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quackpie Archives

かくぱいあ~かいぶ

2010年12月32日(土)

2010年12月29日 | Archive
 今年は神様のイタズラで元日まで仕事です。

8年前に独り暮らしを始めて以来、
初めて実家に帰らない正月を経験することになります。

一人っ子なので仕方ないのですが、
母親に年末帰らないことを電話で伝えると
「アンタ、年末年始くらい帰省して親に顔見せるんも親孝行のうちよ!」
と言われてしまいました。

そんなこと言ったってさぁ…。

と言いたいところですが、
さすがに会社からも同情されたのか、
成人の日に有給をくっつけて5連休取れることになったので
その時に帰省するつもりです。

年末のこの仕事、かなりデカい仕事で、
真夏から汗水たらして準備してきた仕事です。
ここをスパーン!とキレイに終わらせられるかどうかで
2010年の締めくくりとできるかどうかが焦点となります。

準備はしっかりやってきたので大丈夫なはずです。
頑張ってやってきます。

ちなみに、元日に出勤して
「あぁ…俺、年始まで仕事してるよ…。」と暗い気持ちにならないように
自己暗示で2011年1月1日(土)を2010年12月32日(土)と脳内変換かけることにしました。

そのため、実際の2011年1月1日(土)になっても
誰にも「あけましておめでとうございます!」と言い出さないと思いますので
予めご容赦のほどよろしくお願い申しあげます…。



・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


 さて、年が明けるとやる気が失せるので、
今日のうちに2010年のレビューをやっておきます。

毎年やっているし、読んでいる人はすごく少ないと思うので
説明は省略します。


>今年のアウトカムですが、
>「Become Prepared」でいきたいと思います。
>しばらく英語やってないのでビカムプリペアドという言葉が正しいのかどうかもわかりません。
>でも日本語で書くとちょっと色々と生々しいのでこんなかんじにしときます。



今だから日本語にすると「来るべき時に備える」というつもりだったのですが、
既に年始の時点で転勤を予感していたので
仕事、環境の変化のことを書いたつもりでした。

見事これ書いた2ヶ月後にみごと転勤を命ぜられて東京に来たわけです。
今思い出してもあの時の「やっぱりか…」感はすごかった。
4月に東京に来たんですが、年始から心の準備をしていたおかげで
割とすんなり環境に馴染めたほうかな、と思います。

まあ、「来るべき時に備える」という意味では
まだ備えておくことがあるような気もするので
来年もBecome Preparedは継続しなきゃいけないかな。


>去年はだいぶ好き勝手遊びまわった感があるので、
>今年はちょっと締まっていきたいと思ってます。
>遊ばないという意味ではなく、メリハリをつけていこうと。


これはどうかな…。
正直、転勤してからというもの
心に余裕が無さ過ぎて、楽しく遊んだ覚えがあんまりないような…。

しょっちゅうウダウダと酒を飲みに行くことは増えたけど、
中身は薄くなったような気もします。

かといって仕事ぶりが締まっていたかというとそうでもなく、
環境の激変についていけず思いきり破たんしていたので
この項目は実現できなかったアウトカムかと…。


>仕事⇒去年よりもっともっと責任感もってやる。

そんな余裕なかった。転勤を甘く見すぎていた。


>能力⇒英語を実用レベルに戻す。TOEIC受ける。

これはできた。
TOEICも受けた(学生時からだいぶスコア落とした)し、
転勤後は英語のスピーキング・ライティングを使う機会があって
ああ…そういえばおれの専門はこれだったなぁ…と思い出せました。
通訳もやったな。あれは大変だった。


>友人⇒増やすより、掘り下げていくかんじで。

これもできた。
親しい友人とは距離をさらに縮められました。
でも、東京ってたくさん人がいるから、
図らずして友人をつくる機会も多かったかと。


>お金⇒そろそろ、いいかげん、貯めないと。

意外とこれもできている。
夏は散財してしまったけど、冬から貯めている。
実は就職以来、組み換え&組み換えでずっと続いていた
バイクのローンも今月で完済なので、
来月からコンスタントな貯金がもっとしやすくなる(はず)。


>バイク⇒乗り換えずにCBR600RRに乗る。ちょっとずつ傷モノのカウルとか治す。
    むりやりパニアつけてツアラーにしてしまう?
    フルパワー化する?
    今年の夏も遠くへ行きたい。



この項目はなかったことにしてください。
バイクは乗り換えた(しかも過去に乗ってた車種に)し、
パニアケースはバイク屋に「ムリ」と断られて諦めたし、
夏は精神崩壊していたのでどこにも行っていない。

あ、CBR600RRのフルパワー化だけはやったな。
20万近く遣ってカムシャフトまで換えて。
そしてCBRを売ったという暴挙ぶり。ひ…ひどい。


>シンセ⇒作曲うんぬんより、先に演奏力を磨く。ピアノ譜面で練習する。

作曲もしなかったし、
譜面で練習してたのは夏前まで。
それ以降は、めんどくさくて何もしてない。

ついでに言うとギターを買ったけど、コードを8つくらい覚えただけで、
今はとりあえずインテリア状態。


>その他⇒余裕があれば何か新しいことをしたい。
    スポーツを始めるとか、音楽教室に通うとか。



いちおう、某競漕用ボートクラブの練習に一度だけ参加して
「また来てください!入会お待ちしてます!」という温かいお声を掛けて頂いたのですが
その後行ってません。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。音楽教室も行ってません。



・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 



【総評】


イマイチ。
しかし人間80年も生きていればそういう時もある。
故・松下幸之助氏もそのように仰っていました。
2011年はもっと良い年にできるはずです。



でも、立てる目標はもうちょっと地に足の着いた内容にしなければ…?


