ポッケ動物病院の独り言

病院での出来事・日々気づいたこと・趣味・その他なんでも

ノーカントリー

2008-11-20 | 映画

  

いやー、またお勧めの映画を、見つけました。

  

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「ノーカントリー」

昨年度のアカデミー4部門獲得!

(作品賞、監督賞、脚色賞、助演男優賞)

   

http://jp.youtube.com/watch?v=qhG81HNy67k  

   

ストーリーは・・・・

   

メキシコ国境に近い砂漠でハンティング中に、偶然、死体の山に出くわした

ルウェリン・モスは、大量のヘロインと現金200万ドルが

残されているのを見つける。

危険を承知で大金を奪ったモスに、すぐさま追っ手がかかる。

必死の逃亡を図るモスを確実に追い詰めて行くのは

非情の殺し屋アントン・シガー。

そしてもう一人、厄介な事件に巻き込まれたモスを救うべく

老保安官エド・トム・ベルが追跡を始めるのだった。

  

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場所がテキサス州エルパソというのが、素晴らしい。

原作の設定が1980年代だからか?

テキサスの田舎だからか?

登場する車もピックアップが多く、年式も1960-1980年のみ。

またレストランやモーテルもつくりは質素だが、

中の家具や内装は60-70年代のものを、

大切に使って、いまだに変わらずあるというのがいいです。

これはもちろん映画の状態のまま、現在も経営されていると思います。

  

最近は日本も猟奇的な事件も多いですが、

アカデミー助演男優賞を獲ったハビエル・パルデムの

サイコパスの殺し屋の怪演は、感動します。

 

Photo

  

スペイン人なので、アメリカ人とは違う雰囲気。

冷静沈着、計算し尽くされた動き。

またゆるぎない本人の中のルールと・・・・・

すべて簡単に分からせるわけではなく、

見ている人に、「ハッ」と気づかせるような

カメラワークや映像が多くあります。

  

まさに実在の連続殺人者もIQが高い人が多いので、

(そうでないとすぐに逮捕されてしまう、また社会的地位もある人が多く

容疑者リストにあがっても、見逃されてしまう) 

ただの異常者とは違う崇高な感じが、出ています。

  

また最後がいい。

アメリカ映画は最後は犯人や悪が捕まるか、殺されて終わるが

必ずしもそうではないことも、あるわけです。

  

Photo_2

  

登場人物もほぼウェスタンシャツとウェスタンブーツというのが、

かっこよすぎます。

スーツもウェスタンですよ。

  

Photo_3

  

老保安官役のトミーリージョーンズも、

テキサス生まれでブルーカラーの臭いがしますので、

とても渋いです。

彼が主演の「メルキアデス」や「ハンテッド」 は、お勧めです。

  

    

  

 

コメント
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