ポッケ動物病院の独り言

病院での出来事・日々気づいたこと・趣味・その他なんでも

神居尻山。。。ゴング鳴らず。。。

2011-11-30 | 山歩き・まち歩き

  

樺戸山地の北部に位置する神居尻山に、行ってみた。

  

札幌は雪がありませんでしたが、

当別町市街を過ぎると、徐々に道路脇の積雪が増えてくる・・・・

    

Map_kamuishiri

   

神居尻山の登山口は、

「道民の森 神居尻地区」の一番奥に、あります。

  

道道28号線から登山口までは、約3kmあり

道民の森の本年度の営業は、10/31で終了しているので

道道から歩かないといけないかなとは思っていましたが・・・・・

    

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道民の森の入口に、到着!

  

もちろん営業は終了しているので、除雪はされていません。。。。

  

この日は気温も高く、小雨が降っています・・・・

  

さて行こうかとすると、気温が高いので

べた雪で膝下まで、踏み抜いてしまいます・・・・

  

しまった!

  

札幌は雪が無かったので、スノーシューを持ってきていませんでした。

  

このままつぼ足で行くと、ラッセルで疲れて

山頂までは、まず無理か・・・・

  

とりあえず、スノーシューを取りに戻ることに・・・

  

何故か復路は、物凄い睡魔に襲われるが、

何とか戻り、少し横になると・・・・・

  

寝てしまいました。。。。。

  

これも二度寝といえるのでしょうか?

   

今回はゴングも聞かずに、敗退でした。。。。

    


山野井泰史&妙子

2011-11-26 | 本と雑誌

    

山野井泰史を、知っていますか? 

  

国内最強、世界でも屈指のクライマー(だった?)

   

1965年生まれで、現在46歳

    

小学生の時に見た映画に感化されて、

中学生で日本登攀クラブに入会して、クライミングを始めている・・・・・

   

それから現在に至るまで、クライミングのことしか頭に無い

愛すべき「山バカ」である。

   

1

  

こんな岩壁に寝床を確保して、

寝るというのですからね・・・・・

  

その山野井泰史を知りえる2冊を、読んでみた。

   

一冊目は・・・・

   

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「凍」

   

2002年のヒマラヤ、難峰ギャチュン・カン北壁(7952m)に

妙子(妻)と二人で挑んだ壮絶な闘いの結末と奇跡の登山行を

ノンフィクション作家の沢木耕太郎が、描いている。

  

いくら素材が良くても、料理人の腕が悪くては、駄目なように、

さすがノンフィクション作家らしく、登山の極限状態の描写が見事で

一気に読めてしまう。

     

二冊目は・・・・

   

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「垂直の記憶」

  

山野井泰史本人が、

2002年のギャチュン・カンの奇跡的な生還の詳細や

自らのクライミング半生を振り返り、

激しい登攀への思いと未来への夢を、綴っている。

    

Photo

  

2002年のギャチュン・カン下山時に、吹雪に捕まり、

何度も雪崩に遭い、低酸素症によるものか、疲労によるものか、

二人とも、視力がなくなってしまう。

  

登ったら、降りなくてはならない。

  

基本的に下りは登りより、難しくなり

体力も落ちてくる・・・・

  

視力がなくなっているので、ハーケン(岩の割れ目に、打ち込む釘)を

何処に打つか判断するために、素手で割れ目を探さなければ打てない・・・・

  

凍傷覚悟で、小指から使っていくが

凍傷で感覚がなくなると、薬指を使って・・・・

  

氷壁なので、座るのがやっとの状態でビバーク(露営)するので

ブーツを脱ぐことも、紐を緩めることも、アイゼンも外せない状況なので、

右足指も、5本凍傷になってしまった・・・・

  

指5本、足5本、合計10本を、凍傷で切断することになった。

  

けれども、妙子は指10本すべて凍傷で、切断している・・・・

足の指は、以前に8本切断しているので・・・・

合計18本失っている!

