長岡京市観光協会のブログ

長岡京市の出来事を紹介します。

長岡京市の古民家 その2

2013年10月12日 | たてもの
『佐藤家住宅』見学

今度は主屋を出て門庭にある露地門(明治前期)をくぐり、

座敷前の庭園に進みます。



平地と、西側の急斜面を活かした

高低差のある造りになっています。

迫力のあるお庭に溜息がでてしまいます。

てっぺんからは、市内が一望できるそうです。

庭園を抜けて主屋の北側に回ると、

大きな庄屋らしい、土蔵群があります。


《置き屋根》

特徴的なのが、置き屋根です。

壁土と漆喰でできた頑丈な蔵の上に、

置いたように屋根を載せています。

風通しをよくするのと、万が一火災の時に屋根に延焼しても、

蔵本体に被害が及ばないようにする役割があるそうです。



一番古い蔵は文化4年の建築で、

内壁には当時の墨書きがそのまま残っています。

  

このように貴重な文化財である『佐藤家住宅』ですが、

普段は一般に公開されていません。

11月3日(祝)に、『歴史ウォーク 丹波街道と古建築』と題して

街道沿いの登録有形文化財などを巡るツアーがあります。

『佐藤家住宅』も行程に含まれています!

この機会に是非、ご覧になってみませんか?

お問い合わせ

 生涯学習課 文化財係
電話 954-3557  FAX 954-8500

詳しくは、「広報 長岡京 10/1号」でご確認ください