というワケで、
皆さん、今年もこのダメな俺と、ダメブログにお付き合い頂きまして
ありがとうございました!

来年もどうぞよろしくお願いいたします。 

ハードからソフトへの転換

2010年12月12日 | Archive
 宣言通り、今年の冬ボーナス様には一切手をつけてません。

社会人になってからというもの、
盛んな物欲も手伝って、もう大体欲しいモノは買ってしまいました。
バイク、カメラ、パソコン、シンセサイザー、プラズマ、液晶モニター、ギター。
最近よく言われる「モノを買わない若者」とは反対で、モノばっかり買いまくってきました。

でもそろそろ、ハードウェアは揃ってきたので、
「そのハードを使って何をするか」に重点を置いていきたいです。


バイク⇒ ツーリングをするのか?カスタムをするのか?バイク仲間を増やすのか?

カメラ⇒ どんな写真を撮るのか?

シンセサイザー⇒ 何を弾くのか?どんな曲をつくるのか?

プラズマ⇒ どんな映画を観るのか?

液晶モニター⇒ 既に日経オンラインの有料会員になって、新聞を読んでます。
       液晶画面で電子書籍も読みたい年頃。

ギター⇒ 練習しなきゃ…。



映画は受動的で手軽なので、
気になった映画はブルーレイを月に一本くらい買うようにしてます。





ハードを買い漁る段階は過ぎ去ったので、
これからはソフト面を充実させなきゃですね。

ハードを買うよりも金かからないですし。

シンプルなことで、がむしゃらにやるだけの話

2010年12月07日 | Archive





前日飲みすぎたツケで午前中に起きられず、
薄着の上に革ジャケットを着て、
西に向かって12月の東名高速を走りました。

海老名を抜け、足柄を越え、裾野で高速を降ります。
もう日は西の尾根に沈んでいきます。

気温は何度かわかりませんが、
この薄着では寒さが厳しく、奥歯を強く噛み締めます。
(もっと寒くなると、ガチガチ音を立て始めます)

樹海の中を走るワインディングを7,000rpmで走りぬけた先に、
開けた草原が広がっていました。


私有地 入るな


…と書いてあります。
この広大な土地を私有しているなんて、一体どこの誰なのか…。

端っこの40坪くらいを10万円で譲ってくれないかなぁ…などと思いました。



・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 



 さて、ここ半年、つらい時間を悩みながら苦しんできました。

自信なんて全部失って、沈んで沈んで、頑張って浮き上がろうとするんですが、
また沈んで…の繰り返しでした。
もともとの性格で、うまくいかないことがあっても受け入れて
それを乗り越える精神状態をつくりあげることが得意だったのですが、
立ち直るために心を入れ替えて苦難に臨んでも、
あまりの忙しさに屈服してしまい、より深い心のダメージを負って追い詰められるのでした。

しかし、ここまで沈み込んでパフォーマンスが下がりきっていても、
努力を認めて、期待してくれる人が少なからずいることにやっと気がつきました。

俺が顔をあげて精一杯の笑顔をつくると安心したようなまなざしを向けてくれる人がいました。

それが心配なのではなく、期待をしてくれているのではないかと思ったとき、

学生の頃に持っていたような、
単純でストレートな野心が頭をもたげてくるのがわかりました。



そもそも俺が生きがいを感じるのは、人々の期待に応えるときではなくて、
人々の想像を上回って、負ける要素の無い差をつけて他を圧倒するときです。
25年間の人生では、3回しか経験していない。

あんなに気持ちの良い瞬間はない。

今は、4回目、それもとびきりデカイやつを狙うチャンスです。


弱点を克服することよりも、強い部分を伸ばす。攻撃は最大の防御。

目の前に転がるダイヤを貪欲に拾い集めて、圧倒的なナンバーワンになる。


難しいことは何もない、シンプルなことで、がむしゃらにやるだけの話。





 もう二度と地に膝をつかないために、3つここに置いておきます。
この3つを守りつつ、前へ前へ進みます。


1.浮き足立たない

 浮き足立つと、チャンスが逃げていく。
 足が地についていない人間は、すぐに見抜かれて、信頼を失う。


2.負け戦からはすぐに手をひく

 負けそうな勝負は割と早いうちから悪い予感がする。
 そこに100の努力を注いでも、得られる結果は良くても20。
 早々に手を引いて、150の結果を得られる仕事を追う。
 つらくて潰れそうな時は、早々に切り上げる。
 エヴァンゲリオンでいう、敵の攻撃がキツい時はシンクロ率を下げる的感覚。


3.信念を貫く

 こうだと思えば、それを貫く。
 それで失敗しても、自分が決めたことだからつらくはない。経験値として還元される。
 逆に貫いた信念が結実したとき、成功の実感が何重にもなって自信を形成する。

