詩人PIKKIのひとこと日記&詩

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緊急トークセッション : 「食」を支える卸売市場は誰の手に落ちていくのか?

2020年01月27日 | 犯罪
緊急トークセッション : 「食」を支える卸売市場は誰の手に落ちていくのか?

 1月25日(土) 東京の高円寺のイベントスペース「Grain」で、〔緊急トークセッション〕「食」を支える卸売市場は誰の手に落ちていくのか? と題されたトークイベントが開催された。主催は、築地中央卸売市場の豊洲への移転問題や、全国で改悪されつつある卸売市場条例に危機感を抱く市民による消費者団体「卸売市場制度を守ろう!都民連絡会」である。用意された50席は、関心を持つ参加者で満席となった。

 司会は、長年、築地移転問題に関わり、汚染の事実を隠蔽し、土地購入した石原慎太郎元都知事にに578億円の返還を求める裁判を起こした水谷和子氏(一級建築士)。

 パネラーは三人で、東京都中央卸売市場取引業務運営協議会会長代理で、昨年10月の運営協議会において東京都の卸売市場条例改正に強く疑義を唱えた藤島廣二氏(東京聖栄大学客員教授)、中国電力上関原発建設計画の反対運動や杉並区の複数の道路拡張計画と再開発計画などに憲法29条に基づく財産権(営業権や漁業権)で阻止・反対運動を展開してきた熊本一規氏(明治学院大学教授)、各地の卸売市場の現状に詳しい菅原邦昭氏(仙台水産仲卸組合事務局長)だった。三氏は、これまでの経緯や現状と問題点などをわかりやすく解説した。
*左から菅原・藤島・熊本の各氏

 藤島氏は「誤解や先入観も多い卸売市場の役割、例えば卸売市場制度によって実は流通コストが抑えられている」と述べ、制度の様々な利点をこれまでの歴史を踏まえ、どう改悪され、どんな将来が予想されるかを話した。

 熊本氏は、「卸売市場条例の改悪で営業権が侵害され、築地の仲卸業者が一切の補償も移転費用さえ払われず、東京都に強行された」と述べ、営業権の持つ意味を解説した。

 菅原氏は「卸売市場制度が導入されるきっかけとなったのは米騒動であるが、一般に知られていることは米騒動の一部に過ぎず全貌はまったく違う様相であった」と多くの例をあげ、さらに「市場の制度の問題が地方自治に大いに関係してくる」と話した。

 会場からは高円寺北中通り商栄会会長齋藤正明さんが、小規模小売店、商店街の危機感を実際の立場から話した。杉並区議会議員の松尾ゆりさんは、杉並区による阿佐ヶ谷再開発の問題について、また築地に住むGrainのオーナー加藤さんからこれまで行われた様々な問題のイベント等について話した。 

 参加者の赤江祐一さんは「いずれのお話も非常に中身の濃かったが、迫力もあり、判りやすく話してくれたので共感した。築地場内は残念ながら解体工事がほぼ終了する段階まできてしまったが、移転先の豊洲市場の現状は取扱高が都の見込みを下回り、施設の不備が次々と顕在化しているのに、仲卸業者等の懸命な努力で存続している状態にある。それなのに、『卸売市場条例改悪』という市場の制度そのものの破壊が加わろうとしている。全国的に進められているものであるが、生産者、消費者あるいは市場関係者にもあまり浸透していないので、このトークイベント次の展開が望まれる」と語った。

 東京都の卸売市場条例が改悪される経緯や背景や。藤島廣二会長代理と都担当者のやりとりについては、 2019年10月28日開催の第25回東京都中央卸売市場取引業務運営協議会の議事録に掲載されている→ https://bit.ly/2RSKHf3

*「卸売市場制度を守ろう!都民連絡会」・・東京都議会本会議では昨年12月18日、卸売市場条例の「改正案」が可決・成立しました。卸売市場制度は、全ての人に向けて公平公正を確保するために厳しく制定された制度でした。卸売市場の開設者である各自治体では市場法改正に併せ「卸売市場条例の改正」を準備中。この動きに疑問を呈し、昨年9月に市民団体「卸売市場制度を守ろう!都民連絡会」(水谷和子代表)が立ち上げられました。


●参加者のCazさん(女性)が寄せた感想
 小さな会場はもう満席でした。始まったばかりの会なのでしょう。とても大切な事だからと、壊されて行く築地市場を見続けながら集まった方々だと聴きました。地元高円寺の商店街に限らず各地から来ている方々もいて、ビデオカメラの多さに少し驚きました。

 藤島先生は市場の研究をされておいでだとか、熊本先生は営業権のお話をされていました。私には目からウロコのようなお話でした。卸売市場条例が変わると聴き、ああそうなのかという程度の思いでいたものですから…。

 講演前に流れていたイメージアニメで、今度の条例改正は今までと全く違うという事も分かりました。取引が自由になる規制緩和とはとても怖い事だと思います。卸売市場に、せっかく生産者が持ち込んだ品が、買い取ってもらえないトラブルが起きたり独占されて倒産したり、流通経路がバラバラで価格が安定しなかったり、不公平や争いが起きれば、たちまち資本力の強いところしか生き残れない。きっと不公平は起こりますよね。何故こういう仕組みが危うい条例が可決されるのか?

