墨汁日記

墨汁Aイッテキ!公式ブログ

お前は俺か

2004-10-23 18:36:20 | ブログ
 今、一番気にしているブログがある。名前もURLもここじゃ公表しない。しても本人には迷惑なだけで喜びはしないだろう。
 でも彼の最新の記事を読む度に、お前は俺かと言いたくなる。モノの考え方が似ている。ただし知性は彼の方が上だ。経験は歳のせいもあり俺の方がわずかに勝ってると思うが、経験など内省がともなわなきゃ、たんなる個人的状況だ。

 経験した事を自分の頭で理解し考えなきゃ、経験は自分の過去の状況でしかない。だから、年寄りでも馬鹿な奴はいっぱいいるのだ。もちろん、彼から見りゃ俺もその一人だ。

 ようするに、俺は考えが足りない。
 彼の言葉は、俺の舌足らずな部分をうめるように慎重でいながら饒舌に展開されていく。
 やはり彼は俺ではないのだろう。すぐに俺には手の届かない所に行くはずだ。足を止めないで行き続けて欲しい。


あなたのため

2004-10-12 21:46:16 | ブログ
 彼女の言葉の紹介は2度目である。彼女は非常に醒めた目の持ち主だ。俺がダラダラ下んない事かいてるうちに、俺が言いたかった事をさらりと発言する。いつも、後追いになってしまうのがくちおしい。

 為は良くない。為は自分の身を滅ぼし、他人を腐らせる。これは俺の自説であり、こんな事言うのは俺ぐらいだと思っていた。
 
 すでに人は誰かに尽くしている時点、共同体に参加する事を決めた時点で、他者に対し見返りを求めている。

 見返りがある事を期待しつつ、為のために働く事は自信の精神を腐らせ、他人を毒する行為に他ならない。わかり易く言うなら、為は偽善である。

 なんか、「ひとのためーとかーいってぎぜん」のモダンチョキチョキズみたくなってしまったが、為と思うことが駄目なのだ。

 そこらへんを実にさらりと書いているので実にくやしい。

長男は自閉症: あなたのためにやっているのよっ


夫と母と長男と次男

2004-08-21 00:32:25 | ブログ
長男は自閉症
 非常に冴えてる主婦のブログ。さりげなく語ってはいるが、彼女の言葉は研ぎすまされている。彼女本人が書いた彼女のプロフィールを紹介させていただく。

夫が一人、息子が二人
集団生活が嫌いで奥様づきあいが出来ない
マイナーな映画と
マイナーなサッカーチームが好き。

ちょっと変?でもフツーっていわれたい。

そんな障害児(自閉症児)のママです。

 ところで、ブログの紹介から少し話しはとぶけど、俺は「障害者」という言葉が嫌いだ。あんなに失礼で毒のある言葉はない。
例えば、「容姿が不自由な人」に対してお国から年金が支払われる事になったとする。「容姿障害者」として国に認定されればデブもハゲもチビも同種の人間としてひとつのカテゴリにまとめられて扱われる。容姿は各個人で、もちろん違う。だが標準の容姿というものを仮定した時、標準から外れるものがでてくる。標準より頭の毛が少ない者。標準より体重が重い者、軽い者。標準より背の高い者、低い者。
さて、俺の足は標準より短かったので「容姿障害者」に認定されてしまった。
これはなんだかとっても悔しい。だって、足が標準より短かいだけの俺と、あのハゲ親父がなんで同じ種類の人間なわけ?だいたい「ヨウシにショウガイがあるモノ」って、なんだよ!俺の短い足がなんかあんたらの障害になってるのか?自分で自分の短い足を指さして「この足がどうも障害でね。」てゆーなら判るよ。でもさ、他人に「あなたの容姿は障害です。」なんて決めつけられたら、フザケンナと思う。むしろハッキリ短足と見たまんまを言ってもらった方が、なんぼか楽か。
 現実の容姿の善し悪しの決定は各個人の生理的な感情であることが多い。好き、嫌いが大きく関わる為、こんな簡単に決めつけられるものではない。これは単なる例え話ということで聞き流して頂きたい。ただ、最後の「むしろハッキリ短足と見たまんまを言ってもらった方が、なんぼか楽か。」という発言に怒りを感じる人もいるかもしれない。でも身体的な特徴はひとりひとり違うはずである。なのに何故あなた達は「障害者」とひとくくりにされて黙っていられるんだ。
 俺は同時に「健常者」という言葉も嫌いだ。なにが健常者だ。この世のどこに常に健康でいる者なんぞいようか。
 