 エヴァンゲリオンでいう、勝つためにシンクロ率を最大にする的感覚。





 





ハイリスク・ハイリターン

2010年12月01日 | Archive



 これは、もう3年くらい前になりますが、
当時乗っていたカワサキのW650にパニアケースと風防を装着した時の写真です。

今見ると、我ながら死ぬほどカッコいいですねこれ…。
このカスタムを施したあと一ヶ月後にW650売却してCB750買うわけですが…。

ちなみに1年くらい前までは、売却した名古屋市内でこのバイクに乗っている人を見かけました。
計3回、広小路通りを颯爽と走っていたのを見たんです。
声をかけたかったのですが、3回とも徒歩だったので追いつきませんでした。
けっこう若そうな、俺と同い年くらいの男性だったように思います。

今もし自分がW800に乗るなら、絶対に同じカスタムをやりたいですね。



 さて、今日も自分盛り上げ系記事になってしまいますが…
書き留めておかないと、明日になると忘れてしまいそうです。


 地獄のような先週までと違って、今週も仕事は忙しいながら少し余裕があります。
恐らくどこの取引先も年末に差し掛かるにあたり、色々と準備をしているのでしょうか。
おかげさまで俺のほうもやらなければいけない仕事を片付け、
「やらなければいけないけどできていなかった仕事」に手を出す余裕もあります。

睡眠も取れているし、浮き足立った感覚もないし、
職場でちょっとしたジョークを交えて話すくらいもできています。

こんな感覚、いつぶりかわかりません。
9月くらいからこういう日常がまったくなかったような気がします。

もちろん、こんな日常は明日にでも消し飛んで
悪夢のような激忙の日々が俺の首を締め上げに来るのです。
それくらいわかっていることです。

ここしばらく、仕事の負荷に耐え切れずに押し潰れていたのは
考える暇もなく、対抗策も練ることができずに潰れたままになっていたから
状況の打破もできなかったのです。

つまり、作戦を練るには今しかないと思うのです。
すぐに襲い掛かってくる苦難を抑えつけるために、
いま一生懸命考えて、勝てる自分を用意しておかなければいけません。

既にゴールは決めました。
逆境を抑えつけて、誰も追いつけないような躍進を遂げることです。

そのためには作戦が必要です。
これを短時間で練り直すために全力を注ぎます。
やるからには、最大の結果を出して、さらに強い自分をつくります。


最も苦しい時期を征したとき、最も大きな自信と実力が得られます。


ハイリスク・ハイリターンです。
しかし、ギャンブルと違うところは、
努力でリスクだけを減らせるというところでしょう。

12月スタート

2010年11月30日 | Archive



 これ2年前に撮った写真です。
もう2年経つなんて、考えただけで怖いわ…。

さて、早くも12月になろうとしています。
こうなってしまったらもうアッと言う間に年が明けるもんですが、
この間会社の先輩が夜中の残業中にこんなことを言っていました。

もう年末か…。気がついたら5月になるな…。

(訳:年が明けるのはもちろん、年度末まで忙しいままだし、
年度があけても展示会とか春はイベントが多いからスグ5月になるな)


俺も年末はデカイ仕事があって、おそらく大晦日まで仕事です。
ここまで忙しい年末は人生で初めてになるでしょう。


 まる一ヶ月全力投球すると死ぬので、
下旬くらいまで80%くらいで回して、
最後の10日間を死ぬ気で仕事する
くらいで考えてます。無理かもしれませんが…。

至高のマルチディスプレイ環境

2010年11月23日 | Archive
 23インチ・フルHDのPC用ディスプレイを追加して、
24インチと23インチのデュアルディスプレイ環境を実現しました!

先日、「この冬は物欲に抗う」と書きましたが、
細かいことを気にするのはやめましょうね~。

これだけ!これだけだから!うん!






左側のディスプレイが2台目ですね。
もうデスクの上は置けないので、ポール式アームで取り付けしました。





下向きにしてます。








普段は地デジを垂れ流しにしてもいいし、
時間の無い時は両方のディスプレイを使って
本気でネットブラウジングしてもいいかんじです。





シンセの上に設置しているので、
スイーベルで角度を変えて、シーケンスソフトの操作用にもできる。


ほんまに快適ですわ…。

人間性の低下

2010年11月17日 | Archive
 明日から木曜・金曜・土曜と福岡出張です。

もう一ヶ月くらい、勤務中は泣きたくなるくらい忙しく、
脳が追いつきません。頭が重く、会社ではため息で呼吸をしています
家にも帰れず、休みも取れず、それでも「会社に行きたくない」などと思うことはなく、
「会社に行って少しでも多く仕事を片付けたい」とすら思います。
いつか突然脳の重要な神経がプツッと切れて死ぬんじゃないかなーという妄想ばかりしてます。

今までやらなかったような単純なミスも多くなってきました。
550万円の見積もりを書くはずが、68万円で提出しましたし。
すぐ気付いて訂正しましたが、そんなことをしてる間にも次から次へと仕事が舞い込んできます。

