湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

チャイコフスキー:イタリア奇想曲

2006年04月27日 | チャイコフスキー
コンドラシン指揮RCAビクター交響楽団(RCA)

確かに綺麗でロシアオケより余程垢抜けして色彩にあふれている。だが、ここには感興がない。リズム処理の巧さは光っているが、全般に落ち着きすぎている。客観的と言ってもいい。体感的に遅いのだ。もっとギチギチにイタリアンなのがこのチャイコの憧れた幻想の南欧情緒なわけで、ギトギトである必要はないし寧ろからっと乾いているほうがいいのだが、スピードとテンションは欲しい。整えすぎである。これはコンドラシンのせいなのか周囲のせいなのかわからないが長らく復刻されなかったのもわかる凡演である。無印。
Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マーラー:交響曲第6番 | TOP | プロコの誕生日 »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | チャイコフスキー