ポッケ動物病院の独り言

病院での出来事・日々気づいたこと・趣味・その他なんでも

ヌカビラ岳~北戸蔦別岳

2012-09-20 | 山歩き・まち歩き

   

2012年9月18日

  

日高山脈(北日高)のヌカビラ岳~北戸蔦別岳に行ってみた。

   

最近は天気が芳しくなく、この日も週間予報では厳しいと思っていたが

前日の予報で、急に晴れに変わった。

    

Imgp3704

   

日高町の国道274号から入っていくが、

朝靄で不気味な感じだが、明け方はやや冷え込んだが

これから晴れてくるのだろうな。。。。。  

    

Imgp3706

   

先週の強雨でまた千呂露林道が、通行止めになっていないか

危惧したが、問題なし。

  

千呂露川沿に道があり、雰囲気がある。

(羆がでそうな・・・・)

  

Imgp3710

  

二岐沢出合まで車で入れ、ここから北海道電力の取水設備まで

林道を歩いていく。

  

車は1台もなし・・・・・

この日も、一番乗り!

  

Imgp3713

  

二岐沢沿に林道はあり、川音を聞きながら

ひらひらと落ちる落葉を見ながら、

まだ涼しい時間帯で歩きやすく、快適!快適!

  

Imgp3715

  

二岐沢取水設備に到着。

  

此処が北戸蔦別岳の登山道のスタート地点です。

   

Imgp3722

   

二ノ沢沿に進んで行き、はじめは傾斜が緩いが・・・・

   

Imgp3731

   

徐々に傾斜が付いてきて、右へ左へと渡渉を繰り返します。

  

ピンクテープが結構あるので、踏み跡が無くなったら

周囲を見渡せば、反対側に踏み跡が見えるので

そこを目指して、渡りやすい岩を判断して歩けば

靴を濡らすことはありません。

  

しかし雨に降られて水量が増えると、厳しいでしょうね。。。。

    

Imgp3737

   

二ノ沢を登るルートは、パズルを組み立てるような感覚で楽しめます。

 

最後は滝になり、その手前から右側の尾根に取り付きます。

  

此処からひたすら、ひたすら

きつい登りが続き、厳しい・・・・・

   

Imgp3741

   

途中「トッタの泉」と呼ばれている湧水があります。

  

雪解け水ではないので、年中枯れることがないので

泊りで縦走する人には、水場として重宝されるのでは?

   

Imgp3744

    

かなり日差しが厳しくなってきて、カンラン岩があるピークが見えてきましたが

ヌカビラ岳は、さらに奥です。

  

岩などを攀じ登って、ひと踏ん張りすると・・・・

   

Dscf3004

   

ヌカビラ岳山頂に、到着!

 

ただ地形図でもその山名はなく、三角点がある1807mのピークを

ヌカビラ岳と呼んでいるようです。

  

此処からの展望もなかなかで、左端に尖った山容の戸蔦別岳

やや右にどっしりと大きな山容の幌尻岳が望めます。

   

Dscf3003

   

さあ、正面に目指す北戸蔦別岳が見えます。

  

Dscf3024

   

ゴールを見ながらの稜線歩きは、やる気が出ます。

  

しかしジリジリと日差しが強く、この日はまだ夏のようです。

   

Dscf3027

   

ようやく、北戸蔦別岳山頂に到着!

  

山頂に着くと360度の展望が、広がります。

  

Dscf3049

  

此処から稜線伝いに左から尖った1967m峰~平坦なピパイロ岳~

この前登った伏美岳~妙敷山まで、よく分かります。 

  

Dscf3052

   

中央にチロロ岳とその左隣にチロロ西峰

   

Dscf3061_2

   

此処から稜線伝いに正面の1881m峰~左の尖った戸蔦別岳~

右の幌尻岳まで行けます。

  

Dscf3033

  

幌尻岳を、ズーム!

 

相撲取りのようなどっしりした山容で、どすこいといった感じですな。

此処からは北カールが望めます。

  

戸蔦別岳まで行けば、七ッ沼カールが望めます。

  

Dscf3054

   

右端に戸蔦別岳

 

奥に3つのピーク

左から十勝幌尻岳、札内岳、エサオマントッタベツ岳

  

Imgp3747

   

さあ、また来た道を戻りますか!

   

Imgp3755

  

ヌカビラ岳を過ぎると、中央に小さく見える建物が取水設備かな?

  

ここからまた急斜面を下っていきます。

   

トッタの泉が、まだかまだかと待ち遠しく

トッタの泉で、冷たい湧水をがぶがぶ飲んで息を吹き返し

無事下山しました。

  

北戸蔦別岳は、北日高の中央に位置するので

展望が抜群で、沢沿のルートはマイナスイオンが多いのか?