会社にいる間は低いうなり声をあげながらディスプレイを凝視して歯を噛み締めているので
周囲の人も俺に声をかけづらそうです。



 最近いちばん苦しいと思うのは、人間性が低下していると実感することです。

仕事でいえば、客先に新しい提案をしたり、
講演や交渉事で使う日本語にひと工夫入れて良い結果を招いたり、
社内の人と話すときに気の利いたジョークを挟んで場を和ませたり、
人間らしい創造性のある動きがまったくできていません。

前にも書きましたが、
飛び込んできた仕事を淡々とこなすことくらい、
性能の良い人工知能を積んだロボットがいればいいのです。

人間なのだから、そこに何か新しい味付けをしてやらなければ意味がないんですが…。


プライベートでも、残念ながら生きる実感を感じられずにいます。
音楽を聴いても、映画を観ても、感動することがめっきり減りました。
新聞を読んでも新しい話題に興味が涌かない。本など読む気もしない。
バイクも乗る気がしない。お酒も美味しく飲めない。
シンセで曲を作ろうとも思わない。ギターの練習をしようとも思わない。


最近、心から笑った覚えがありません。


どうにかしなければ終わってしまうので現状から脱出する方法を考えたいのですが、
脳みそが疲れきっていて何も考える気になれず、出てくるのは愚痴ばかりです。


帰宅が遅かったり休みが取れないことが不満なのではなく、
思考して生まれ持った人間性を発揮することができないことが
辛いと思っています。



背広でさまよう、おひとりさま函館3泊4日の旅

2010年11月08日 | Archive
 仕事で函館に行ってきました。

仕事で2泊、自費でもう1泊してきたので、だいぶゆっくり滞在してきました。

下記、ぜんぶおひとりさま&背広着用です。




↑函館山
とっても美しいです、地形の特異さがよくわかります。
夜景が本領らしいですが、おひとりさま背広着用なのでやめました☆





↑大沼国定公園
地元の人に勧められてレンタカーで行きました。
湖なんですが、水位が高く、湿原みたいになってます。
薄く霧が出ていて、まるで北欧にいるかのような不思議な感覚に…。





↑エコカー
次期プリウスのテスト走行をしている最中を激写しました。





↑恵山
道の駅で朝いかの刺身定食とほっけの刺身を平らげ、
缶コーヒーを開けて外に出ると雄大な景色が。
ちなみに右側の雪をかぶった山の向こう側には
干潮に応じて水位が変わる海水の温泉があります。

無料、おまけに混浴です。

たまたま通りかかったので見に行きましたが
誰もいませんでした。

たまたまですよ!た・ま・た・ま!




 函館なかなか良かったですが思ったより人がいませんでした。

観光のシーズンでなければこんなもんなんでしょうか。

繁華街もシャッターが目立ちます。
日曜の夜は街を歩いていても誰もいませんでした。

居酒屋の店員さんに教えてもらうと、
かつて500万人いた観光客は400万人に減少。
海外からの旅行客(8割は台湾人)が100万人増えているので、
国内からの観光客は純粋に200万人も減っている計算になるとか。

もし本当にそうだとするとこのままどんどん寂れていってしまいますね。


これは個人的な意見ですが、
ちょっとハコダテのブランドに頼りすぎているんじゃないかと思っちゃいました。

なんか最近って、地方に行くと海外旅行客を惹き付けようとどこも必死です。
店頭に中国語で食事のメニュー書いたりとか、
外国人観光客向けに割引メニューを用意したりとか。
他の地域だとうるさすぎるくらい目につくんですが、函館ではあまり見なかった気がします。

日本人があまりお金を遣わなくなってますからね…。
函館山や五稜郭、豊かな海産物など、魅力は充分あるので、もっと新しい客層に訴求したいところ。



 物価が高いのも理解できなくはないんですが、
特産物関係でちょっとこれは、と思うことがありました。

朝市を歩いていると8,000円のカニを勧められるんですが
普段から3,000円のカニすら買わない俺が
観光地に行って高いのか安いのかもわからない8,000円のカニ買わないです。
楽天とかネットショッピングで新鮮なやつが安く買える時代ですし。

実地の利を生かして、
「500円で足一本だけ食べられるよ!」とかやったほうが
味も知ってもらえるし、8,000円は落とさない客もちょっとは金落とすような気もします。

愛知県の蒲郡にあるラグーナ蒲郡の市場では、
特産の大あさりやサザエなどの海産物が、一個単位から食べられます。
ああいうカジュアルな形態のほうが、観光客のみならず地元民も取り込めそう。



 あとはなんというか、
街ぐるみでもっと市内の魅力的なスポットをオーガナイズして盛り上げたほうがよさそう。
イカや鮨を推しているようでしたが、どこにどんな店があるのかわかりません。

石川県の能登に行ったとき、能登の方々に散らばる海鮮丼の名店をマップにして
"能登丼スタンプラリー"と名づけて30店舗全部回らせようとした企画を見て「無茶だ」と思いましたが
全部回るのは無理でも、話題性はありますし、人も呼びやすいでしょうし。

これも石川県の金沢市がやっていることですが、
真っ赤にペイントしたクラシックな外観のバスを走らせて
市内の観光名所を周遊できる交通網を用意するのもいいと思います。
朝市、赤レンガ街、函館山、五稜郭、湯の山温泉など、けっこう名所が離れてますから。



