Toshi Ogata (尾形 聡彦)@ToshihikoOgata
ジャニーズ事務所が、会見での私の質問が「不規則発言」だと事実無根の主張をし、日本のメディアの中にもそれを無批判に流す記事やニュースがあることに驚いています。マイクなしの質問は世界や日本の会見でごく普通です。それを「不規則」とか「大声」とかいうメディアは、米政権の取材から撤退すべきです。
この動画は私が今年5月の広島で参加したバイデン米大統領の会見の終盤です。私も何度も声を上げましたが、米メディア記者たちの同様の質問にかき消されて、バイデン氏には結局質問できませんでした。大統領会見では、マイクなしで質問する記者同士が、答えを得ようと日々競い合っています。https://youtu.be/5HLzTvKKFyA?si=XJobjUdfLwg8aiQG
米主要メディアの記者たちは、こうやって毎日、体を張って、マイクなしの質問を行い、大統領や政権高官の発言を引き出しています。米メディアやホワイトハウスが、日本の各社にも送ってくる、大統領の代表取材(プール)メモも、ほとんどがこのマイクなしの質問でのやり取りで生まれています。
日本の主要メディア各社のワシントン発の記事の多くは、こうした米国人記者たちの努力の結晶であるプールメモや米記者たちの会見での激しいやり取りを、日本メディアは何もせずに拝借することで成立しています。
こういう質問を「不規則」とか「大声」とかいう日本のメディアには、米政府、特にホワイトハウスで、プールメモや記者会見のテキスト起こしを受け取る資格はないと思います。自分たちは質問しようとする努力をろくにせずに、米メディア記者たちの成果だけは使わせてもらい、評論家や傍観者然として、質問者を批評する日本の一部メディア関係者の不誠実な姿勢に呆れています。記者の責務が何なのかを考えて欲しいです。
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