ポッケ動物病院の独り言

病院での出来事・日々気づいたこと・趣味・その他なんでも

芳野満彦

2012-04-27 | 本と雑誌

   

2012年2月5日、登山家の芳野満彦氏が、心筋梗塞にて亡くなった。

80歳だった。

   

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画家としても活動しており、晩年の自身の個展での写真↑

   

そこで芳野満彦氏著書の「新編 山靴の音」を、読んでみた。

  

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高校2年のときに、冬の八ヶ岳で悪天候につかまり、遭難。

(同行した友人は、凍死)

九死に一生得たが、凍傷で両足先を失った。

   

医者には「松葉づえか義足がないと、一生歩けない」と診断されたが、

(何せ両足共に、かかとから12cmしかない・・・・)

半年後には歩けるようになり、二年後には岩登り(登攀)をはじめている。

   

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歩くことでは人に負けるので、手を上手く使って

足のハンディをカバーできる岩登り(登攀)に、情熱を燃やし

積雪期前穂高4峰正面壁、積雪期剣岳チンネ正面壁、滝谷グレポンなど

多くの初登攀を、記録する。

  

また日本人初のマッターホルン北壁の登攀を、成す。

   

あらゆる困難に打ち勝てたのは、

芳野氏の精神力の強さと根性の凄さ、故である。

  

人生には何度も岐路がありますが、どうも私は楽な方ばかり

選択してきてしまったのかもしれない。。。。

  

楽な道を選んでも、得るものは少なく

厳しい道を、選択しなければと思う。

  

残りの人生、もっと精神力をつけて

「なにくそ!」という気持ちを持って、生きたい。

  

「新編 山靴の音」書籍的には、それほど面白くはない。

  

芳野氏を、知ったきっかけは・・・・

    

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芳野満彦氏をモデルに描いた新田次郎著の「栄光の岩壁」であった。

  

多少の脚色はあるにしても、優れた作品に昇華され、

抜群に読み応えがある。

  

数ある新田次郎の作品の中で、実在のモデルがいる

「孤高の人」 (モデル 加藤文太郎)

「銀嶺の人」 (モデル 今井通子)

「栄光の岩壁」 (モデル 芳野満彦) 

  

この3作品は、新田次郎の作品でも突出しており

登山をする人なら必読です!!

(登山が好きな人なら、すでに読んでいると思いますが・・・・)

     


GW(ゴールデンウィーク)

2012-04-26 | ニュース

         

今年のGWは、円高や格安航空会社などの影響で

海外旅行に出かける人が、多いそうだ。

  

いいなー。。。。

    

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私は、GWも休みはありません!

  

GWも通常通りの時間帯にて、診察しています。

(5/1火曜日は休診日です)

    


2012-04-21 | ニュース

   

大分暖かくなってきて、羆もお目覚めのようです。

  

札幌市南区藻岩下でも、数日前から目撃情報が出ていたが・・・・

    

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昨日民家から20mの地点で、ライフルで射殺されてしまいました。

  

うーん、人を襲った訳ではないが、人を怖がる様子も無かったので

事故が起こる前にということか・・・・

    

詳細は↓

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20120420-OYT8T00672.htm

   

   

同じく昨日、秋田県の「八幡平クマ牧場」で、脱走した羆に襲われて

従業員2人が死亡した。

   

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画像の塀に囲まれた運動場の上部の角から、

塀をよじ登って脱走したようだが、確かに残雪で出来た雪山から

よじ登れますよね。。。。

  

なんせ羆は、木登りが得意ですしね・・・・

   

詳細は↓

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120421-OYT1T00394.htm

   

北海道で山歩きするときは、羆の生息地に入るので

些細な物音などするだけで、なんとなく怖いです・・・・

   

羆は聴覚も嗅覚も優れているので、羆が先に気づいて逃げるので、

まず羆に遭遇するということはないと思うが・・・・

  

この時期からはクマ鈴を携帯して、歩いています。

  

万が一遭遇したら・・・・・

   

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羆が逃げて行ってくれたらよいが、向かって来たら?

    

走って逃げても、羆のほうが速いし、背を向けたら本能的に追ってくるだろうし

木に登っても、羆のほうが木登りが得意だし、

死んだ振りをしても、興味本位で引っかかれたり、咬んだりするし・・・・

  

対峙しても向かってきたら、こちらも前に出るしかないとは思う。

 

それなら大型ナイフや鉈などを、携帯しないと・・・・

ただし直ぐ出せるように、腰にでも付けておかないと意味ないな。

   

カウンターアソールト(熊よけ撃退スプレー)は、どうなんだろ?