 強調しますが、
これらはあくまでも、函館市の観光産業に対する個人的な感想です。
それぞれの観光スポットや、函館市全体が持つ魅力は素晴らしいものだと思います。

現代はどこも人を呼び込もうと必死ですから、
函館のように環境とブランドに恵まれているところは
意外と時代の変化に対する戦略転換に遅れが出やすいんではないか、と思いました。

地方はどこも衰退していますから、
これまでにない工夫が必要な時代なんだな、と感じます。

初めて物欲に抗う俺

2010年10月24日 | Archive
 そろそろ11月になりそうですが、
過去の経験から、11月に足を踏み入れると
忙しさから一気に年末を迎えることがわかっています。

毎年冬になると物欲が大爆発して
大切な年末賞与が吹っ飛んできた歴史があります。

2007年冬…PCモニタを買ったような…。
2008年冬…PC、ウォークマン、革ジャケットなど、細々としたものをいっぱい買ったような…。
2009年冬…プラズマテレビを買ったような…。


今年はいけません。


テレビにシンセ、ギターにパソコン、ゲーム、
豊かになったものの全然お金が貯まりません。
おまけに東京に来てからというもの交遊費が増大し、
貯まるどころか減少し始めています。


今年の夏なんて
「賞与はギター以外は全額貯金する」と決めていたにも関わらず
CB750を買ってしまったのでやはり全額消えているのです。
(厳密に言うとCBRの下取りで足りない分を全額追い金したのです)


今年の冬こそは、ガツンと一発貯金に回さなければいけません。

幸い、今のところ物欲は沸き起こっておらず、
このままいけば自然と貯金ができそうなのですが、
(もう欲しいものは大体買ってしまった説)


怖いのはストレスです。


年末の忙しさとか、浮かれた雰囲気とか、
「まあ年末やし5マンくらい良いよな!」と感覚が麻痺して
金遣いが粗暴になるのを抑え付けられれば、計画通りの貯金ができるはずです。

毎年ある程度の計画は立てているのですが、
結局ストレス発散のために余分にカネを遣って失敗しているのです。


おそらく今年の年末は人生でも最狂レベルのストレスが俺を待っていると思いますが、
いい加減、欲望と衝動を抑え込んで社会人らしい計画性を実現したいものですね…。


ちなみに既に決まっている出費

・バイクのローン ボーナス払い
  (驚くなかれ、CB750ではなくCBR600RRのローン…。
  CB750は全額一括で買いましたが、実はCBRのローンはまだ払っています…。
  今回を以って最終支払い。)

・クリスマスプレゼント的なもの
  (恒例の…)


CBRのローンが終わると毎月の余裕もできますし
今より毎月の貯金もしやすくなるはずなんですけど…。

オーバー2000

2010年10月20日 | Archive
 ふと気付いたのですが、
このブログは2005年6月に思いつきで始めてから
2004日間、5年弱経つことがわかりました。

自分でもこんなに続くとは思っていませんでしたが…。

これまでの総記事数は610件なので、
3日に1回以上書いていることになります。
もっとも最近は、くだらないつぶやきはTwitterにまとめているので
投稿数自体減りました。

たまに自分でも過去の記事を読み返したりしますが、
叫びだしたくなるくらい青臭いこと書いてたりするので
3年以上前のやつは努めて読まないようにしています。



 アクセスはIPベースで大体1,000/週ですが、
大半が何かしらの巡回ボットかもしれません。
解析したことが無いのでわかりません。
たまにバイク系の記事で検索で来ていただける人がいらっしゃって嬉しいです。

実は2年くらい前に突如としてアクセス数が異常なことになり
一日のアクセス数が数十万の全gooブログ中で2位になるということがありました。
あのときは「どっかに晒されてるんじゃ…」とすっごい不安になりましたが
特にそれらしい痕跡も見つからず、実害も無かったので原因は未だ不明です。


 なお、2006年11月から掲載し続けている
MicroAd(記事下の文字広告)の収益は

全期間総額で872円です。

この広告を載せ始めた当初は
「全額を寄付する」とか「ステーキ肉を買う」とか
どっちつかずな発言に周囲の失笑を誘っていましたが、
年間あたり220円の収益性ってのは、かなり厳しいものがありますね…。
いまどきジャンプも買えないんじゃないでしょうか…。

もちろん広告を意図的に強調したり
クリック誘導したりすればもっと収益性が上がると思いますが、
あくまでも実験のつもりで始めたので、
これで小遣い稼ぐつもりはさらさらございませんことをお約束致します。
900円になったら入金してもらって、広告外そうかしら。
そして安いステーキ肉をごにょごにょ…


と、いうわけで中途半端なタイミングですが、
引き続き当ブログのご愛顧のほどよろしくお願いいたします!





