ぽかぽかと行きましょう

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大変なご迷惑と言いながら、再稼働はいかがなものか。

2012年06月04日 | 放射線とレベル7

大変な事故から、一年余。

電気代値上げのお願いのもとは、なんと言っても原発事故。

それなのに、電力が、まかなえないから、原発の再稼働。

大飯原発再稼働も、やむなしと。

万が一、事故があれば関西広域に放射能物質が振り撒くと、福島以上の脅威にさらされる。

それでも、背に腹変えられないと、限定的ちょっとだけよ。と言いつつ再稼働へ。

馬鹿じゃないの。

あんた、あほか。と言いたい。

ちなみに、吉天の住まいも、福島から離れているとは言え、かなりの放射性物質が草や木に降り注いで、生ゴミと草や落ち葉をクリーンセンターが回収焼却したら、かなりのセシュウムが焼却灰から出て、焼却灰の処置が出来ない。

そこで市は、可燃ゴミと草や落ち葉を分けて回収、せめて焼却灰を草木落ち葉、剪定した枝木に限って、焼却灰の量を減らすと言う。

本当は草取りも、ガーデニングも、手袋して、マスクして、靴についた土は洗い流すほどのレベルでは無いのか。

たださえ、ごみの分別が複雑だが、摘みとった草や、落ち葉、剪定の枝木など、仕分けして回収車に託す。

電力会社のいう、「大変ご迷惑」は、原発直近の福島に限らず、このように広い範囲に及んでいる。

完全な脱原発以外に、今更ながら日本全国の安全は無い。

我孫子市は、毎年の(昨年は自粛)花火大会も、学校、公園の放射性物質の除染の費用に回すため中止になった。

野田総理の出身地の船橋も、我々の市とそう遠くない同じ千葉県だ。

ドジョウだって、鮒だって、セシュウムまみれなのに、すぐに健康被害が現れないからと言って、どうして平気なのか。

水俣病も、サリン事件も、原発事故も、同じようなことが起きないようにする学びの心と行動がないと、日本は永遠に不幸のままになる。

お互いに今こそ目覚めるべきだ。

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お月見の、ススキの穂にも・・・・あるいは。

2011年09月09日 | 放射線とレベル7

千葉県東葛地区の各市の一般ゴミの焼却灰のセシュウムは深刻である。

国の指示によると、コンクリートで固めて雨水で流れ出ないようにして、埋める。などの方法。

実効性が薄いと市長。(東京新聞)。

目に見えない放射能があらゆるものに降り注いで、ゴミとして焼却した灰に集約されたすごいセシュウム。

生活そのものが脅かせられている。

目に見えない物を、目に見える形に、線量を確認して対処することはできないのか。

お月見のススキだって、あるいは放射能かぶっているんではないか。

安全と言えるもの、何処まで安全なのか。知りたい。


ついに、お米まで検査。

2011年08月02日 | 放射線とレベル7

手賀沼の、沼辺に広がる新田の稲穂が出始めた。

あの白鳥の荒らした田んぼの稲も被害もなく、稲穂を出している。

やがて収穫の時期がきて、新米が得られるのも一・二ヶ月だ。

こんな時に、農水省の方針で、コメの放射性物質について、収穫前と収穫後の2段階で検査が実施されることに。

基準値を超えれば、出荷停止もある。

お茶、稲わら、汚染牛肉の後手になった対応もあり、コメは収穫前から調べることになった。

そんなにまで、汚染が広がっているのに、この先どこに住んで何を食べればいいのだ。

ブランド米も、汚染米になれば、農家も最悪だ。誰が保証するのか。

原発は安全だと偽って、推進してきた人間が太っている。こ奴等から賠償金を取っても放射性物質は、どんどん広がって行きとめようがない。

勧善懲悪の水戸黄門も、もうよかろう。と今年いっぱいでドラマを終える。


猫の首に、鈴をつけるのは誰か。

2011年04月26日 | 放射線とレベル7
「原発事故」という大きな猫に、鈴をつけこれ以上我々ネズミが食われないようにしょうと衆議一決。いや、しばしば食い違い。
