長岡京市観光協会のブログ

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長岡京市の民話 一文橋

2015年05月25日 | 民話


一文橋は日本で最初の有料の橋と言われています。

ずっと昔に造られました。この橋を渡るためには、

一文のお金を払わなければなりませんでした。



一文というのは、昔のお金の事です。

この橋は兵庫県の西宮と京都の東寺を結ぶ西国街道に

架けられたもので多くの人々が利用しました。

長岡京を通るためには、この一文橋を渡らなければなりません。

橋の両橋には、剣と櫓を持った見張り番がおりました。

お金を払わず渡ろうとした者には、容赦なく命を取りました。

夜になると、「橋を渡らして下さい。」という幽霊の声が聞こえたそうです。







橋がかかっている小畑川は当時は大変暴れ川でした。

往来は頻繁でしたが、橋が壊れた時は、費用がかさみました。

それで通行料をもらって、橋を修理することになったのです。

でも、今では、無料で人も車も渡っていいのです。
   (長岡京市の昔話より)