これは練習なんや

2010年10月04日 | Archive
 たいへん貴重な経験をしましたので書き留めておきます。


 ウチの課に中国人の研修生が来ることになりまして、
社内会議の通訳なんかを英語でしてあげてた関係で
そのまま俺が歓迎バーベキュー大会の幹事をすることになりました。二ヶ月前の話です。

「じゃあ幹事は通訳やっているかくぱいでいいよね!」という

半ば暴力に近い決め方で20数人を取りまとめる大役を仰せつかったのでした。


俺は思いました。

まあ、なんとかなるだろう。

あと二ヶ月あるし。

うん、なんとかなる、経験上
俺の幹事経験なんてショボい飲み会と出来損ないパーティーくらいのもんです。



そんなラクな世界ではありません。 



開催10日前になっても決まらない予算、
開催5日前になって指示されるレクリエーション。
開催2日前になって指示される増員。


まずここで学んだことは、
思いつきで指名された仕事には、思いつきで仕事を増やされるリスクに対して
マージンを設けておかなければいけないということでした。


詰んだ…。


そう思い鎮痛な面持ちで落ち込んでいると、
バーベキュー発起人のえらいひとに会議室に呼ばれました。


「これは練習なんや!オマエが動いてどうする!
 これはオマエが人を動かす練習でもあるんや!
 オマエは動くな、人を動かすために動け!」



後付け設定、という言葉が脳裏に浮かびましたが、
近くの先輩にバーベキューの準備に困っていることを相談すると
ここで不思議なこと(と言っては失礼ですが)が起こります。

その先輩は「それは大変だ」と言わんばかりに
俺が山積みにしていた問題を全て解決してくれました。



・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 



 バーベキュー当日。

例の先輩が準備してくれた通りの手順で食材や機材を準備し、
当日会場に早く行って、借りてきたコンロやタープを台車で現場に運び込みます。

集まってきた参加者たちが「これどうするんや?」「どうすればいいんや?」と
わらわらと集まって談義を始めます。

天啓と言うと大げさですが、例の後付設定のことを思い出して

「ここからここまでがウチの敷地です。道具はこれです。
時間は○○時までありますので、設営をお願いできますか」と言ってみたんです。

すると集まった参加者達はウデを競い合うように設営を始めてくれました。

俺はただ全体を見てるだけです。

たまに敷地外を侵略して領土を広げようとする参加者に注意を喚起するくらいのもんです。
これがまたみんな楽しそうに設営をやるので、見てる俺も楽しくなってくるんですね。


ふと横を見ると、その様子を面白そうに見ている女性陣がいます。
野菜の入った袋を渡して「洗い場があっちにあるんですけど、野菜のカットお願いできませんか」と言うと
ものの20分後には7~8kgはあろうかという量の野菜がぜんぶカットされており、
あっという間にバーベキュー場の設営と食材の調理が終わりました。


バーベキューをするにも火起こしが必要なのですが、
全体を見渡してみると、お子さんを連れた先輩社員がいることに気づきました。

俺「火、どうやって点ければいいですか」
先輩「まかせろ!こうやるんや!!よく見とけ!!」

あれよあれよという間に4つのコンロから熱風が吐き出されていきます。


片付けの際も、自分は何もせずに全体を見て指示を出すだけでした。

ゴミは分別してください。
その機材はあっちに返すモノです。
余った食材はここに集めてください。


気がついたら会場はキレイに片付いており、
夕方にバーベキューが終わる頃には

幹事おつかれ!幹事ありがとう!幹事よかった!!の連呼です。


みんな共謀して俺をドッキリにハメようとしている説もまことしやかに流れました。

俺「い、いったい何が起きたんだ…。」



・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 



 これはやや誇張も入っているので
実際には俺のあまりにも無計画な幹事ぶりに周囲が手を差し伸べてくれた説がきわめて濃厚です。


しかし大変良い経験でした。

結果が全てなのです。
自分ができないことは、誰かの力を借りることで、乗り越えられます。
自分は何もできなくても、できる人に声をかけられれば、
同じ結果が得られます。



声をかけることさえしなければ、
想像するのも恐ろしい結末が待っているのかもしれません。


「これは練習なんや!オマエが動いてどうするんや!


えらいひとの…この発言が後付設定かどうかは今になってはわかりませんが、
個人的にはたいへん価値のある経験をしたと思っています。

業務上で俺のできるシゴトというのは早くも限界に差し掛かっている恐れがあります。
もともとポテンシャル的に秀でたモノを持った人間ではないですから。

ここから注力すべきは、いかに有能な周囲の力を借りる能力を身につけることではないか?



そういう意味で、たいへん貴重な経験となりました。


生協さん、遠慮はいりません

2010年10月03日 | Archive
 最近突然寒くなりましたが、
俺は先般のベッド買い替えのときに古い掛け布団を処分してしまったので
未だにタオルケットで寝ています。窓は締め切って寝てますが、そろそろキツイ。

そんなところに徳島の母親から一報が。
「羽毛ふとん注文しといたから、そのうち届くと思うよ。」

なんと母親が生協かなんかでシングルの羽毛ふとんを注文してくれていたのです。
実家でも使ってるふとんなんですが、これがもう天にも昇るような暖かさで
あの羽毛ふとんで毎日眠れるなんて、考えただけでもウキウキしますね。


ほんとうに母親の気遣いには感謝しています…。


俺「1万円くらいのでいいかなぁ…」

母「羽毛がいいわよ!1万5,000円と2万円の2種類があるわ!」

俺「あ、ああ…。じゃあ1万5,000円のにしようかな…。」

 ~翌日、母からメール着信~

母『母です。1万5,000円のは色々心配なので、
  2万円のやつを注文しておきました。振り込み先は……』


おかあさんありがとう!あったかく眠るからね!!ってなんでやねん!!