 菅原さんのお話は米騒動の歴史や近代政治のお話で、こういう事を何となく聴いてはいたし、都民連絡会さんのチラシを読んではいたのですが、今回の条例改正は、過去の間違いをまた繰り返してしまいかねない。慎重に扱うべきものだと強く思いました。法律が難しいのは私たちを護るためだったのだと改めて思っています。市場法を簡単に変えた目的が理解出来ましたが、東京都の条例改正は、問題点が多いと思います。私に今何が出来るのか考えてみたいと思います。条例改正の問題は 議員さんはあまり話を していないと思いますし、市場の専門の人にももっと 頑張って欲しいですね。

※なお、このイベントの様子は https://twitter.com/keitarou1212/status/1221301588020490242?s=20 で録画公開中
(報告・ジョニーH)

LNJ Logo 渡部通信 : マキャベリの『ローマ史論』から見たイラク戦争(1)

2020年01月27日 | 犯罪
 ・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、
 ・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」
の渡部です。
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世界は、温暖化や中国発のコロナウィルスなどで大きく揺らいでいる。
そうした中で中東情勢も引き続き緊迫している。昨日(1月26日)は、
バグダッドの米大使館へロケット弾攻撃があり、負傷者も出た模様だ。

ところで、イラクに米軍が侵攻したのは2003年3月の事だった。
そして、米軍はフセイン政権を倒し、
イラクを政治・軍事的に支配するに至った。
あれから17年、その米軍はかつての勢いを失いつつある。

17年前の2003年、千葉高教組の「ひのきみ通信」には、
<マキャベリの『ローマ史論』から見たイラク戦争>
という論文が2回掲載された。
1回目は「ひのきみ通信」87号(2003年4月5日)、
2回目は「ひのきみ通信」93号(2003年11月29日)。

そこでは、結局のところアメリカ軍は
敗れるだろうということを述べていた。
2回に分けて紹介しますので、
少し長いのですが、興味のある方はお読みください。
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マキャベリの『ローマ史論』から見たイラク戦争(1)
筆者:stylo rouge

 3月20日、国連の決議もなく、
国際法をも無視して始まった米英軍によるイラク侵略戦争が、
長期化の様相を示している。
そして、米英軍によるイラク民衆の殺害が増加している。
戦争は今後どの様な展開を見せるのかはわからない。
しかし、すでにこの段階で、アメリカ本国からも、
「今回の作戦は誤りではなかったのか」という声が上がり始め、
米英を始め世界各地では反戦運動が高まりつつある。
日本でも高校生たちが声を上げ始めている。
イラクでは米英軍に対する民兵の攻撃や、自爆攻撃まで起きている。
さらにアラブ世界からは義勇兵が多数イラクに入っているとの情報もある。
しかも、たとえ米英軍が勝利し、首都バグダッドを占領したとしても、
果たして、空爆で多数のイラク市民を殺害している米英軍が
イラクの民衆に歓迎されるかどうかは分からない。
しかも長期化すれば、補給線の確保も困難となり、
砂嵐や暑さにより作戦も困難を極めることになるだろう。
どうやら、戦争は米英軍にとって厳しいものになりそうである。

 ところで、今から約500年前、イタリアのマキャベリは『ローマ史論』
(1513年頃執筆開始、1519年頃完成)というものを書いている。
マキャベリと言えば『君主論』(1513年頃執筆)で有名だが、
この本はそれと重複する部分もあるが、
それよりもいっそう幅広いテーマを論じてあり、学ぶところの多い本である。

 この本の中で、マキャベリは戦争についてもいくつかの重要な指摘をしている。
そこで、今回のイラク戦争について、この本を参考に少し考えてみたい。
いずれも引用(岩波文庫から)が少し長くなりますが、
内容をつかんで頂くために、辛抱して読んで頂きたい。

 まずマキャベリは、金銭の差が戦争の勝敗を決めるという
当時の「通説」に対し、次のようなことを述べている。
「何が一番間違っているといっても、世間一般の考えるように、
金銭が戦の原動力だと言うことほど間違っているものはない。
・・・・巨万の財宝をもっていれば十分に防戦ができると信じており、
仮に金さえあれば戦に勝てるものとすればダレイオスはアレクサンドロスに勝ち、
ギリシャ人はローマ人を打ち負かし、
降って現代ではシャルル豪王はスイス人を打ち破り、
さらに極最近では法王とフィレンツェ人とは力を合わせて
法王ジウリオの甥フランチェスコ・マリーアをウルビノの戦いに
撃破したり出来たはずだということを一向考えようともしないからである。
ところが今ここに申し述べた人たちはおしなべて、
精兵を重んじ金は戦の原動力などとは考えていなかった人たちに叩きのめされているのである。」。