「ひとつになろう日本」と呼びかけているさなか、民主ネズミは、 「バラバラになって、菅蹴りしよう」じゃ、ダメだこりゃ。
原発猫に鈴をつけ、早くおさまってもらおうと、あの手この手。
実際に鈴は、水をかけたりして冷やすのは、現場の決死隊。原発の場外じゃ、水かけ論。
     ここで、現場の作業員の緊急検診の指示、厚労省、東電に(小さな記事)
福島第一原発の復旧にかかわる作業員に緊急の健康診断の指示が出る。検査項目は、白血球や赤血球の数値、放射線による皮膚への影響など、作業に一か月以上従事している人や、累計の被曝線量が100ミリシーベルトを超えた人を優先。
作業員の皆さん、家族や恋人いるのに、もっと早くやれ。このひげ鼠ども。
***
もっと大きな古ネズミやドブネズミがいるらしい。
26日の天声人語の最後の4行に。
>安全神話は潰え、今や事故が起きるのが前提だ。利権や金儲けではなく、ひとの賢さを高めて針路を決めたい。敬意をもって未来に迎えられるように。
(と、言うことは原発の推進は今まで政治家ネズミの、利権や金儲けで、ござんしたか)
26日の朝日朝刊のオピニオンのページで、一番大きな勲章貰ったネズちゃんを呼び出し質問を浴びせたが、シャーシャーとお答えになっていた。しかし、「取材を終えて」のところで、編集子はこのネズちゃんこそ原発猫の首に「鈴」を付けに行って欲しい気持ちを代弁してたように思う。ご老体に鞭打ってでも責任とってもらいたい。吉天子



1ミリシーベルトの一時帰宅。

2011年04月25日 | 放射線とレベル7
福島第一原発の半径20キロ圏内の「警戒区域」に住んでいた人たちは、自分の家でありながら、立ち入りが禁止されている。
違反すれば10万円以下の罰金が科せられるという。
一時帰宅の許可基準は、1世帯当たり一人のみ、15歳未満は認めない。個人線量計を持ち防護服など着用して地区ごとに集団でバスに乗り、自治体や、東電の職員が引率して移動する。(朝日新聞)
滞在中に浴びる放射線量を1ミリシーベルト以下に抑えるため、警戒区域内の滞在時間は5時間、自宅には最大2時間いて、食品や家畜?は持ち出せない。
これでは、様子見に帰るだけ。無理して帰宅しても何もできない。
一方、窃盗目的で区域に忍び込む不届き者もいるらしい。検問をがあるのかないのか侵入して鍵を壊しているらしい。
泥敵は、何ミリシーベルトでもかまわないが、取り締まれないのか。
なお、区域内で動けない動かない人たちが100人以上。本当に危険なれば、手を尽くして救出する必要があるのではないか。
「自分は年をとっているから、数年後の影響は関係ない」と。
線量計で、シーベルトどんなふうに出るのか。


放射線・放射性物質・放射能

2011年04月24日 | 放射線とレベル7
こんなことが起きる前は、単純に「放射能」と呼び習わしていた。
日常では、「明るい爺問題」で過ごしていたが、3・11以来めっぽう「大きな爺問題」として浮上した。
放射能とは、放射線を出す性質を言い、そのような性質を持っているもののこと。
そして放射性物質から出るのが、放射線。
すべては、この放射線が主人公になった。
原発事故で、放射線被曝が最大の問題点になった。
被曝は放射線の照射を大量に受けると人間の体にさまざまの障害が現れる。
そもそも、1885年に、ドイツのW・C・レントゲンが初めて不思議な放射線を発見し、??でX線と名付けた。
今も病院へ行けば、レントゲン線、X線なのだ。
その後、世界の物理学者は相次いで、いろいろな放射性物質から、放射線が出ることを発見しウランやラジュームなどで、原子物理学はどんどん進化する。天然に存在するラジュームが強烈な放射線を出すことをキューリー夫妻が発見し夫人は、研究材料のラジュームから、大量の被曝をうけて、最後は癌で亡くなった。
ずうっと後になって、日本は広島、長崎に原子爆弾を落とされた。こんなことが放射線の毒性について、生の研究材料になったのは、不幸である。 (爆弾を浴びるのは、被爆。放射線を浴びるのは被曝)