ネタばらしすると「支払いは1万5,000円でいいから、差額は出しておくわ」と言ってくれたのですが
気遣いが嬉しかったので2万円振り込んだというのが真相です。



 そんなこんなで羽毛ふとんが来ることになっていたのですが、
木曜日に帰宅すると宅配便の不在票がドアに挟まっていました。

差出人が誰なのか字が汚くて読めませんでしたが、
タイミング的に羽毛ふとんだろうと確信しました。
やった。これで暖かく眠れる!(2万円の価値を享受できる!)

そう思って掛け布団カバーを購入しにIKEA港北店に行ってきたのです。初IKEAです。

IKEAってのは北欧かどっかの外資系大型インテリアショップで、
けっこうしっかりした家具や雑貨を強烈な安価で提供することで都市圏で大人気らしいです。





なんか外資系だけあって陳列方法やつくりが国内系ショップとかなり違うので戸惑います。
店内の案内に使われている日本語も直訳系なので、
「ああ、外資病(※)がこんなところにも…」などと考えてたのですが、
確かに置いてあるモノはそれなりにしっかりしていて全体的に安い!

ガラスコップが1つで49円だったり。
シングルベッドのフレームなんかは1万円切ってたような。
180cmくらいあるロングデスクが1万円だったの、あれ欲しいなぁ。

ただし、安いものに紛れ込んでふつうのお値段のモノも混じってるみたいではあります。
ベッドカバーは安いやつは1,200円くらいだったんですが、
お目当てのキミドリ色のやつを選んだら4,000円くらいしました。
デザイン的には満足できるモノだったのでIKEAに行って正解です。


 (※)外資病…かってに考えた造語。
  外資系企業が、外国の雰囲気をそのまま日本国内に持ち込んで微妙な異国臭を漂わせること。
  外資系企業の日本向けWEBサイトが英語を直訳した日本語のオンパレードだったり、
  TVコマーシャルのノリが海外向けで日本人にピンと来ない内容だったりする。
  ピントが日本人の感覚とズレているのでWEBサイトは読むのに疲れたり、CMはメッセージがいまいち伝わってこないので、
  「ああもう、なんでソコもうちょっとひと手間かけないのかなぁ!」と、もどかしい気持ちになる。





 帰宅して部屋を片付け、
そわそわしながらベッドカバーを広げてみる。

うん。キミドリ色を選んでよかった。
なんか部屋の雰囲気が森っぽくなってきた


ちなみにテレキャスター(ギター)は立派なインテリアとして機能しています。


あー早くふとん来ないかなー!

楽しみだなー!

なんたって飲み代に使いすぎて久しぶりの財政難の真っ只中に買ったふとんだからな…



ピーンポーン


キター!!


がちゃ


「○○急便です。お荷物お届けにあがりました!」


俺「はいはい! …?!」


「ここにサインを!」


俺「お…。ぁー、はい。サイン。ぉー。」


配達員は荷物を片手で持っている!


荷物は15cm角くらいの紙袋に包まれている!


これなに…?






友人の海外旅行のお土産でした。

嬉しい誤算。

Tシャツと珍しい海外のビールを贈ってくれました。

どうもありがとう!!


あと生協さん、はやく布団を送ってくれてもいいですよ!遠慮はいりません!
受け入れ準備はできていますので!!


飛んで、跳ねて、エライコト

2010年09月26日 | Archive
 学生時代の友達が、六本木のクラブに連れていってくれました。

もともとうるさいところニガテだし(パチンコとか大嫌い)、
寝不足のうえ土曜日の休日出勤の後だったのであまり気乗りしなかったけど、
行ってみたら異次元の楽しさで、1~2年ぶりに朝までオールで遊んでしまった。

エンドレスに流れ続ける音楽に任せて1時間も2時間も飽きもせず踊る。
音量はデカイけど耳が痛いほどではなく、心地よい刺激。
普段の俺を知ってる人からすれば俺がクラブで踊るなんて想像しがたいかもしれないけど
飛んで跳ねて、好き勝手な振り付けで踊り散らしてきた。


 クラブ行く前にビールとボトルワイン飲んでるのに
クラブでもウイスキー*3杯くらい飲んでずーっと踊ったから
踊ってる最中はノドの水分が全部蒸発してエライコトになっていた。

今日起きたらなんか足の爪割れてたり、
足全体が筋肉痛だったり、声が出なかったり、二日酔いだったり、
フラッグシップ扱いの革靴がドロドロになってたり、
クリーニングしたばかりのスーツがヨレヨレのグチャグチャだったり、
なんか色々とエライコトになっとる。
あとサイフの中身もエライコトになっとる。
何に使ったんだっけ…。

すげー楽しいけど、頻繁に行くのはやめとこう。
2ヶ月に一回くらい行きたいな。

バーベキューもできる運送会社

2010年09月13日 | Archive
 今日はなにかブログを一本書こうと思って、
帰りの電車で何を書くか考えていたのですが、


1.会社で外国人研修生の通訳を頼まれるも英語力の低下甚だしく、
 朝礼からいきなり上司の訓示を85%カットでお送りした話

2.会社でお世話になっている物流会社の対応に感動した話


1はあまりにも生産性が無く悲惨なストーリーなので
2のちょっとまともな話にします。




 うちの会社にはいつも使ってる運送会社さんがいるんですね。
客先にデモンストレーションで使う機材とかが大きくて運べないので、
10人に満たない都内の小さな会社にトラックで運搬をお願いしてるんです。

