○アシュケナージ指揮ベルリン放送交響楽団(DECCA)CD
ピアニストとしてかつてはスクリアビンを弾きこなしていたアシュケナージはわりとスクリアビンの指揮においても適性をはなっている。力強くしかしゆるくうねる旋律が濃厚な響きを伴って一節ぶってくる。オケがあるていど意識的にかっちりやるオケでないと、ワグナーの構造を抜いた旋律構造のみを流用したようなゆるゆるの横長音楽スクリャービンの管弦楽曲は聴いていられないものになりがちで、ワグネリズムの匂い濃厚な特にこの作品、録音を調べるとけっこう職人的オケに発掘系職人指揮者がやっているのはそのせいと言えよう。○。
ピアニストとしてかつてはスクリアビンを弾きこなしていたアシュケナージはわりとスクリアビンの指揮においても適性をはなっている。力強くしかしゆるくうねる旋律が濃厚な響きを伴って一節ぶってくる。オケがあるていど意識的にかっちりやるオケでないと、ワグナーの構造を抜いた旋律構造のみを流用したようなゆるゆるの横長音楽スクリャービンの管弦楽曲は聴いていられないものになりがちで、ワグネリズムの匂い濃厚な特にこの作品、録音を調べるとけっこう職人的オケに発掘系職人指揮者がやっているのはそのせいと言えよう。○。