ポッケ動物病院の独り言

病院での出来事・日々気づいたこと・趣味・その他なんでも

芦別岳

2014-08-28 | 山歩き(道南・夕張の山)

 

2014年8月26日

 

夕張山地の芦別岳に、行ってみた。

 

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新道コースと旧道コースがあるが、ここは旧道コースの方が歩き応えがあり

そちらが良いのだが、集中豪雨でやや荒れているかも?

この日は早めに帰宅したかったので、新道コースをピストンとした。

 

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歩きやすい樹林帯を、登っていく。

 

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見晴台があり、ここだけ展望が開ける。

 

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右に十勝連峰と左に表大雪  

 

この時点では、展望が良かったが・・・

 

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尾根が明瞭になってきて・・・

 

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半面山

 

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霧で、展望はなし。

 

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札商生遭難碑

 

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霊峰山

 

 

 

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霊峰山を通過すると、山頂付近が望める。

 

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山頂まで、霧が引くことはなかった。

 

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芦別岳山頂に、到着!

 

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山頂に着くと霧が引き、層雲の上に出たようで

見事な雲海が望めた。

 

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手前にポントナシベツ岳、奥に少しだけ夕張岳が望める。

 

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ほぼ同じ時間帯に登りはじめた人がいた。

 

「イエーイ」と発したかは不明だが、左に愛知県から来た方

 

既に北海道に2か月間滞在しており、大雪を中心に30座登ったそうです。

これ以上削ぐものがないほど身軽な体型で、

頭を丸めており、修行僧のような風貌でした(失礼かな?)

 

「おいしーよー」と発したかは不明だが、右に札幌から来た方

 

キラリと輝く白い歯が、印象的でした。

普段は大半泊りで、表大雪を中心に登っているそうです。

 

また来た道を、下ります。

 

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登りでは気付かなかったが、個人名が裏に刻まれた慰霊碑があった。

 

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登山口には、これまた立派な遭難慰霊碑がある。

 

行政が建てるのはいいが、故人の関係者が山に建てるのは

どうなのだろう?

 

そうしたら谷川岳なんて、慰霊碑だらけになってしまいます。

 

確かに慰霊碑があると、気を付けようという心構えを持つので

いいのかもしれないけど・・・・

 

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芦別岳の醍醐味を味わうには、やはり旧道コースから

登らないといけないでしょう。

 

新道コースは、樹林帯が多く歩きやすいが、面白味に欠ける。

 

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帰路、ハイランドふらのにて、入湯して帰った。

 

9歳の姪と7歳の甥が2人だけで、愛知県から来ていたので

BBQを一緒にしてみた。

 

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浦臼町にある神内ファームのあか毛和牛

 

値段もいいが、味もいい!

 

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姪&甥は、遊びに夢中

 

私は、食べるのに夢中

 


角幡唯介

2014-08-25 | 本と雑誌

 

角幡唯介著の「空白の五マイル」と「雪男は向こうからやって来た」を読んでみた。

 

「空白の五マイル」は、開高健ノンフィクション賞

「雪男は向こうからやって来た」は、新田次郎文学賞と

好きな作家の名前を冠した賞を、受賞していたので触手が伸びた。

 

また角幡唯介は、北海道芦別市生まれ

早稲田大学登山部ではなく、探検部OBというのに、興味を引かれた。

 

刊行直後の単行本を購入するまでは至らなかったが、

気付くと文庫本が刊行されていたので、早速読んでみた。

 

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「空白の五マイル」

 

世界最大の規模を誇るチベットのツアンポー峡谷

 

これまでに数々の冒険家が挑んだが、地理的な厳しさで

人跡未踏だった5マイル(8km)の区間を、2度挑み踏破した。

 

これはノンフィクションである。

 

内容の2/3はこれまでのツアンポー峡谷を探検した人の探検史であり

よく調べましたということだが、実際に挑んだ単独行の冒険部分に

手に汗握る臨場感がない。

 

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「雪男は向こうからやって来た」

 

こちらは、「空白の五マイル」の前に書かれていたが

陽の目を見ることはなかった。

 

しかし「空白の五マイル」の開高健ノンフィクション賞受賞をきっかけに

「雪男は向こうからやって来た」も、出版されることになった。

 

これもノンフィクションである。

 

大学卒業後、朝日新聞社の記者を職業としていたが

探検部に所属していたので、未知を解き明かしたかったのか?