小さな会社ですが、ここの良さはとにかくフットワークがいいんです。

急な対応に迫られてウチが急に仕事を頼んでも
「やりますよ!」「できますよ!」の一言で、元気よく駆けつけてくれる。
現場で予定の時間を越えて待機させても嫌な顔ひとつしないし、それどころか
「今日は遅くなってお疲れ様でした!どうぞ、会社までお送りしますよ!」と
荷物を載せた車に載せてくれたりするんです。

運送だけじゃなくてうちの製品の開梱やカンタンなセットアップの方法まで覚えているので、
大量納品のときなんか名古屋からもこの会社に仕事をお願いしてるくらいです。

もちろん個人の拘束時間が長いので
料金としてはレンタカーや通常配送の3~4倍くらいかかっているわけですが、
うちの課はこの運送会社さんに次から次へと仕事をお願いしています。

困ったときに助けになる業者さんなんですね。



 ある時、うちの会社でバーベキュー大会をやることになりました。
若手なので俺が幹事をやることになり、こりゃ大変だぞ、と思っていると
大会発起人の上司がこんなことを言いました。

「だいじょうぶ、業者にツテがあるから協力してくれる…」


なんのことだろう、と思っていたら例の運送会社さんからメールが。

「バーベキューの準備手伝いますよ!コンロに網、イス、なんでも頼んでください!」



ええっ?!ここに頼んだのっ?!

いろいろと混乱しました。

えっ?ていうかこの会社は、運送会社だよね…。

なんでここにバーベキューの協力を依頼しようと思ったの…?

なんで運送会社さんもバーベキュー道具揃ってるの…?(←こっちのほうが強い疑問)




 なんだか力関係で無茶をさせてるんじゃないかと不安になり、
夜8時に運送会社さんに電話をかけてみる。


「はいはいもしもし。」

「あっ、あの、○○のかくぱいですけど。」

「あ~どうもどうも、お世話になってます!」

「お世話になってます。あの、バーベキューの件、無理言ってすみません。
 ほんとうによろしいんでしょうか。ご迷惑じゃないでしょうか。」

「あぁ~それなら大丈夫ですよ。機材も使ってないんで。現場にお持ちしますよ」

「(だからなんで機材があるんだ…)そ、そうですか。
 じゃあ、無理のない範囲でご協力頂いてもよろしいんでしょうか。」

「まかせといてください。
 当日朝に機材届けて、夕方には回収に行きますんで。
 買い出しとか大丈夫ですか?もしなんならウチで代わりにやりますよ。

(どんな便利屋なんだ…)いえ、お気持ち助かりますけど。
 じゃあ機材のご用意だけ、お願いしますね。また見積もりください。」


とまあ、実にあっけらかんとバーベキュー手配の仕事をお願いすることになりました。




 ここで改めて感心したのは、
この運送会社さんが「運送以外の仕事も線引きせず取り組む」ことです。

運送会社だからモノの運搬だけやるんじゃなくて、
お客さんが求めていることは率先して申し出てやる。
「こんなことを誰かがやってくれたらなぁ…」と思っていることをやる。
加えて、「こんなことは誰もやってくれないだろう」と思い込んでいたとしても
「ウチできますよ!」と声をかけてくれる。

顧客の課題解決が自社の利益につながるという考えが徹底しているんだと思います。
「運送会社は運送だけやってればいい」って線引きせずに、
「お客さんのためになるなら何でもやる」っていうスタンスなんでしょうね。
それが結果的に収益に繋がるし、リピーターも獲得できる。


なんだかすごい良い勉強をさせてもらいました。
運送だけじゃなくて、何を売るにしても、
こういう創造型の思考ができると顧客のハートをガッチリ掴めると思います。



うちの上司も、この運送会社さんなら何とかしてくれるとわかっていて声をかけたのかもしれません。





たぶんそうだと思うのですが…。





違うのかな…。

降り注ぐ火の粉、足元に転がるダイヤ

2010年09月06日 | Archive
 もしかしたらの仮定の話ですが。

もしいま、自分がもがき苦しんでいる状況が
短期的なドン底だとしたら、これ以上悪くならないんじゃないだろうか?

これからは、その努力さえすれば、上がっていく一方なんじゃないだろうか?
実は自分の周りにはスゴイチャンスがゴロゴロと転がっていて、
つらいことを処理することにチカラを注ぎ込みすぎているのではないだろうか?
チャンスをモノにする努力を放棄してしまっているのではないだろうか?

なんで俺はこんなに安易にポジティブに考えるのか自分でもわからないけど、
そうなんじゃないだろうか?

これでまた間違っていたらもっと深い闇に沈んでいくわけだけど、
やっぱりそうなんじゃないだろうか?





思えば、今自分がいる環境はかなり苦しいところだけど
同時に大きなチャンスがあちこちに転がっている。それは間違いない。

降り注いでくる火の粉を避けることに夢中になって、
足元に転がっているダイヤの原石を拾わないでいる、そんな状況ではないだろうか?

ちょっとくらい頭や背中が燃えても、
無我夢中でダイヤを拾えばいいのではないか?