オ ジ 記 

てくてく人生「オジキワールド」へようこそ!!
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     よみがえれ! 福島・双葉・・・

一時帰宅・・・

2017年03月23日 | 日記

お彼岸、お墓参りのため一時帰宅してきました。

3日前に行って来たのですが、すぐに書けずにいました。
何故か今日になってしまいました。

あいにくの雨、草刈りにと用意した草刈り機はエンジンもかけずに持ち帰りました。

お墓参りをし、その後自宅へ。
自宅のすぐ側にお墓があります。
避難前は、自宅からすぐ来れたのですが、今は雑草で通れません。
ここも草刈りの予定だったのだが・・・。











お墓の前、自宅の裏にある梅の木、今年も咲いていました。
その横にある柚子の木、時期は過ぎたのに、大きな実を落とさず私を待っていてくれました。
木や花は、毎年同じなんですね・・・、そこの人間が住んでいないだけで・・・。





倉庫の中、凄まじい蜘蛛の巣、やっと中へ。
忍者でも触れずに歩くことはできないですね。











そして、玄関ドアと倉庫の扉、イノシシの奮闘の跡です。
開けようと頑張ったんでしょうね。
シャッターは、賊の仕業・・・、開けても目ぼしい物なんかないのにね。

と、ここまでは良かったのですが・・・。
家の中に入って愕然としてしまいました。
凄まじい悪臭と、足の踏み場もないくらいに乱雑に散らかった家の中。
やられました・・・、イノシシの野郎です。
裏の勝手口をぶち破り、ありとあらゆるものを倒し、冷蔵庫や冷凍庫の扉を開け、中のものをぐちゃぐちゃに散らかしていた。
米櫃に入っていたコメは、なくなっていたし、何よりも奥の部屋の押入れを寝床にしているようです。
しているようです、と言ったのは、室内にはまだ濡れている無数の足跡が残されていたからです。
私たちの来た物音に気付き、外に逃げて行ったのでしょうか。それともまだ中に隠れていたのか・・・。

写真ではお見せできない光景でしたので、アップはしませんでした。


なんだか本当にもう帰れないような、何とも情けない気持ちで、落ち込んでしまいました。
最近の新聞の記事、「古里」という文字がやたらと目につきます。
「故郷」や「故里」ではなく、古里なのです。
「古里」とは、完全に離れてしまった、生まれ育った土地のこと。

でも、希望は持ち続けて、楽しく生き抜きます!!

春よ来い・・・

2017年03月15日 | 日記

3月になって、少し暖かくなったかなと思ったら、また雪が・・・。
でも、融けるのも早い。
やはり地温が上がってきてるのかな。

庭のミモザ、花が大きくなれないでいます。
そろそろ黄色い花で満開になるんだろうけど、寒くてもう少しかかるね。
先日、いわき市に行ったとき、満開のミモザを見ました。
いわきはやっぱり暖かいんですね。

前回、「双葉盆唄~」を投稿しましたが、大反響でした。
放送の最中に電話くれたり、夜中にメールくれたり、次の日なんかすごかったです。
また、町のタブレットへのメッセージの書き込み、本当にうれしく思います。
皆一様に、涙を流して観たよ・・・というお話。
やはり古里への思いから、自然と涙が出てくるんだろう。
帰りたくても帰れない、そんな思いが胸を苦しめます。
でも、先の事を考え、希望を持って頑張りましょう!

「双葉盆唄 ハワイヘ行く ~福島 震災から6年~」
再放送のお知らせです。
3月20日(月) NHK BS1 15:00~15:50

前回お見逃しの方は、ぜひご覧ください。

ドキュメンタリー番組・・・

2017年03月06日 | テレビ番組
テレビで、ドキュメンタリー番組放映されます。

 「双葉盆唄 ハワイへ行く ~福島 震災から6年~」
 3月9日(木)21:00~21:50 NHK BS1

 東日本大震災以降、町民総出の盛大な盆踊りはなくなり、今存続の危機にあります。
町民が避難している地域によっては、細々とやっているところはあるものの、外では出来ず結婚式場など、室内でやっているところもあるという現状。
子孫に伝えなければ、いずれ廃れてしまうのではないか。幾世代が経過しても、決して失われない古里の心「双葉盆唄」を何とか後世に残したい。
 ハワイでは、130年前に海を渡った日系人移民の子孫たちにより、毎年夏になると熱狂的にBON DANCE(盆踊り)が行われている。
小さなきっかけから、ハワイ・マウイ島の和太鼓チームが、双葉盆唄(踊り・笛・太鼓)を伝承したいと申し出てくれた。
古里に帰りたくても帰れない双葉の人々、130年前に帰りたくても帰れないままハワイに根をおろし、力強く生き抜き、先祖が残した唄とリズムを継承するハワイの人々。
自分たち避難者の現状とどうも重なる。
 
 そんなハワイで伝承された双葉盆唄が、いつか再び古里双葉で鳴り響くことを夢見ています。
 私たちの熱い思いを、皆さんぜひぜひご覧ください。
 
 http://www.telecomstaff.co.jp/featurestories/2010/03/03/1799/
 
 https://bh.pid.nhk.or.jp/pidh07/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-2017039-11-27758