湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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チャイコフスキー:交響曲第2番「小ロシア」

2006年03月08日 | チャイコフスキー
ジュリーニ指揮ベルリン・フィル(CD-R)1991/9/14LIVE

精細に欠ける。というか、予想通りの晩年様式のジュリーニである。ベルリン・フィルの音がまったく生かされず、というかベルリン・フィル自体がお仕事としてやっているかのような感じが非常に嫌だ。弦楽器に何ら気合が感じられない、でも瑕疵もない。スピードはいつもどおり緩く、かといってカンタービレもない。リズムはキレがなく、音符と音符の分離も明確でない感じすらする。最初から最後まで何も感じなかった。無難としか言いようが無い。しいていえばチェリ晩年のチャイコに似るが響きはもっと乱れている(録音のせいもあるけど)。クレンペラーみたいなドイツ式の重量感にいくでもなく、まったくこれは、凡演である。無印。
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