1月13日(金)、雪のちらつく寒い日の午後、
走田神社にて新春の伝統行事・弓講が行われました。
鳥居をくぐると、神秘的な森を通って本殿へ向かいます。
本殿の前の鳥居に、ぶら下がっているものがあります。
これは、御幣(ごへい)を12個ぶら下げたしめ縄。
1月から12月までを表し、御幣の下がり具合によって
その年のお米の価格を占ったと言われます。
神事は、午後2時ごろより行われました。
まずは、神主さんが祝詞(のりと)をあげ、神事を行います。
次に、お千度参り。
榊(さかき)を持った方を先頭にして、
参拝者全員で神社を三回、ぐるっと周ります。
そして、とうとう弓講です。
初めに神主さんが弓を四方に向けてお清めをします。
続いて的矢射(まとやうち)の儀式。
二人で6本ずつ、計12本の矢を的に向かって射ます。
的にあたると、「おおー」と歓声がおこりました。
最後に、地区の方々が作られた「御供(ごく)」と呼ばれる
おむすびが参拝者に配られました。
おむすびはほんのり温かく、たけのこのつくだにも入っています。
巫女さんから厄除けをしていただいている方もいました。
新年の始まりを告げる、伝統ある行事でした。