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放射線には、自然放射線と人工放射線がある。
問題は、人間の作った人工放射線だ。
人為的に作られた放射性物質からの放射線は、医療用のX線発生装置もあるが、原子炉の発電、原子爆弾。
自然放射能は、大昔からある。
ひとつに宇宙線、大地放射線など自然界にあるもので、人間の健康に害を及ぼすことはない。
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今日24日の朝日新聞の2面に放射線、体にどんな影響があるの?
これも読んでおくと良いよ。
                                つづく


シートベルトは、車乗る時の安全義務。さてシーベルトは?

2011年04月23日 | 放射線とレベル7
22日午前0時をもって福島第一原発の半径20キロメートル圏内は(災害基本法に基づく)「警戒区域」に設定された。
加えて20キロ圏外の、福島県4町村は「計画的避難区域」に、さらに30キロ圏内で「緊急時避難準備区域」が指定された。
これらの区域は、それぞれ放射線量の数値が、被曝線量の程度を目安に線引きされている。
たとえば、原発から3キロ付近では、毎時100マイクロシーベルトを超える地点で年間の被曝線量に換算すると100ミリシーベルトを超えかねない。
健康に影響の出る年間20~100ミリシーベルトを上限に被曝線量で対策を取るように勧告したのは、国際放射線防護委員会(ICRP)2007年だ。
線量当量の単位名がシーベルト、何やら難しいが、線量等量の定義は吸収線量×線量係数×修正係数となっている。
つまり、線量当量は、種類やエネルギーの異なる放射線被曝に対し、それが人体に及ぼすリスク(危険度)を同一尺度で計算し、放射線防護の目的で比較したり、管理したりするために用いられる。その単位がシーベルトだ。

それに単位の接頭語がつくから、どれくらいの量か大きいのか小さいのか迷ってしまう。
ミリ・マイクロ・ナノ・ピコと小さくなり、キロ・メガ・ギガと大きくなる。
500ミリシーベルトも被曝するとリンパ球の減少が起こるとされている。(ICRP)
3月11日以後の、新聞は袋に一杯になった。


線香の香り

2011年04月22日 | 放射線とレベル7
朝、仏壇に、香をたむけると、まっすぐに煙が上がる。
しかし、やがて仏間からリビングに香りが到達する。
お香は、煙も香りも感じることが出来る。
しかし、これが放射線だったらどうだろう。
煙も香りも漂わず、目にも見えない、放射線が忍び寄ってくる。
長い間に確実に人体を蝕む不気味な存在。
地図に10キロだ、20キロだと弧を描いてみても、それから先は安全と言うことではない。
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朝、コーヒーを淹れる。ミルクを垂らすと白い墨流し文様を描いて拡がっていく。
しかし、これがミルクでなく海に垂れ流れて行く高濃度の汚染水だったらどうだろう。
魚介類の食物連鎖で、人間も遅かれ早かれ危険な状態に見舞われる。
水も空気も、線は引けない。
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日本人は、非常時になると体を張って立ち向かう。否、立ち向かわされる。
かの大戦に於いて、神風特攻隊が、戦艦に向かって体当たりを決行した。軍神と言われても、成功率は低く悲しいことだった。
今、この原発事故で、現場の作業員の人たちは、やはり命をかけて戦っている。
東電、保安院、官房長官の記者会見も、かっての大本営発表に似ているが、何時までたっても安全への解決の糸口は見つかりそうもない。
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つづく