NHKスペシャルにて
3月1日 揺れる大国 プーチンのロシア プーチンのリスト
3月2日 揺れる大国 プーチンのロシア 失われし人々の祈り
が放映されましたが、驚愕の内容でした。
プーチン首相の生立ちは、家庭環境はあまり裕福でなく
中学3年生の時、すでにKGBで働きたいと想っていた。
KGBに入るには、大学出身の場合は法学部が有利であることと
志願者を採用しないことを聞き、プーチンはそれを忠実に守り、
レニングラード大学法学部に入学し、在学中もKGBには
自分から接触しなかったという。
そして大学4年生のときにKGBから勧誘があったため、KGBに入る。
エリツィン時代に急進的資本主義化により、
幅を利かせた新興財閥「オリガルヒ」
急激な価格自由化がハイパーインフレを招き、
年金生活者を中心に民衆が大打撃を受けたり、
金融危機を招くなどロシア経済の混乱と国民の経済格格差拡大を招いた。
このような状況の中で台頭したのは、国有財産であった企業を
資本主義化の過程において、廉価で手に入れたオリガルヒである。
オリガルヒは莫大な資産を所有した上、国有財産を私物化するようになった。
2000年 プーチンが大統領になると、プーチンはオリガルヒと対決した。
プーチンは脱税・横領などの捜査で、オリガルヒを逮捕して制圧。
恭順を誓った企業と和解し、プーチンは企業の政治介入を排除し、
恭順を誓ったオリガルヒに納税させ国家財政を持ち直した。
2004年以降 ロシア経済は原油価格の高騰に伴い、
経済成長を続け、国民の支持を受ける。
しかしプーチン政権は、経済成長の達成の裏で、
その政治手法が強権的・独裁的だ。
例えばオリガルヒが逮捕・投獄された後に、
オリガルヒが所有していた天然資源会社を、ほぼ奪い取っている。
プーチン政権を批判していた人物が、次々と不審な死を遂げ、
ロシア政府による暗殺説が浮上している・・・・・。
で、今回の番組は・・・・
去年秋のアメリカ発の金融危機以降、プーチン首相のもとで進む経済対策、
支配の強化によって、オルガルヒはかつてない大混乱に陥っている。
ロシア経済の繁栄を支えてきた外国資本が一気に去り、
頼りは国家が貯めこんだ資金だけとなった・・・・。
プーチン首相は、国家が蓄えた巨額の資金を振り分ける企業を
選別する「プーチンのリスト」の作成を指示。
財閥たちはリスト入りをかけて熾烈な争いを繰り広げ、
そのことがプーチンによる財界支配を強化していく。
プーチン政権と同じ方向を向かない企業には、生き残るすべがない。
再放送は
3月18日 午前0:45~ プーチンのロシア プーチンのリスト
3月19日 午前0:45~ プーチンのロシア 失われし人々の祈り
まだ見てない人は、CHECK IT OUT !!!!!!