プリメイラ Honolulu

袰岩奈々のホノルル・カフェぶらぶら日記。
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「日本学校メンタルヘルス学会 理事会」でした

2008-09-22 22:32:12 | 考えたこと
日本学校メンタルヘルス学会 理事会」が土曜日の夜にありました

「難しい顔をした先生方がお並びになるのかな~?
なんて思っていたのですが、病院や学校などで実践をなさっている
先生方が多いせいか、どこか、ぶっちゃけておいでです

ぶっちゃけていても、話自体は大真面目です
「学校メンタルヘルス学」をどう打ち立てるか、
という課題にとても前向きに取り組んでいるのです。

「日々の実践の積み重ね」を「学問」にするのはなかなか、難しいです。
「伝達可能なスキル」という形をめざす部分と「理念」の部分があるし、
「理念」は必ずしも「科学的」にはなりにくいからなのかな…。

下山晴彦他編著「心理学の新しいかたち」(誠信書房)
という本を取り出して、読んでみたりしてます。
質的研究、物語性などなど。
具体的にどうすれば? がなかなか…。タフなテーマです。

「いらっしゃいませ」は湘南ラインの中読了
まだ、受付が多分、派遣さんではないころ、出版社でアルバイトを
していたこともあって、雰囲気や描写が他人ごとではないでした。
こういう感じ、あった、あった、みたいな…。妙になつかしい。

武井先生の「人相手の仕事はなぜ疲れるのか」も読了。
「先生、お話伺いたいです!
「勉強会なさっていたら、混ぜてください!
と思いながら読みました。感情労働について、本当に理解が深いです。
アカデミックな裏づけと実践との両方がある方なので、とても説得力が
あります。
そして、最後のほうにはCASELのことも取り上げてあります!!
CASELについては、何らかの形で「CASEL JAPAN」
みたいなものはできないものかと数年前から思っているのですが、
パワー不足で手がつけられないままになっているのです
関心を持っているかたがいらっしゃると思うだけで、元気がでます

続けて武井先生の「グループという方法」読んでいます。
こちらも、すごく身近な感じがします。というのも、
私がカウンセリングを学びはじめたころ、
「グループ体験」をいやというほどすることになったから。
自分なりに、その意味を見つけたり、
考えたりしなくてはいけない日々を過ごして、
結構、ハードだったことを思い出したりしています

また、グループという視点で学校や教育場面、会議などを見ていくことは
とても意義深いと思っているのですが、このことを意識して書いてある本に
これまで出会っていなかった、ということもこの本にひかれる理由です