詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

昨日仕事帰りに円空仏の写真を沢山撮ってきた

2006年10月30日 | Weblog
円空仏を沢山デジカメで写してきたところだ。

北海道にもそのナタ彫りの仏像が多い円空は、日本一の探検家松浦武四郎とよく似た江戸時代初期の修行僧&彫刻家だ。
約12メートルという積雪の世界記録をもち、伊吹おろしを利用した金属加工の中心地の伊吹山で修行を開始したというのが・・とても興味深い。
古代金属加工業者の物語ー日本武尊の美しい物語も伊吹山周辺で、その終わりをむかえるし・・

明治の廃仏毀釈まで日本思想の根幹にあったというべき「神仏習合」が、円空を理解するキー・ワードなのかもしれない。
泰澄(木彫の仏像創始者)の白山信仰(奥州藤原三代とも密接な関係)に始まり、行基の八幡信仰によって公の思想となり、空海の真言密教によって完成された日本の「神仏習合」と木彫仏像製作。

なお、今ではとても信じられない話だが、明治時代までは、伊勢市が京都・奈良に肩を並べるほどお寺の多い街だったそうだ。
朝熊ケ岳山頂にあって伊勢神宮の鬼門を守る奥の院・金剛証寺や・・
そのすぐ近くの熊野三社の分社や・・
そのまたすぐ近くの伊勢神宮のルーツともいわれている伊雑宮など・・
伊勢志摩は日本古代史を解明するヒントに満ちているし・・
円空仏の傑作も多いようだ。

シャーマンあるいは預言者の言葉かな・・ーコリント前書よりー

2006年10月28日 | Weblog
日の光栄と 月の光栄あり
されど、この星はかの星と光栄を異にする
朽ちる物にまかれて
朽ちぬ物によみがえり
卑しき物にて まかれて
光栄ある物によみがえるなり
         (「コリント前書」より)

大昔はここの海で身を清めてから内宮へと参拝したのそうだ

2006年10月23日 | Weblog
蛙の置物が多いのはー
日本最古の神社の起源という説もある熊野のゴトビキ岩と同じような信仰の流れなんだろうか?
僕の近所にある神社も、蛙と龍という水を象徴する神様が同じように祭られているが・・

カモメ

2006年10月05日 | Weblog
アルトヘルマー監督の「ツバル」は
ぼくのなかの
君への鎮魂歌だったのかもしれない

「あんたにぴったりだよ」とプレゼントしてくれた
上野公園のホームレスから買ったという・・
「ジキル博士とハイド氏」という
対訳英訳本の緑色の表紙

かって
そんな町があり
そんな君に
憧れていたぼくがいたような気がする

北の果て
米軍の艦砲射撃で弾痕だらけの
コンクリートの建物群の周りで
揺れやまない一面のタンポポの黄色のなかで・・

カモメ カモメ
笑っておくれ

砂澤ビッキの本

2006年10月04日 | Weblog
トンボの影が
煙草の紫煙を横切っていった
まるであの頃みたいに
ずっと
信号待ちのぼくの真上を

トンボはまるで
故郷のイコンのステンドグラス
ビリビリと震えながら
活字みたいに飛んでいってしまったから
小脇に抱えていた
アイヌ人彫刻家ビッキさんの本の表紙を
しげしげと見つめる秋風のなか

「風の王ー砂澤ビッキの世界」という
青い表紙のやけに重たい本
たったひとり会いたかった君の
たったひとつの君の形見