詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
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バカ扱い!安倍夫妻はレッドカーペットの外!  http://www.asyura2.com/19/senkyo260/msg/217.html

2019年04月29日 | 犯罪
投稿者 赤かぶ 日時 2019 年 4 月 28 日 13:20:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
  



▼バカ扱い!安倍夫妻はレッドカーペットの外!

 Mika Takatsuさんが「日米首脳会談、驚愕の屈辱」と題してこれを投稿した

 トランプ夫妻との記念撮影で、安倍夫妻はレッドカーペットの外。

 日本の首相をコケにした韓国のメディアの動画を転載した。

 国辱ものだと不快感を露わにした。


 (原文のまま)


トランプ夫妻との記念撮影で、安倍夫妻はレッドカーペットの外。

安倍首相が近づくと、トランプ大統領が”STOP!” 🚫🙅🏼‍♂️

一緒に撮ったピクチャーなのに、この寒々しい距離感w

アメリカ人は、距離間やコンフォートゾーンを確かに大事にするが、写真を撮る時はフレンドリーだ。

幼稚園児の立ち位置、先生に諭されてるんじゃないんだからさ〜

安倍カップルはいつでも蚊帳の外。

敢えて言うが、例えばトランプのように差別主義で、教育水準に恵まれたとしても、このようにEQレベルが決して高いとはいえないだろうというアメリカ人に、日本人は、「体が小さくてクレームをつけない、ちょっと奇妙な人種」だと認識されているところがある。

トランプだけではない。

心根の悪い、そして、教育レベルや道徳がローワーなアメリカのマジョリティにまで甘くみられている。

これが、もし、ヨーロッパや 小うるさい他アジア諸国相手なら絶対にしないだろう。

こんなことをされても何のクレームもできない日本人に対し、

ネット動画の世界は、日本人をあざ笑うような多くの外国人が存在するという事実を受け止めた方が良いだろう。

例えばニューヨークは、人種が多様なわけだから、ノンネイティヴだ。

だから、私たち日本人と同じように第二言語〜セカンドランゲージを不慣れに話すのは同じシチュエーション。

けど、他人種は、欧米人を前にしても日本人のようにオロオロ、ペコペコしない。

だから舐められない。

人を見下して弱い者から搾取する人間は、もっと権力を持つ者にどんなに忖度しても、面白いぐらい見縊られる。

安倍ちゃん、たまにはトラさんにツイートしたら?

レッドカーペット持参、しかも“ホーム”でもこれだ(*≧∀≦*)

レッドカーペットの外に立つ安倍、記者から、もっと詰めてと言われて。
左脚をレッドカーペットに置くと、トランプが「STOP」と止める屈辱。

詳しくはここをクリック
https://youtu.be/Uw0siArtijU

殺人者・飯塚幸三!ネットに溢れる怒りの声、声!  http://www.asyura2.com/

2019年04月29日 | 犯罪
殺人者・飯塚幸三!ネットに溢れる怒りの声、声!
https://85280384.at.webry.info/201904/article_274.html
2019/04/28 21:10 半歩前へ

▼殺人者・飯塚幸三!ネットに溢れる怒りの声、声!

 なんで飯塚幸三だけが「保護」されるのか?

 なんで飯塚幸三だけが「特別」なのか?

 なんで飯塚幸三は最初に119番せず、息子に隠ぺいを指示したのか?

 ネットに溢れる怒りの声の一部を紹介する。(原文のまま)

*****************************

●殺人者・飯塚幸三。多数の人をはねたのに救助も119番もせず、己の過去の地位を心配してバカ息子にFacebook削除と電話解約を指示。
こんな事出来るなら、119番出来たはず。
こいつは救急車にて病院で逮捕を逃れる。
親父の支持で、行動をしたバカ息子も叩かれるべき同罪

●2人轢き殺した直後の飯塚幸三の早業一覧
自宅電話番号……変更
フェイスブック……アカウント削除
ツイッター……アカウント削除
ストリートビュー……自宅にモザイク
ウィキペディア……編集ページをロック
経済産業省の勲章贈呈ページ……削除

●用意周到な行動をしてますから
認知症とかで逃げそうですね。

●さすがは元高級官僚、事故後の『冷静な処理』は常人にはとてもできない完璧さ・・・年齢は関係ないようです、最後の時まで塀の中にいるべき。

●そもそも逃走の恐れなしって何??
1人はねた後加速して逃げようとしてたのに??