自分にかかったら、最悪だな。。。。。

   

大型ナイフを携帯していたら、またPなどに銃刀法違反などと

難癖つけられてもかなわないな。。。。

  

羆に襲われた人は、頭部を叩かれて頭蓋骨が陥没するや

爪で衣服を破かれて、裸体の状態で発見されたり

食べる目的でなくとも、腹部を咬まれて、腸が飛び出たり

うーん、嫌だな。。。。。

  

昨日八幡平クマ牧場で羆に襲われた女性従業員2人も

身内が確認しても、外観からどちらか判別付かない状態だったらしい。

  

羆は怖いと思ったのは、1970年の福岡大ワンゲル部羆襲撃事件の

詳細を知ってから・・・

  

詳細は↓

http://w.livedoor.jp/book-wiki/d/%CA%A1%B2%AC%C2%E7%B3%D8%A5%EF%A5%F3%A5%C0%A1%BC%A5%D5%A5%A9%A1%BC%A5%B2%A5%EB%C6%B1%B9%A5%B2%F1%E6%B1%BD%B1%B7%E2%BB%F6%B7%EF

      

動画もあります。当時作られたテレビ番組と思われます。↓

   

    

三毛別羆事件も怖いな・・・・

(実話です)

  

詳細は↓を、読んでみて下さい!

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天狗小屋~キロロ

2012-04-12 | 山歩き・まち歩き

   

再度天狗小屋から、余市岳を目指してみた。

  

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旧豊羽鉱山に向かう途中、定山渓天狗岳が綺麗に眺められた!

    

なかなか荒々しい山容の岩山

   

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天狗小屋から、白井川右股林道を歩いていく。

     

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旧豊羽鉱山方面は、まだ通行止だったので

そこにいた警備員の話では、スノーモービルの人は3月までで

4月に入ってからは、全く来ていないとのこと・・・・

  

なので、スノーモービルのトレースはないが、

単独の方のトレースが、あった。  

   

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雪崩斜面を、いくつか通過!

  

白井小屋分岐を過ぎてから、登山道になっていくが、

前回はほぼ夏道を辿ったが・・・・・

    

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トレースの人は、夏道ではなく

尾根沿いのルートを、採ったようです。

  

尾根沿いは起伏があるので、夏道のほうが楽なライン採りだが、

湿雪でのラッセルよりは、トレースを辿ったほうがよいと判断して

尾根沿いを進むことに・・・・

   

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天気も良く、良い日に当たったなと、思っていたが・・・・

    

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白井岳! 

    

稜線がクッキリ!

   

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なかなかの急斜面ですが、トレースの人は直登!

 

これはかなり健脚な人かな?と思っていたが・・・・・

    

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私は上まで登らずにトラバースしていったが、

進んでいくとさらに急斜面になり、仕方なく戻って尾根上に登りきったが・・・・

   

トレースの人は、この斜面を登りきったところで

Uターンして、下山してしまったようです。。。。   

    

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さあ、ここからはトレースなしです。

    

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気温の上昇で雪質も柔らかくなり、かなり手古摺る・・・・

    

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932mピークに、到着!

  

余市岳が、ドスーンとみえる。

   

がしかし、尾根沿いで手古摺ったので

前回と比べ、この地点ですでに1時間半も、余分に時間が掛かっている。

  

今回は天狗小屋~余市岳のピストンは、

スキーを使わない徒歩では、時間がかかりすぎるので

キロロまで縦走して、ピックアップしてもらうことにしていた。

  

このまま余市岳に行けば、約束の時間を超えてしまう。

   

生憎、この周辺は携帯もつながりません・・・・・

    

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白井岳!

  

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定山渓天狗岳!

   

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余市岳!

  

こちら方向から眺めた余市岳は、かっこいいねー。

    

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余市岳は諦めたので、朝里岳の方面に向かって

トボトボと歩いていく。。。。。

   

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白井岳!

 

ついこの前に登ったので、繁々と眺めてしまう。   

    

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あとひと踏ん張りで、平坦な飛行場だ!

      

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登ってきた方角を、振り返る。

   

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北東コルから頂上までの稜線が、クッキリ。。。

  

ああ、残念! 余市岳。。。。

    

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曇ってきたが、飛行場に到着!

  

キロロスキー場のゴンドラ山頂駅を、目指します。

    

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どうしてでしょう?

  

ここだけ別世界のように、強風が吹いている・・・・

   

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キロロスキー場のゴンドラ山頂駅が、見えてきました。

  

ホッとしたのも束の間・・・・

  

ゴンドラの運転は、前日で終了したようです。。。。

  

とほほ・・・・

   

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スキーコースを、歩いていきます。

   

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おっ、ゴンドラ山麓駅が、見えてきました!

 

予定時間を越えましたが、待っていてくれて

無事ピックアップしてもらいます!

  

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今回のトラック(2分割)

    

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GPSによると、今回の歩行距離は、20.7kmでした。

    

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帰りに朝里温泉の「宏楽園」にて、温まっていった。

 

ここは入口のアーチをくぐり、奥に進むと

純和風の温泉旅館があり、静かな雰囲気です。

    

夜は焼き鳥屋に行き、鶏肉は肉類の中ではカロリーは低いが

腹いっぱい食べたので、(豚肉も結構食べたし・・・)

消費カロリーを、キッチリ補給してしまった。。。。

   

気分もカロリーも、フル充電されたので

また明日から、仕事に励めます!!