退職して、誘いがあったヒマラヤの雪男探索に行く。

 

こちらも雪男らしきものを目撃したことがある登山家等を取材したり

資料を調べるうちに、はじめは半信半疑だった雪男の存在に魅了されていき

ヒマラヤに雪男探索に行くが、写真や動画等の実在する証拠は得られなかった。

 

これも良く取材や資料を調べましたということかもしれないが、

作家は書いている時間より、取材や資料集めに

時間を費やしている人の方が多いので、当たり前ともいえる。

 

朝日新聞といえば・・・・

 

8/5付の朝刊で、「慰安婦問題」を検証する記事を、掲載しました。

           
韓国済州島で、女性を強制連行したとする吉田証言に基づく記事について

証言が虚偽だと判断し、記事を取り消すとした。

 

何を今更という感じだが、何故謝罪をしないのか?

 

国の河野談話も、お粗末すぎる。

 

国(日本人)の事なかれ主義には、反吐が出る。

 

国はいざとなったときにも、何とかスマイルで

ニコニコしているのかな?

 

冒険といえば・・・・

 

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やはりナオミ ウエムラの方が、断然面白い。

 

モンブラン、キリマンジャロ、エベレスト、マッキンリーと

五大陸最高峰を征服して垂直の夢のあと、

水平の夢である南極大陸単独行をしたかったようです。

 

ただ南極大陸は、南極条約により何処の国にも領有権がなく

内陸部はアザラシもいなく、狩猟ができない。

食料の確保が困難で、食糧の補給の協力が得られないので

北極点を目指したようです。

 

ただ植村直己がどれくらい凄いのかは、実感が湧きづらい。

 

植村直己の凄さが分かる話で、私が好きなのが

日本列島テクテク旅行!

 

南極大陸横断は、距離にして3000km!

 

さて3000kmは、いったいどのくらいなのか?

丁度北海道の稚内~鹿児島までが、3000kmと知り

なんでも体で知りたい植村は、歩いてやれとなったわけです。

 

8/30 稚内を出発して、毎日早朝5時から12~13時間歩き続けました。

休んだのは兵庫県城崎郡日高町の実家に寄った1日だけ

 

52日間で踏破したので、平均で毎日58.8km歩き続けた計算です・・・・

 

これなら誰でも挑戦できるので、実際に行ってみれば

毎日歩き続けられるということが、どれだけすごいかが良く分かります。

 

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あと他に植村直己を知りたければ、上記の4冊を読めばバッチリですぜ

 


雷電山

2014-08-21 | 山歩き(道央の山)

 

2014年8月12日

 

ニセコ連峰の西端に位置する雷電山に、行ってみた。

 

登山口は岩内町の朝日温泉裏にある。

 

まずは朝日温泉を目指して、林道を進むが・・・・

 

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通行禁止なのかな?

 

現在朝日温泉は集中豪雨での土砂災害や積雪による建物の崩壊で

休業中です。

 

ただ再開を目指しているようだ。

 

勝手に建物に入る人もいるようなので

朝日温泉の人が置いていると判断して、進んでいった。

 

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朝日温泉まで、工事はなし。

 

ただ不気味なのは、2階と1階の電気が点灯していた。

 

人がいるのだろうか?

 

車は一台もなし。

 

電気は自家発電のようで、発電機の音が鳴り響いていた。

 

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朝日温泉裏から、登っていく。

 

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針葉樹林を、登っていき・・・

 

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雷電峠を通過して、右の天狗岩が見えると

ハッキリした尾根になり、左端のピークの中山に登っていく。

 

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中山をトラバース気味に通過すると、展望が開ける。

 

台風通過後の好天を期待したが、雲が多い。

 

 

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左のピークに登り、右の前雷電に登るルートです。

 

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ここも足元に笹や低草があるので、早朝は朝露で濡れます。

 

靴はぐっしょりで、靴下も少し濡れてきました。

 

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次は、右の前雷電に行きます。

 

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ハイマツの根が多く、気を付けないとつまずく。

 

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前雷電に、到着!

 

展望はなし。

 

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この日は風が強く、ハイマツがないところは

強風でふらつかされます。

 

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雷電山山頂に、到着!

 

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雲が多くニセコ連峰もハッキリ見えず・・・

 

風が強いので、三角点に座って風を避けて休憩する。

 

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また前雷電へ、引き返します。

 

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振り向くと、右奥に目国内岳、左奥に岩内岳

 

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蛇(ジムグリ?)