●先は被害者に謝罪をしなさい。謝って済む事じゃ無いけど。
何故、謝罪の言葉が伝わって来ないのか。

●マスコミも腐ってるな。
人権・モラル関係なく容赦なく根こそぎ追求出来る範囲は御構い無しなくせに、忖度によって容疑者扱いにしない。
どれだけ偉い人間だろうが、人殺しの時点で容疑者でしょ!
物事を正確に伝えられないなら、TVなんか辞めちまえ!

●勲章もってたら交通事故で人ひき殺しても逮捕されないのか?

●マスコミ、行政、警察がどれだけ隠蔽しようと我々国民だけは、飯塚幸三を許してはいけないし、忘れてはいけない。

権力に屈して、このまま風化してしまっては残された旦那さんがあまりにも報われない。

北海道独立したら… 食糧自給率200% 日本語・アイヌ語公用語に 財政は厳しく(北海道新聞)

2019年04月28日 | 犯罪
北海道独立したら… 食糧自給率200% 日本語・アイヌ語公用語に 財政は厳しく(11/10 07:00)
 英国からの独立を問うスコットランドの住民投票で、賛成派は過半数を獲得できず、独立は夢に終わった。北海道とスコットランドは人口、面積がほぼ同じ規模。道内に「独立論」が高まっているわけではないが、仮に北海道が独立したらどうなるのか。通貨は? 国旗は? 経済は? 「視点を変えれば今の北海道が見えるかもしれない」と、同僚A、B、Cと空想してみた。(探る見る取材班)

■通貨は「ピリカ」
 まずは通貨の名前を考えよう。世界中で愛された北欧フィンランドの童話「ムーミン」のようなかわいらしい名前がいいな。「ドーミン」はどうだろう。

 A「アニメ的なかわいらしさから、一気に現実に引き戻されたような…」

 B「北海道らしく、『なまら』や『したっけ』『えぞ』はどうかな」

 C「アイヌ語のピリカ(美しい)やカムイ(神)もあるよ」

 ピリカは響きがいいね。「百ピリカ、千ピリカ…」。よし、通貨の名前はピリカにしよう。早口言葉が得意になる道民も増えるだろう。では、公用語は日本語とアイヌ語でいいかな。

 A、B、C「いいと思う」

 A「ただ、アイヌ語を話せる人が少なくなった今、実際にアイヌ語を日常生活に根付かせるには多くの困難がありそうだね」

 例えば、ニュージーランドでは先住民族マオリの言葉を独自の学習法で広めている。米国ハワイ州では、消滅寸前だった先住ハワイ民族の言葉を復興させ、今ではハワイ語で教育する学校が幼稚園から高校まである。海外の先行事例が参考になると思う。

 B「北海道だけで自給自足できるの?」

 農林水産省の資料によると、2012年度の北海道の食料自給率はカロリーベースで200%。カナダ(2011年で258%)やオーストラリア(同205%)に肩を並べ、フランス(同129%)や米国(同127%)を超える農業大国になる。食べ物は十分に賄えそうだ。ちなみに日本全体の食料自給率は39%だ。

■国旗にヒグマを
北海道と言えば野生生物の宝庫。国旗には森の王者、ヒグマを入れたい。

 C「現在の北海道の動物(鳥)はタンチョウだ」

 両横綱のヒグマとタンチョウががっぷり四つか。小結などの三役には道内に140羽とされる絶滅危惧種のシマフクロウに加え、ゴマフアザラシ、キタキツネあたりが入るか。ここに「逸ノ城」が加われば、混戦模様か。

 A「話がずれてきた」

 ごめんごめん。ヒグマの上手投げが決まったということで、国旗のデザインにはヒグマを入れよう。かつて千円札に刷られていたタンチョウは紙幣に復活させようか。

■行政任せはダメ
B「ところで、経済的に自立できるのだろうか」

 道によると、道と各市町村に配分される地方交付税と国庫支出金は、12年度決算で計2兆2千億円。道と道内市町村の歳入合計の41%を占める。独立したら、この制度を根本的に見直さないといけない。

 C「毎年2兆円! 財源の4割を依存していたら独立は夢のまた夢だね」

 さらに北海道は人口が減少し、高齢化率も高い。今後、税収が上がる見込みは薄そうだ。多額の税金を納めている東京などからは「北海道が独立してくれるのはありがたい」との声が出るかもしれない。