爽快であった。

 

またこの日は他に登山者はいなく、山頂に着いたときに

誰もいないほうが、より充実感が得られる。

   

Photo

   

↑今回のトラック(クリックすると、拡大します)

GPSによると、今回の歩行距離は23.4kmでした。

    

帰りに沙流川温泉ひだか高原荘にて、温泉に浸かっていった。

  

今年は気温がまだ高いので、紅葉になる前に

大雪山などでは、雪になってしまうかな?

    

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三毛別羆事件跡地

2012-09-06 | 旅行記

  

道北方面の苫前町に、行ってみた。

 

目的は苫前町三毛別にある三毛別羆事件跡地を、観に行くこと。

  

三毛別羆事件とは・・・

  

大正4年12月9-10日に苫前町三毛別(三渓)の集落にておきた

日本獣害史上最大の惨事で、羆に襲われ

7人が殺傷された事件である。

    

P6290043

   

この事件は、羆が人を食べるために襲った数少ない事例であり

↑の「羆嵐」を読んだ後から、実際に三毛別に足を運ばなければと思っていた。

     

P6290001

  

今回はUさんと二人で、バイクで行くことに・・・・

  

久しぶりにKawasaki ZX-10にて、出撃!

  

まずは日本海沿いを北上して、増毛で休憩。

    

P6290005

   

増毛には日本最北の酒蔵「国稀」があり、

一番奥には、試飲コーナーがあるので、

蔵元でしか販売していないものを数種類試飲して、景気付け。

  

P6290009

  

増毛にある「すが宗」にて、まだ時間が早く準備中だったが

招き入れてもらい・・・・

  

P6290008

  

生ちらしを頂く。

 

此処はしゃりが抜群で、いつ食べてもおいしいなー。

   

P6290012

   

苫前町に到着し、まずは苫前町郷土資料館に立ち寄り

三毛別羆事件の予習ですね。

 

一緒にいったUさんは、全く知らないので・・・・

   

建物に入ると直ぐ正面に「渓谷の次郎」と命名された

体重350kg、5歳の羆の剥製が、出迎えてくれる。

  

確かに大きいが、まだまだ。

  

P6290017

   

そして左奥に、「北海太郎」と命名された幻?の巨大羆

体重は500kgあり、8年追跡して、射止めた日本最大の羆だそうだ。

  

これはまさに馬鹿でかく、剥製の状態でもこれに襲われたら

ひとたまりもないなと感じる。。。。。

   

P6290020

    

三毛別羆事件は次々と7人襲われ、死傷したが

三毛別の村民では太刀打ちできず、警察に出動してもらうが

警察は弱者(村民)には強いが、強者(羆)には恐れて威厳はない。

  

「餅は餅屋」とは言ったもので、羆討ち専門の猟師↑兵吉氏が

最後に一人で見事に射止めた。

  

射止めた羆は、雄で7-8歳、体長2.7m、体重は383kgだったそうだ。

  

兵吉氏は92歳まで生き、生涯に射止めた羆の数は

300-400頭だったそうです。

  

P6290024

  

郷土資料館を後に、三毛別羆事件跡地へ向かう。

   

すでに事件から97年も経過しており、大半は舗装されており

最後200mぐらい砂利道を走るとそこにある。

  

P6290023

   

建物も、復元してあります。

  

P6290026

   

事件の羆は、立ち上がると3mを越すだろうが

復元の熊は体格が立派過ぎるような・・・・・

   

P6290031

   

別アングルから、眺める。

   

さて、帰りますか・・・・・

  

帰り道、後ろを走っていたUさんがスローダウンして見えなくなり

分岐で待っているも排気音も聞こえなくなり、

暫し待っていると走ってきましたが・・・・

    

P6290033

   

な、な、なんと!

 

タイヤが裂けるようにパンクしたらしく、急に空気圧が下がったが

何とかガソリンスタンドまで自走して、パンク修理してきたそうです。

   

何だが空には、雷雲らしき雲が出てきました。

   

P6290037_2

   

増毛を過ぎた辺りで、雷雨となってしまいました。

 

Uさん堪らず、レインウェアを着ます。

 

私はレインウェアを持ってきていないこともあり

そのまま・・・・・走ります。

  

まあ雷雨ですので、直ぐに止みました。

    

しかし・・・・

   

P6290038

   

厚田で休憩時に何気なく、リアタイヤをみると

  

な、な、なんと・・・・

  

釘がブチ刺さっていました!

 

まあ空気は抜けてきていないので、そのまま無事帰宅しましたとさ。

    

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