湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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マーラー:交響曲第6番

2006年04月21日 | マーラー
○メータ指揮イスラエル・フィル(TELDEC)CD

懐かしいテイストの演奏だと思った。ストレートだけど部分的に作為が目立ち、オケがついていかない(特にヴァイオリン)、けれど何か目の詰まった感じがして聞きやすい。雑然としたふうが最近の演奏にはない「ふくらみ」を感じさせるところがある。シェフの統率「範囲」が狭い、それが逆に意識的なものだと思うが、自発性という点ではモノラル時代のNYPがよく見せた態度に似ているというか、強烈な吸引力はないけど、音楽的に豊潤に聞かせるくらいにはまとまっている。非常に一般的な書き方をしたが、まったくスタイルは違っても、やはりバンスタを思わせる音がしている、そんなところにとどめて、無難に○。いや、普通に聞きやすい。敷居が低い。
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