 C「北海油田のあるスコットランドが独立を目指したのは分かる。北海道が独立する意味はあるの?」

 消費税増税や環太平洋連携協定(TPP)など政府の方針に従うのではなく、道民が意思決定し、行動できる。それが最大の魅力だ。ただ、市民が政策を行政に任せ、選挙で選んだ議員にチェックしてもらうばかりでは、独立しても経済的に苦しくなるだけで意味はないと思うよ。<どうしん電子版に全文掲載>

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/573503.html

たんぽぽ舎【TMM:No3639】 2019年4月27日(土)地震と原発事故情報(その2)

2019年04月28日 | 犯罪
たんぽぽ舎です。【TMM:No3639】
2019年4月27日(土)地震と原発事故情報(その2 6つの情報をお知らせします
                         転送歓迎


★1.日本原電の命づな=東電の1900億円は、まだ、決まっていない
   「東電から原電への1900億円資金協力反対の声」を急速に拡げよう
経理的基礎のない原電の再稼働にイエスを出した「規制委員会」を再度攻めよう
東京電力各支社に議員と市民で1900億円支援の根拠を問う説明会の申し入れ
「東電原発電気NO」の活動と結合して攻めよう
                    柳田真(たんぽぽ舎)

★2.8年前の東電福島第一原発の大惨事忘れない!
 -ますます悪くなっている福島の地…木幡ますみ(大熊町)-
   毎月11日「東京電力への抗議ハガキ」を出そう!
 -東京電力は原発事故の責任を取れ!-
                 たんぽぽ舎ハガキチーム

★3.チェルノブイリ直後から食品汚染の放射能を測定し続け
   今年で設立30周年!
   たんぽぽ舎の鈴木千津子共同代表に聞いた
  「放射能を測り続ける意義」
   「デジタル鹿砦社通信」に掲載        鹿砦社

★4.統一地方選挙を終えて-新潟県・柏崎市・刈羽村の状況
   東電柏崎刈羽原発-なし崩しに横暴を企んでいる議員たちに
   警戒感を覚え 市民運動の重要性を改めて痛感
           蓮池透(新潟県在住、メールマガジン読者)

★5.県民の強い辺野古新基地建設反対の意志を無視し続けている
   この国の民主主義は瀕死の重症だと言っても過言ではない
   4/25辺野古レポート
        千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

★6.新聞より2つ
  ◆東電、2年連続増益小売事業約4割減少              (4月26日、日本経済新聞朝刊より抜粋)
  ◆全17原発に検査不正製品ケーブル、蓄電池重要機器にも使用
   複数大手メーカー納入
           (4月27日「東京新聞朝刊6面」より抜粋)

※5/12(日)木幡ますみさんのお話と激励会
「福島第一原発事故9年目福島の現状-町議として活動4年目で見えてきたこと-」
 お 話:木幡ますみさん(大熊町町議会議員)
 日 時:5月12日(日)13時より17時   
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 協 力:ウシトラ旅団
 参加費:800円 激励会の費用は別途です。

※たんぽぽ舎は、4月29日(月)より5月6日(月)までお休みです。
 メールマガジンもお休み(緊急事態を除き)致します。

■1.日本原電の命づな=東電の1900億円は、まだ、決まっていない
   「東電から原電への1900億円資金協力反対の声」を急速に拡げよう
経理的基礎のない原電の再稼働にイエスを出した「規制委員会」を再度攻めよう
東京電力各支社に議員と市民で1900億円支援の根拠を問う説明会の申し入れ
「東電原発電気NO」の活動と結合して攻めよう──── 柳田真(たんぽぽ舎)
イ.4/13(土)たんぽぽ舎での山崎久隆ゼミ(学習会)の中味
 日本原電の東海第二原発再稼働の工事費3000億円の6割強(1900億円)を拠出予定の東京電力は、巧妙で、根回しばかりやって、突破しようとしている。

 最新の報告によれば、東京電力は日本原電への資金支援を決定していない。東京電力役員会での議決はないと思われる。

 東京電力社内でも「慎重論がある」(日本経済新聞報道)中で、消費者の反発もあり(東電原発電気ばなれを心配)。

 6月26日(水)予定の東京電力HD株主総会で経営方針が決定されると、その後の東京電力取締役会で原電への1900億円の資金協力を決定するのではないかと思われる。

ロ.国会議員(原発ゼロの会)と茨城の原発反対議員の会で、日本原電、東京電力、原子力規制委員会を追及した(3月28日)。
東京電力回答:債務保証もまだ決めていない。