 

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日本海、左にコックリ湖

 

Photo

 

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ここはピストンでなく、車2台で岩内岳~岩内スキー場または

目国内岳~新見峠に下りるのが、楽しいのではないだろうか・・・

 

下山後、朝日温泉の建物を見ると、1階と2階ともに電気は点灯している。

 

帰路、林道を走っていると、突然バスンと嫌な感触が・・・

 

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タイヤの接地面に尖った石がヒットしたようで

ホイールにまでも達した傷があり、サイドウォールが綺麗に裂けてしまった!

 

バーストです・・・・

 

スペアタイヤがあったので、履き替えようとしたが

林道では傾斜が付いているし、地面が不安定なので

舗装路まで走ることにした。

 

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タイヤがホイールから外れることはなく

良かった、良かった。

 

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スペアタイヤへの交換も終わり・・・

 

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鄙びた「みうらや温泉」にて、汗を流して帰った。

 


愛別岳②

2014-08-03 | 山歩き(表大雪の山)

 

続き・・・

 

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また愛別岳分岐まで、登り返します。

 

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さて、下山はどうするか?

 

ここから左の比布岳~右の北鎮岳~中岳~裾合平を経由して

下山することも出来ます。

 

登りと同じ永山岳経由でピストンが、一番楽です。

 

2年前の紅葉時に、永山岳~当麻岳~当麻乗越と周回したが

生憎展望がなかったので、その時と同じルートで下山することに・・・

 

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右奥に白雲岳

 

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安足間岳を通過して・・・・

 

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旭岳~裾合平が良く見え始めました。

 

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当麻岳まで、緩やかな稜線歩き。

 

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右手の沼ノ平を眺めながら・・・

 

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そして左手に旭岳~裾合平を眺めながら、下りていき

当麻乗越の分岐に到着!

 

愛山渓温泉より、姿見駅の方が近いんだな・・・

 

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沼ノ平も大分近づいてきました。

 

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六ノ沼から、歩いてきた永山岳~当麻岳を眺める。

 

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沼ノ平周辺は木道がある箇所を除いて

窪んだ登山道に浸水があり、歩きにくい。

 

笹は刈ってあったり、石が多く入れられてはいるが・・・・

 

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半月沼

 

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愛別岳分岐~愛別岳は、他にない感じで良い。

 

永山岳への登りは、早朝は森林限界を超すまで

シダ類や笹の朝露で、ズボンが濡れる。

 

当麻乗越~沼ノ平~三十三曲コースは、登山道は大半浸水しており

石の上に足を乗せて歩かないといけない。

 

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下山後、駐車している横の愛山渓温泉にて、さっぱりして帰った。

 


愛別岳①

2014-08-01 | 山歩き(表大雪の山)

 

2014年7月29日

 

表大雪の愛別岳に、行ってみた。

 

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愛山渓温泉から、登っていく。

 

黒岳~北鎮岳経由で登っても、時間的には同じかな?

 

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村雨ノ滝

 

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沼ノ平

 

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正面奥に、まず目指す永山岳が望めてきました。

 

ただこの日は快晴だが、ロシア・東シベリアの森林火災による煙霧で

霞んでいる。。。。

 

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永山岳だけでも、それなりに登り応えはあります。

 

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永山岳山頂に、到着!

 

空がクッキリと、色が二層に分かれている。

 

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目的の愛別岳が、望めます。

 

右端の分岐から、左端の山頂へのの稜線がよくわかる。

 

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まずは、国立峰を通過して・・・・

 

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愛別岳分岐が、見える。

 

分岐から下りて・・・・

 

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稜線伝いに歩いて、山頂という訳やね!

 

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右端が、比布岳。

 

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可愛らしい小さな愛別岳分岐の標識!

 

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ここから急なザレ場を、下りて・・・・

 

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岩礫を、乗り越えて・・・

 

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火山灰の色が変わり、独特な雰囲気があり

歩いていて、ワクワクさせられる。

 

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あとはひと登りで、山頂です。

 

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愛別岳山頂に、到着!

 

残念ながら、山頂標識はなくなっていた。

 

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目の前に対峙するように、登って来たルートが見える。

 

他に誰もいない。

 

このルートは落石させやすいので、誰もいない方がいいけど・・・

 

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右から比布岳、北鎮岳、凌雲岳、少しだけ頭が見える黒岳

 

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来た道を、また登り返します。

 

画面右の岩塊から、頻繁に落石しており

ガランガランと大きな音が響いていて、不気味。

 

続く・・・・