「情熱」:ある事に、全力でぶつかろうとする、燃え立つような強い感情。・・・辞書をひくと、こう書いてある。
スポーツを通じて心と身体を育てよう、身体を動かす歓びを、そして良い思い出づくりをと考えて指導をしてきた。26年が過ぎ、その数約1000人の子どもたちと楽しい時間を過ごしてきた。
指導を始めた頃と今日を比べると、子どもも親もかなり様変わりをした。態度や言葉づかいがあらくなったし、集団での活動が苦手な子供や親も多くなった。
今日の子どもたち、よくムカついたりキレたりする。なぜムカつきキレたのか、その理由さえもきちんと説明できない。メディアでは毎日のように殺人や未遂、そして想像もできないような、年少者の犯罪を報道している。
子どもたちの凄惨な事件が繰り返される昨今、若い世代への諦めムードが漂っているが、希望の芽を大切にしたい。子供たち自身の心は、本当は昔と少しも変わっていないのです。大人たちが見逃さず見守り、大切に育てていかなければならないのだと思う。
そろそろ引退を、という思いもあるが、子どもたちの笑顔を見るにつけ、こんな生き方に満足を覚え、もう少し頑張れそうな気がする。
己が燃えずして、人の心を燃やすことはできない!
さぁ、今日の1枚・・・麦秋の大地・・・。