菅直人:こんな状態で規制委員会はなぜイエスを出せるのか?(経理的基礎を欠く)
規制委回答:日本原電が言うから…

ハ.闘い方
日本原電の命づな=東電の資金協力1900億円は、まだ未決定。ゆえにガンガン攻めよう。攻め方-各人のアイデアをどうぞ。
東京電力各支社に「赤字会社がなぜ1900億円の日本原電援助か、根拠を説明せよ」を議員と市民で要求する。茨城-東京電力管内。大衆宣伝しよう。

以上を、「東電原発電気NO」の活動と結びつけて闘う。効果があるよ!

■2.8年前の東電福島第一原発の大惨事忘れない!
-ますます悪くなっている福島の地…木幡ますみ(大熊町)-
毎月11日「東京電力への抗議ハガキ」を出そう!
 -東京電力は原発事故の責任を取れ!-
たんぽぽ舎ハガキチーム

<抗議の宛先>
東京電力会長・川村 隆 東京電力社長・小早川智明
〒100-0011 東京都千代田区内幸町1-1-3
  TEL 03-3501-8111 FAX 0120-12-8589

抗議ハガキの文面
東京電力は日本原電への支援をやめて!
東海第二原発へ1900億円の経済支援反対!
お金があるなら福島第一原発事故の被害者に誠実に賠償せよ!
税金交付でやっと成り立っている東電が他社の原発支援だなんておかしい!

「私の一言」と住所・氏名の記入欄あり

◆世界に類をみない東京電力の犯罪性が不当にも司法で裁かれず、東京
電力は一切の責任を取る事なく、倒産もしないという「事実」が、九州
電力、四国電力、関西電力等の再稼働の動きに拍車をかけている。
全国の原発再稼働を許さないために、東電が責任を取るまでとことん
追及していこう!

 2011年3月11日の東電福島第一原発事故を、東電に忘れさせないために、そして私たちも忘れていない事を示すために、毎月11日、抗議のハガキを集中して出そう!

★ハガキ2枚+抗議の宛先等のチラシ1枚=1セット150円
ハガキセットの郵送をご希望の方は、たんぽぽ舎へお申込み下さい。
 たんぽぽ舎 〒101-0061東京都千代田区神田三崎町2-6-2
               ダイナミックビル5階
     TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797

 協力・再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549
   ・反原発自治体議員・市民連盟 TEL 03-5936-0311

 郵便振込:加入者名「たんぽぽ舎」 口座番号 00180-1-403856
   通信欄に「ハガキ代金」と記入しハガキ代金(1セット150円)+
  送料(7セットまで)100円(7セット以上の送料は
   別途ご相談下さい)をお振込み下さい。

■3.チェルノブイリ直後から食品汚染の放射能を測定し続け今年で設立30周年!
たんぽぽ舎の鈴木千津子共同代表に聞いた
「放射能を測り続ける意義」
「デジタル鹿砦社通信」に掲載
 鹿砦社

 鹿砦社の日刊ブログ「デジタル鹿砦社通信」4月26日配信にたんぽぽ舎の鈴木千津子共同代表のインタビュー記事が掲載されています。 (取材・文・写真=大宮浩平)
 http://www.rokusaisha.com/wp/?p=30165

一部紹介
 いまから33年前の1986年4月26日、旧ソ連(現ウクライナ)でチェルノブイリ原発事故が起きた。IAEA公式見解による事故関連死者は4000人だが、被曝等による事故後の長期的な関連死者数は数十万人とも言われ、いまだに議論が続いている。
 いずれにしても福島第一原発事故が起こる以前の人類史上、最悪の事故とされている。

 チェルノブイリから3年後の1989年、東京千代田区に設立された市民団体が「たんぽぽ舎」だ。
 設立当初はチェルノブイリ由来の食品汚染の放射能測定活動を中心にしながら様々な学習会を行っていた。3.11以後、原発問題について考え、活動する人たちにとって、「たんぽぽ舎」を知らない人は稀有だと思う。