  

Photo_2

   

山野井が日本で、一般的にほとんど無名なのは、

山岳雑誌に、山行記録を載せることがあっても

積極的にテレビや一般雑誌に出ることがなかったからです。

      

登山費用はすべてを、自分達で賄っている為

名前を売って、スポンサーを見つける必要がなかったからである。

  

最近は、よく雑誌のコラムなどに、出ていますが。。。。。

   

Photo

  

↑ 冬の富士山の荷揚げの仕事もしていました。

  

1991年~2002年までの10年間で、250回以上登ったらしいです。

   

重さ30kg以上の荷物を、冬の富士山山頂まで運び上げることは想像を絶します・・・・

  

これぞ本当の強力!

 

夏は、ヘリコプターで荷揚げできますが、

冬は現在も、富士山山頂の測候所に人がいるので、

人力での荷揚げが、行われています。

  

8合目以上では、滑落・強風が怖いですね!

   

「山に行くことには関してはお金をかけるけど、ほかの事はどうでもいいです」

の言葉どうり、かなり質素な生活しているようです。

    

私は質素な生活できませんが、堅実な生活をしたいと思います。。。。

   

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2008年 奥多摩の自宅近くの登山道を、

ジョギング中に熊に襲われ、腕と顔を咬まれて、重症を負った。

    

山野井自身による詳細は・・・↓

http://www.tokyo-np.co.jp/gakujin/yamanoi/yam2008121201.html

   

妙子はファイティングポーズではなく、指がないからそう見えるのだが、

これで料理など家事すべて、畑仕事などをこなしている・・・・

  

以前のような先鋭的なクライミングは出来ないが、

山野井夫妻は現在も限界に向かって、クライミングを続けている。

   


恵庭岳

2011-11-23 | 山歩き・まち歩き

   

支笏湖の北に位置する恵庭岳に、行ってみた。

   

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支笏湖周辺は、雪が少ないだろうと思って行きましたが・・・・

  

札幌より積雪があり、正面に聳える恵庭岳も、雲で見えません。。。。

    

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取りあえず、登山口に到着!

   

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雪が少しチラついていて、曇り空だが、

折角来たので、偵察がてら行ってみましょう!

    

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まずは林道を、進んでいく。

 

この日はトレース(踏み跡)もなく、気持ちが良い。

 

キツネの足跡が、導くようにあります。

   

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林道も終わり、ここが本当の登山口!

   

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風倒木なのか、伐採した樹木なのか、

雪に隠れてゴロゴロあり、歩きづらい・・・・

    

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トドマツ林を、進んでいき・・・

    

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急斜面になり・・・

    

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ジグザクと登っていきますが、

道幅も狭く、岩もあるので、滑らないように気をつけて・・・・

   

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登りきると、尾根に取り付き、直線的に登っていきます。

   

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5合目を、通過して・・・・

   

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段々傾斜が急になってきて、岩石が多く、

浮石も多いので、転びそうになりながら登っていくと・・・・

  

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登り下り別ルートになり・・・

   

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ここの最後はなかなかの傾斜です!

   

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登りきると、見晴台です。

   

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丁度ここが7合目になっています。

  

活火山らしく、硫黄臭がします。

   

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ここから先は爆裂火口の縁を回るように道がありますが、

現在は山頂付近の崩落により、

正面やや左の第2見晴台(8.5合目)より先は、登山禁止になっています。

  

もちろん自己責任で、沢登りや登攀されている方は、

山頂まで登るようですが・・・・

    

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山頂付近は、霧で全く望めない。。。。

  

第2見晴台まで行くか考えていましたが、雪も降っており

展望も望めないので、ここまでとしました。

   

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ここから眼下に、支笏湖が広がっているのだが。。。。。

  

うーん、残念。。。。

   

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さて見晴台直下、急斜面を降りて行きましょう!

   

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転倒しないように、注意して下りていき・・・・

   

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無事、下山!

  

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帰路、「いとう温泉」に向かいましたが・・・・

  

今年の営業は、終了したようです。

    

仕方ないので・・・・

    

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「休暇村支笏湖」にて、温まっていった。

    

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支笏湖湖畔から、恵庭岳を眺めるも、駄目ですね。

   

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やはり山頂付近は、変わらず雲がかかっていますね!

  

天候と雪崩に注意しないといけませんが、

白銀の山も、また楽しいね。

   


徳舜瞥山~ホロホロ山

2011-11-10 | 山歩き・まち歩き

   

天気予報とにらめっこして、天気が良さそうな

徳舜瞥山~ホロホロ山に、行ってみた。

   

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画面右に鋭角な山容の徳舜瞥山、左にホロホロ山

    

伊達市と白老町の境界に、位置します。

   

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伊達市大滝側から、登っていきます。

   

さあ、行ってみましょう!

