昔々大雨の後、村人が小畑川のところに泥まみれた
薬師如来像を見つけました。
不思議に思って村人は潤福寺にもって帰りました。
それは京都の広隆寺の有名な仏像でした。
長岡京に住んでいるおばあさんが広隆寺を訪ね、
仏さんに妊婦である自分の娘の体調が悪いとお話をして
娘を助けるために一緒に来てほしいと頼みました。
仏さんは助けに行きたかったのですが残していく
村人たちのことも心配でした。
長岡京に行っている間、病気を治す力を残しておくため広隆寺に
台座だけ残していくことに決めました。
大雨でお寺が水つきになった時、仏さんは台座から離れて
長岡京へ浮いて行ったという伝説です。
村人たちは仏像を修理し、金ぱくを塗って敬いました。
薬師如来は病気の人々を救う仏さんだと信じられています。
潤福寺に今、萩の花とムクゲの花が綺麗に咲いてます。