2012年9月18日
日高山脈(北日高)のヌカビラ岳~北戸蔦別岳に行ってみた。
最近は天気が芳しくなく、この日も週間予報では厳しいと思っていたが
前日の予報で、急に晴れに変わった。
日高町の国道274号から入っていくが、
朝靄で不気味な感じだが、明け方はやや冷え込んだが
これから晴れてくるのだろうな。。。。。
先週の強雨でまた千呂露林道が、通行止めになっていないか
危惧したが、問題なし。
千呂露川沿に道があり、雰囲気がある。
(羆がでそうな・・・・)
二岐沢出合まで車で入れ、ここから北海道電力の取水設備まで
林道を歩いていく。
車は1台もなし・・・・・
この日も、一番乗り!
二岐沢沿に林道はあり、川音を聞きながら
ひらひらと落ちる落葉を見ながら、
まだ涼しい時間帯で歩きやすく、快適!快適!
二岐沢取水設備に到着。
此処が北戸蔦別岳の登山道のスタート地点です。
二ノ沢沿に進んで行き、はじめは傾斜が緩いが・・・・
徐々に傾斜が付いてきて、右へ左へと渡渉を繰り返します。
ピンクテープが結構あるので、踏み跡が無くなったら
周囲を見渡せば、反対側に踏み跡が見えるので
そこを目指して、渡りやすい岩を判断して歩けば
靴を濡らすことはありません。
しかし雨に降られて水量が増えると、厳しいでしょうね。。。。
二ノ沢を登るルートは、パズルを組み立てるような感覚で楽しめます。
最後は滝になり、その手前から右側の尾根に取り付きます。
此処からひたすら、ひたすら
きつい登りが続き、厳しい・・・・・
途中「トッタの泉」と呼ばれている湧水があります。
雪解け水ではないので、年中枯れることがないので
泊りで縦走する人には、水場として重宝されるのでは?
かなり日差しが厳しくなってきて、カンラン岩があるピークが見えてきましたが
ヌカビラ岳は、さらに奥です。
岩などを攀じ登って、ひと踏ん張りすると・・・・
ヌカビラ岳山頂に、到着!
ただ地形図でもその山名はなく、三角点がある1807mのピークを
ヌカビラ岳と呼んでいるようです。
此処からの展望もなかなかで、左端に尖った山容の戸蔦別岳
やや右にどっしりと大きな山容の幌尻岳が望めます。
さあ、正面に目指す北戸蔦別岳が見えます。
ゴールを見ながらの稜線歩きは、やる気が出ます。
しかしジリジリと日差しが強く、この日はまだ夏のようです。
ようやく、北戸蔦別岳山頂に到着!
山頂に着くと360度の展望が、広がります。
此処から稜線伝いに左から尖った1967m峰~平坦なピパイロ岳~
この前登った伏美岳~妙敷山まで、よく分かります。
中央にチロロ岳とその左隣にチロロ西峰
此処から稜線伝いに正面の1881m峰~左の尖った戸蔦別岳~
右の幌尻岳まで行けます。
幌尻岳を、ズーム!
相撲取りのようなどっしりした山容で、どすこいといった感じですな。
此処からは北カールが望めます。
戸蔦別岳まで行けば、七ッ沼カールが望めます。
右端に戸蔦別岳
奥に3つのピーク
左から十勝幌尻岳、札内岳、エサオマントッタベツ岳
さあ、また来た道を戻りますか!
ヌカビラ岳を過ぎると、中央に小さく見える建物が取水設備かな?
ここからまた急斜面を下っていきます。
トッタの泉が、まだかまだかと待ち遠しく
トッタの泉で、冷たい湧水をがぶがぶ飲んで息を吹き返し
無事下山しました。
北戸蔦別岳は、北日高の中央に位置するので
展望が抜群で、沢沿のルートはマイナスイオンが多いのか?
爽快であった。
またこの日は他に登山者はいなく、山頂に着いたときに
誰もいないほうが、より充実感が得られる。
↑今回のトラック(クリックすると、拡大します)
GPSによると、今回の歩行距離は23.4kmでした。
帰りに沙流川温泉ひだか高原荘にて、温泉に浸かっていった。
今年は気温がまだ高いので、紅葉になる前に
大雪山などでは、雪になってしまうかな?