   

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歩き始めて直ぐに、入山届ポスト!

    

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集中豪雨で、崩されたと思われる箇所もあるが・・・・

   

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笹刈もされて、手入れが行き届いている登山道です。

  

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もう一箇所、集中豪雨で流されてきたと思う岩石で

登山道が不明瞭なところありました。

 

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人気の山なので、シーズンには、多くの人が登っているのでしょうね。

  

道がしっかり踏み固められている・・・・

    

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9合目を過ぎると・・・・

   

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気温も低いのでしょう、樹霜が見られます!

  

山頂も、あと少しです。

    

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ハイ、徳舜瞥山の山頂に、到着!

   

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支笏湖!

     

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羊蹄山、生憎雲に隠れてしまっています。

   

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洞爺湖!

 

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太平洋!(虎杖浜辺り?)

   

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一旦コルまで下って、ホロホロ山に向かいましょう!

   

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振り向くと、なかなかの鋭角で

かっこいい山容な徳舜瞥山。。。。

   

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見事に稜線から北側だけ、樹霜が付着して

色分けされています。。。。

   

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急斜面を登って、岩場を乗り越えて・・・・

   

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ホロホロ山の山頂に、到着!

   

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支笏湖方面!

  

右より樽前山、風不死岳、イチャンコッペ山、恵庭岳

   

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太平洋(苫小牧)

 

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ズームして、右に噴煙が見える樽前山、左に風不死岳

   

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ズームして、中央奥に恵庭岳

  

ホロホロ山、徳舜瞥山の山頂からの眺望は、共に素晴らしく、

ホロホロ山から支笏湖方面が、思いのほか近くにみえます。

   

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さあ徳舜瞥山まで、登り返して戻りましょう!

  

この日は初冬といった感じで、空気に透明感があり

曇りですが、景色がくっきりみえます!

 

風も弱く、山頂でゆっくり寛げ、穏やかな日です。

   

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徳舜瞥山・ホロホロ山セットは、お勧めです。

   

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樹霜の付着した灌木帯を通過して・・・・

   

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ハイマツ帯を通過して、無事下山!

    

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帰りはいま登った山の名前の・・・・

「湯元ホロホロ山荘」にて、温まっていった。

  

名水亭ほど大きくはないが、浴槽がいろいろあり

立派な温泉です。

  

同じ野口観光グループですが・・・・・

     

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帰りにホロホロ山(左)と徳舜瞥山(右)を、見上げる。

  

位置の関係で徳舜瞥山の方が、高く見えますが

実際はホロホロ山の方が、13m標高が高いです。

   


後方羊蹄山②

2011-11-03 | 山歩き・まち歩き

   

つづき・・・

   

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頂上部には、父釜、母釜、子釜と名づけられた3つの火口(釜)がある。

 

手前に母釜、奥に一番大きい父釜

子釜は、母と父に挟まれている。。。。

   

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北山のピークから、眺めたニセコ連峰。

  

手前のニセコアンヌプリ~イワオヌプリ~ニトヌプリ~チセヌプリ

~シャクナゲ岳~目国内岳~雷電山~朝日温泉~日本海まで

縦走することが出来ます。

  

実際に1泊で、縦走した方のHPを見ました。

  

これまた、厳しくも楽しそうでした!

   

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さあ、火口縁を進みます!

    

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京極ピーク手前から眺めた、父釜の迫力ある火口壁!

    

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京極ピークを通過して・・・・

   

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さあ山頂が、見えてきましたよ!

   

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細長い山頂標識が、見えてきましたよー! 

    

足場に気をつけてながら、進んで・・・・

    

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ヒーハー!

   

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後方羊蹄山の山頂に、到着!!

   

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山頂から見た父釜。

 

直径700m、周囲5km、深さ200mあります。

   

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洞爺湖、駒ケ岳も望めます!

 

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手前のピークが尻別岳

 

奥に右からオロフレ山、徳舜瞥山、ホロホロ山、白老三山

樽前山、風不死岳が望めます!  

