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ドラゴンフライ。

2012年08月05日 | 日常・身の回り
ドラゴンフライなどと、恐ろしげな名前が、トンボで、人に嫌がられるハエは、フライ。
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蜻蛉(とんぼ)は秋の季語、うるさい蠅は、夏の季語。
洋の東西で、名前も変わる。
虫に対する感覚、感情は日本は、特別に細やかである。
これから秋になって、虫の声を愛でるのは日本情緒であり、外国人にはうるさいだけと言われるであろう。
太古より、昆虫に心を寄せる民族は、他には、いないのではと、思うほどである。
四季に移ろう自然は、動植物、いきものと人間の共生に関わってきたからであろう。
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農耕民族と、虫。
害虫のことは、良く分からないが、晩夏から、初秋にかけて「虫送り」という農村の行事があった。
松明を掲げ、鉦や太鼓を打ち鳴らし、あぜ道を行き、イネの害虫を、山のふもとや、村境まで送った。
吉天の子供のころのことだが、良く覚えている。イネ虫、うんか、ずい虫、いもち病、などであったろう。
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「飛んで火に入る夏の虫」のとおり、虫篝火は、田んぼの辻に、篝火を焚いて、虫が飛びこんで羽根ごと焼かれて落ちるのである。
今は、農薬散布で、このような行事や、風物詩は、無くなった。
無農薬や、減農薬が進み、ドジョウや、小動物が戻ると、シラサギも舞い、美しい田園風景も見られる。


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2 コメント

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kazuyoo60さん。 (吉天)
2012-08-06 10:50:50
kazuyoo60さん。
蜩が、かなかなと鳴き、ウスバカゲロウのひ弱さ、ちょっとセンチメンタルになります。
カブトムシの角は、ワイルドです。
虫たちは、日本人の様々の感情を引き出します。
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トンボがどうしてドラゴンと結びついたのでしょうね。 (kazuyoo60)
2012-08-06 09:22:00
トンボがどうしてドラゴンと結びついたのでしょうね。
稲の害虫は人手だけではとても手に負えない時代だったでしょう。優しさの感情ではないと思いますが。
クマゼミは喧しいだけですが、ヒグラシやミンミンゼミなどは心地良いと聞こえたりしますね。
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