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歌舞伎座第ニ部観劇後、上野へ。
3日前に行ったばかりの長谷川等伯展を再訪してしまったのだ。
と書いたらどれだけ好きなんだと言われそうだが、
実はひょんなことからその後、招待券をいただいたというのが大きな理由。
展示最終日の、それも終了間際2時間での二度目の鑑賞は、大正解。
前回より空いており、屏風絵もある程度の距離をもって見ることができた。
その結果、例えば優美なタッチの『海棠に雀図』や『恵比寿大黒・花鳥図』、
艶やかで華やかな『松に秋草図屏風』、迷いのないダイナミックな筆使いの『波濤図』、
天上を想わせる荘厳な『山水図襖』など、前回とまた違ったところから楽しんだ次第。
等伯の絵には、桃山文化の煌びやかさと幽玄を思わせる静謐さとが、共存している。
それは彼の画法の多面性を示すと同時にこの二つの要素が、
時代を超えた人間の「本質」的な部分として、
コインの表と裏のようにつながっていることを示唆している、のかも知れない。
なお、今回は平常展のほうものぞいた。
大好きな仁清や、美しい愛染明王坐像に感心しきり。
そしてその後はといえば嬉々として、焼肉屋で舌鼓を打ったのであった。
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歌舞伎についてはまた改めて。