「あぁ、こんなつまらない事で、・・・のせいで、俺の人生狂ってしまった。」・・・
よく聞く言葉だ。
・・・のために人生が狂う、なんて事はないんだと思う。
そもそもその人の人生は、そういう風になる運命だったのではないか。
狂いもなにもなく、そのひとの人生そのものではないのか。
最近、こんなことを考える。
ず~っと以前、この人生ということについて、書いたことがある。
このブログではないが、5年くらい前になるだろうか、日記として書いた記憶がある。
後でいい仕事をしている人は、だいたい二十歳くらいまでにその基礎を作っているようだ。
二十歳くらいまでに知ったことや経験したことが土台となって、あとはそれを大きく成長させていく。それがほとんどの人間の人生ではないか。
感受性の強い時期に、本当にすぐれた人に出会い、美しいものに心打たれ、高い理念と情熱で多くの事を経験する。
そういうことが、その後の人生を左右するのだろう。
若い時はつらいことが多いよ、という人もいるかも知れないが、そのつらさこそが、若さの恵みなんですね。
私自身、もう若くはない。
自分に与えられている可能性を受け入れ、あまり無理をしない方がいいのかな、と考えてしまう。
歳をとっても、何事にも積極的なほうが若さを保てるだろう。
しかし、限界もある。
すなわち、失敗して自己嫌悪に陥ったり、他人に迷惑をかけたりする。
若さがいいとは、こういうことだろうか。