 アメリカは確かに世界一の超大国で金持ちである。
一方イラクは小国で長年の経済制裁で貧乏にさせられている。
しかし、だからと言って金持ちアメリカが必ず勝つとは言えないということだろう。
しかも、イラクには「精兵」がいるとのことである。

 マキャベリは次に、大砲だけで戦争の運命が決められる時代になったという
当時の「通説」に対して、こう述べている。
「一般に流布せられている見解、すなわち、あの当時に大砲があったとしたら、
ローマ人はああ簡単に諸国を征服してそれらの人民を貢納国にしたり、
あるいはあれほど遠くまで征伐に出掛けることができなくなっていたに違いない
・・・更に世間では、この火器を使えば人間もその武勇を示す余地がなく、
昔の時代に見せたような華々しい武者ぶりを見ることができなくなったと言う。
最後に人は、現今では戦よも昔より遙かに面倒になったこと、
合戦に当たってもその当時と同じ陣立てを最早踏襲することができないこと、
大砲だけで戦の運命が決められる時代になったことなどを主張する。」
「象隊及び車組の類は乱闘のまっただ中に飛び込んできて
縦横無尽にひっかき回したものだが、
大砲の方はただ合戦の序幕に使われるにすぎないし、
砲撃が始まれば徒士組は地形を利用して身を隠したり、
或いは地面に伏せたりして、その損害を避けることができる。
経験によって見るのに、砲撃は大きな大砲を使う場合は特に効果がないことが分かった。」
「大砲は昔ながらの勇気をもつ軍勢にとっては有利であるが、
勇気に欠けた軍勢が勇猛果敢な相手と戦う場合には、
全く物の役に立たぬものであると私は結論する次第である。」

 アメリカは確かに大型高性能兵器を大量に使いイラクを攻撃した。
「衝撃と恐怖」作戦である。そして当初、アメリカの指導者層や多くの評論家は、
味方の犠牲は最小限で、戦争はすぐ終わるだろうと言っていた。
しかし、そうはなっていない。
マキャベリは「大砲は・・・・・勇気に欠けた軍勢が勇猛果敢な相手と戦う場合には、
全く物の役に立たぬものである」と述べているが、
これが500年の時を経て、今回証明されるのであろうか。

 マキャベリはまた、「攻撃される危険の或る場合、国の内外、
その何れにおいて戦うのを有利とするか」という問題を提起し、
次のように述べている。
「仮にローマ人がイタリアの地でハンニバルに叩き伏せられた三大敗戦を、
ガリアの土地で演じていたとしたら、
とっくの昔にローマ人は滅亡していたに違いない。
それというのも、イタリアにおいて行ったように敗残兵を
取りまとめる方策が全く立たないからであり、
手元に残った軍勢で敵に立ち向かうこともできないからである。
・・・ドイツではキンブリ族がローマ人を打ち破ったが、
ローマは救いの手を伸ばすことができなかった。
ところが彼らがイタリアに足を踏み入れると、
ローマは敗残兵をことごとくまとめて之にぶつからせ、
この敵を殲滅してしまった。
スイス人でも国外へは三、四千人しか出せないから之を打ち破るのは
何でもない話しだが、国内では一万の兵を狩り催すことができるから、
これを打ち負かすのは容易な業ではない。
ここに改めて結論すれば、常に武器を持ち戦の用意をしている
臣民をもつ君主は手強い強敵は之を自国内で撃退すべきであって、
断じて之を逆襲してはならないと言いたい。
しかし丸腰の臣民たちが不適当な国に住んでいる場合の君主は、
できるだけその領地に戦禍の及ばぬようにしなければならない。」

 イラクは確かにかつてクェートに侵攻し、打ち破られた。
しかし、今回は国外へは兵を出さず、国内で米英の侵略軍と戦っているのである。
マキャベリは小国スイスでも、
国内で「これを打ち負かすのは容易な業ではない」と言っている。
米英軍が「武器を持ち戦の用意をしている」イラクを打ち負かすのは、
まさに「容易な業ではない」であろう。