 ブログの紹介に戻ろう。
とにかく彼女の文章は本当にさりげなく自然だ。面白く書いてやろうとか受けようとかいう欲がかんじられない。
 だが、それでいて非常にとぎすまされた意見や感想を発表する。彼女の記事である「私は心の闇っていう言葉が嫌い」と「今朝、私が腹をたてている理由」の2つはかなり研ぎすまされている。彼女の記事には自己主張がない。彼女という人間がどこにも見えない。ただ現場報告があるだけだ。時には彼女は自分の心すら実況中継している様に見える。なんなんだこのものの見方は、自己主張のかたまりであるような俺には理解できない。無理に他人に理解されようとはしていないからだろうか。
 彼女のこの研ぎすまされた感性は彼女一人で作りあげたものではない。長男と次男そして旦那さんとの出会いがなければけっして生まれなかっただろうと思う。
 彼女はそんな家族にめぐりあえて幸せだなと思う。
そして長男くんと次男くん。君達はこのお母さんにあえてよかった。
なんかうまく言えないけど長男くん、君は生まれてきて本当に良かった。君の価値を見いだしてくれるお母さんに出会えて本当に良かった。歌って踊りながら歩けばいい。きっとすぐにお母さんが見つけてくれるはずだ。
 本当に駄目だうまく言えん。
俺は他人に「がんばれ」なんてエールを送る余裕なんかない。いつも自分のことで精一杯だ。だから、長男くんも好きにのびのび生きれば良いと思う。
 
 ところで、このブログのタイトル。やっぱし岡田あーみんの「お父さんは心配性」の真似っこなんだろうか。気になる。


首輪が嫌いな犬

2004-08-19 19:51:52 | ブログ
オタクが好き勝手に書き殴るblog
 かっこいい。の一言に尽きる。「SEXしてー」という叫びこそが男の基本である。この人はいけてる。もし俺のブログを読んでる成人女性の方がいらしたら、ぜひ、彼のブログに遊びに行って欲しい。
 そして、もし彼が気に入ったら彼と結婚して下さい。あなたが知ってるそこらの男連中より、あきらかに彼の方がグレードは上です。しかも、彼なら育成するという楽しみもあります。
 世の女性の方々が彼に目をつけないのは、彼が男そのものであるからです。男とは、完成した社会の中では異物でしかありません。異物と好き好んで付き合う女性もいないでしょうが、でもその異物こそ男なのです。
 あなたは、ただ男という「生の人間」から目をそらしているだけだ。
そして、結婚して「男なんて子供よ。」と愚痴るんでしょうね。
 社会や他人に合わせる為に大抵の男は精神的去勢を行っている。俺もそうしてきたし、彼もそうしようとしている。だが、それでも彼は「SEXして~」と吠えている。
 俺は吠える犬は嫌いだけど、「首輪なんて嫌いだ。」と泣き叫ぶ犬を無視できるほど人間らしくもない。彼を解き放てば、面倒な事になるだろう。それは判る。でも、首輪が嫌いならしょうがないじゃないかと真面目に思う。俺は彼なんかに付き合う暇も余裕もない。自分の事で精一杯だ。俺にできるのは泣き叫ぶ彼がいたよと、ここで報告するだけだ。
 賢明なる女性よ。後は頼む。