15日 | フランス
○ロジェストヴェンスキー指揮ソヴィエト文化省交響楽団(MELODIYA)CD

粗野と言うにはしっかり磨き上げられているが、とにかく音が鋭く圧がドギツイ。現代的音響に注力しているようで、ミヨーと近似したところもあるこの交響曲を、オネゲル独自のものというより同時代のそれとして表現してみせたようにも感じる。曲自体RVWが影響を受けたという風説が正しいかと思えるぐらい叙情的な一方、後年のそれよりも響きがとがっている感もあり、ロジェストはそれを敢えて引き出したのかもしれない。確かにスヴェトラにはできない純度の高い芸当だ。

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オネゲル:交響曲第3番「典... | TOP | スクリアビン:夢op.24 »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | フランス