 以上、マキャベリの『ローマ史論』を通して今回のイラク戦争を見てきた。

 ところで、、『君主論』という本の題名から想像されるように、
「マキャベリと言えば、君主主義者だったのではないか。
『ひのきみ通信』に彼からこんなにも引用するのは、
『日の丸・君が代』対策委員会も君主主義を認めるのではないか」
などと思われる方もいるかも知れない。
しかし、彼は根本のところ実は共和主義者だったのである。
そこで最後に、『ひのきみ通信』に相応しいように、
そのことをも紹介しておこう。
彼は『ローマ史論』の中で、このことに関して次のように述べている。

 「かのアテナイがペイシストラトスの専制政治を排除して
以来百年の歳月の間いかに隆昌を極めたかは、
見る者をして感嘆にたえざらしむるところであるが、
それに劣らず賛嘆これを久しくさせるものは、
ローマがその王を斥けてからのあの偉大な興隆ぶりである。
その理由は訳もなく会得できる。個人的な利益ではなく公共の福祉こそ
国家の隆昌をもたらすということである。
その公共の福祉は、ただ共和国にいてのみ尊重せられることは言をまたない。」
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最近のニュースによると、イラクでは、
米大使館とグリーンゾーンに対する攻撃はここ数カ月間に増え、
イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官が殺害された後に一層活発化している、
ということである。

次回(2)では、
砦に閉じこもった軍隊の末路について述べてあります。

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     「2・9総決起集会」
~「日・君」強制処分反対!労働運動への弾圧を許すな!~

■日時: 2020年2月9日(日)13時開場 13時30分開始
■場所: 東京しごとセンター 地下講堂
   (JR飯田橋駅下車徒歩10分、地下鉄九段下駅下車徒歩5分)
■講演 :永嶋靖久弁護士(関西生コン弾圧反対弁護士)
  <「日・君」強制と関西生コン労働運動つぶし攻撃>
●現場からの報告(少しかわりました)
・変形労働時間制と教育労働者の闘い
・義務制の教育現場から
・「天皇奉迎」に子どもを動員することに反対して闘う
・ 国威発揚とオリンピック・パラリンピック教育の実情
・「君が代」被処分者たちと高校の現場
・高校生の闘い
●卒業式チラシまきの提案
                (資料代 500円)

「文明」的であらねば

2020年01月27日 | 
すべての命を育んできた森のほんとうの価値は
どれだけ多くのいのちを育んできたかでわかる

その意味では我々の血税で国有林を伐採して
災害時の被害を増大させている林野庁などは
最悪の大量無差別兵器と同類だ
(ダイオキシンたっぷりの除草剤を日本各地の山林に放置して
70年代に日本の奇形児数を世界一にした罪も重い・・)

人間の価値はどん底にある時こそ
自他ともによくわかる

だからこそ弱い者いじめをする奴や
「誰でもいいから殺したかった」という奴を
到底許すことはできない
彼らの同類が主導者になってしまったのが現在の日本社会

社会貢献の意識の欠片もなく
本来なすべき義務の代わりに
社会から与えられた権威権力を
弱者いじめや抹殺にしか使おうとしない
この国の政官財やマスコミや宗教界だ

すべての政治家官庁や企業マスコミ宗教を
その社会貢献の度合いや違法性度で判断し
あまりに違法行為のひどい組織や
社会貢献意識のない人材を排出する組織は
順番になくしてゆくべきだ

その判断基準とは「文明」的であらねば
ごく一部の利益利便のためではなく
どんな人間もが利用可能で利益を得られるというのが
文明的ということだ
法律福祉の理想がそうであるように

それはあらゆる分野での憲法遵守や
誰もが安心できる年金や公教育や医療福祉
さらには図書館や道路や災害救助や
安価な電気ガス・ガソリンや食の安全と安さだ

「生活コストの低減」と
現在から将来にかけての「安全安心」と要約可能だ

デラシネ(根無し草)の旗

2020年01月27日 | 
何年か振りの故郷の夢だった
洞爺湖行きへのバスを待っていると
なんと!猫バスが
待っている数人を置いてきぼりにして
つづれ折りの坂道をぐんぐんと登ってくる

ちらりとこっちを見ては
にっこりと微笑んでいる
憎たらしい猫バス

みんな血相を変えて
一生懸命にその猫バスを追いかけるけど
猫バスはぐんぐんスピードをあげて
はるか湖畔を一周してゆく

峠から降りてゆくと
懐かしい我が家が見える
いまは亡い父の表札のかかった
いまにも倒壊しそうな平屋の家

冬には
人間の腕ほどもあるツララが
窓一面にぶら下がってた我が家

「忘れてたわけじゃないんだ」
「生きるだけで大変だったんだ」と
懐かしい山並みを見上げながら呟いて
立ち尽くすばかりの自分がいた

デラシネ(根無し草)の旗のもとでは
明日もまた
生きることに懸命の毎日に違いない

人生の途上では誰もがデラシネ
デラシネの旗がなびく日々の途上で
たった一日しかない今日を
ただひたすら懸命に生きるしかない