    

飛行機通過後の飛行機雲が、はっきり見えて面白い。

    

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雲がほとんどない快晴で、風も弱く

標高が高く独立峰のため、展望は素晴らしい!

    

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地球が丸いことも確認できたので、下山しましょう!

    

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おや!?

    

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「コヒオドシ」です。

  

火口縁にいましたが、厳しい環境にいますね!

  

越冬できるかな?

    

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さあ同じルートで、下っていきます!

 

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積雪があるところは、グリップするので問題ない。

 

凍っているところは、滑らないように注意してと。。。。

   

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下りも、長ーいです。。。。

   

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無事下山! 

  

駐車場から、後方羊蹄山を見上げる!

  

Mさん、最近は藻岩山は

熊出没で、登山禁止かと思いますが・・・

   

後方羊蹄山は独立峰なので、

ひたすらジグザク登っていくだけなので、

精神鍛錬には打って付けの山です!

  

一度の登頂で、藻岩山4~5往復分のボリュームがありますので、

大食漢のMさんでも、満足していただけると思いますよー!

    

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国道に出て、また見上げる。

  

この日は一日中雲が全く出ず、終始晴天でとても運が良かったです!

   

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ニセコは温泉が多いので、入湯したいところはたくさんあるが、

近い「湯元ニセコプリンスホテル ひらふ亭」にて、汗を流していった。

    

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後方羊蹄山は、何処から眺めてもどっしりとしていて

均整がとれた山容で、とても好きです。

  

また裾野が全部見えるのが、また良いのです!

  

そういう意味では、道東の斜里岳も、

裾野まではっきり見え、とても好きな山容です!

    


後方羊蹄山①

2011-11-02 | 山歩き・まち歩き

  

後方羊蹄山に、行ってみた。

  

現在は羊蹄山の呼び名が、一般的だが・・・・   

   

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空が白みだした6:00丁度に、比羅夫(倶知安)コースから登り始める。

  

ほかにも3コースあります。

  

日照時間が短くなってきたので、この日の日出時間は6:10です。 

  

因みに、日入時間は16:29です。 

   

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始めは緩やかな林の中を歩き、

ふかふかの落ち葉が、気持ちいい。。。。

    

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しばらく林の中を歩いた後、斜面をトラバースするように登っていく・・・・

   

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「風穴」!?

  

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風が通る洞窟が。。。。。

    

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急に傾斜がきつくなり・・・・

 

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尾根にのりました!

    

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あとはひたすら登っていきます・・・・

     

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なかなかのエゾマツも、多々あります!

   

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振り向くと、ニセコアンヌプリ!

  

影富士ならぬ、影蝦夷富士!!

  

(後方羊蹄山は、コニーデ型の独立峰で、蝦夷富士とも呼ばれている)

    

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4合目を過ぎると、山頂付近が大分近づいてきました。

  

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ダケカンバのトンネルを、何度か通り抜けると・・・・

   

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6合目!

   

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6合目を過ぎると、雪が出てきました。。。

   

今年の10月は気温が高かったので、例年に比べ降雪も少なく

上旬と中旬の2回だけ寒気があり、そのときに降雪して

後方羊蹄山も7合目より上部には、そこそこ積雪があったが、

下旬の気温で、雪が大分溶けました。

   

この日は、またとない快晴!!風もない!!

  

好機到来!!

  

これは後方羊蹄山に行くしかないと、気合充分でやってきたのです。。。。

    

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7合目を過ぎると、雪も多くなってきました。

   

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8合目を過ぎると、傾斜もさらに厳しくなり・・・・

   

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ガレ場になり・・・

   

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9合目の分岐に、到着!

  

比羅夫コースは、北西になるので、

この辺りから、ようやく日差しを浴びれます。

   

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振り向くと、ニセコアンヌプリも、はるか眼下に。。。。

   

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もちろん頂上に、向かいます!

    

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さあ火口縁に、向かっていきますよー

   

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まずは、左のピーク「北山」を目指して、トラバース気味に登り・・・

    

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「もう一息、ガンバレ」

 

「よっしゃ、がんばるでー!」

  

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トラバースしてきて、北山に直登はせずに・・・・

   

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谷部を登り・・・・

   

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火口縁に出ました!

  

つづく・・・・