 日本全国から情報を収集し、ほぼ日刊でメールマガジン「地震と原発事故情報」を発信し、放射能測定器を用いて食品の安全を監視、毎週金曜日の官邸前行動に参加するなどして活動するたんぽぽ舎は、〈原発ゼロ社会〉を目指す運動においてとても重要な存在となっている。
 日本で唯一の脱原発雑誌『NO NUKES voice』もたんぽぽ舎と鹿砦社のコラボマガジンだ。

 そのたんぽぽ舎が、今年2月24日、年に1度の総会と共に設立30周年記念の講演会をおこなった。
 準備のために慌ただしいムードが漂う最中、サンドイッチを頬張りながら忙しそうにしているたんぽぽ舎共同代表のひとり、鈴木千津子さんにお話をうかがった。

※ご案内《9/22(日)たんぽぽ舎30周年記念の集い》
 日 時:9月22日(日)13時30分より16時45分
 会 場:「ベルサール神保町」千代田区西神田3-2-1
       千代田ファーストビル南館
 ☆記念講演『原発にしがみつく日本 なぜ? どうする?』
        お話:小出裕章さん(元京大原子炉実験所助教)

  ☆多彩なゲストによるリレートーク ほか
 会場費:前売り1000円(前売りチケット制作予定) 当日1200円
  ☆懇親会は「スペースたんぽぽ」にて17時30分より
   懇親会費は別途です。
 詳しい内容は決まり次第、お知らせ致します。


■4.統一地方選挙を終えて-新潟県・柏崎市・刈羽村の状況
 |  東電柏崎刈羽原発-なし崩しに横暴を企んでいる議員たちに
 |  警戒感を覚え 市民運動の重要性を改めて痛感
 └──── 蓮池透(新潟県在住、メールマガジン読者)

◎ 45年ぶりに帰郷して初めての選挙。実態は想像した以上のものでカルチャーショックを受けた。
 県議選では、ほとんどの自民党候補が柏崎刈羽原発6、7号機の再稼働の是非について「判断できない」。
 県の検証結果が出るまでのことだが、「死んだふり」争点ぼかしである。そこに政治家としての信条はない。

 市村議員選も同様。柏崎市で立候補29人のうち、再稼働を明言したのはわずか4人。「タヌキ候補」ばかりとの声。
 この地で原発賛成・反対を語ることは、「タブー」ではなく、なんと「マナー」なのだそうである。それが理由なのか。

 そもそも私は、原発などは政争の具や選挙の争点になるものではなく、運転などしてはならないのが社会通念と思っている。
 しかし現実、政治(政権)が強行しようとしている限り、政治で対抗するしかない。

◎ 刈羽村は、人口がわずか4500人余りの小さな自治体であるが、基金は100億円ある。
 村長独裁村と言っていい。地元は、完全に分断されている。それどころか、差別までエスカレートする場合もある。

 そんな中で、反対して立ち上がれなどと叫んでも無駄である。「疑問や不安」があったら投票で意思表示を、がせいぜい。

 数少ない反対派候補に、「あなたはピュアすぎる」「こういう所なんだ」「どうしようもない」とあきらめ、あるいは自虐的な言葉を投げかけられた。

 結果は、議会の勢力図に変化はなかった。柏崎市7:19、刈羽村3:9。
 だが、原発立地自治体ではなんでも全会一致のところもある。それに比べたらまだましか。

 30km圏に位置する自治体の方が、反対を明言する。
県検証委員会の結果をどのような方法で県民の信を問うかについて、「県議会で決める」との議員もいる。
 なし崩しに横暴を企んでいる議員たちに警戒感を覚え、花角知事の「公約」を厳守させるために市民運動の重要性を改めて痛感した。

■5.県民の強い辺野古新基地建設反対の意志を無視し続けているこの国の民主主義は瀕死の重症だと言っても過言ではない
 |  4/25辺野古レポート
 └──── 千葉和夫(たんぽぽ舎ボランティア、在沖縄)

 4月25日(木) 天候:曇り、気温高い、朝から風が強くカミナリ注意報が出ている。

<K4、K8護岸工事>
  抗議船とカヌーチームは土石投下2年目の節目にK4、K8護岸前のオイルフェンスで抗議の集会を行った。抗議文を読み上げ、シュプレヒコールで私たちの思いを強くアピールした。

 その後、K4護岸の消波ブロック設置、K8護岸の被覆ブロック設置に対しオイルフェンスを越えて抗議と阻止行動をおこなった。
工事ストップとは至らなかったが十分に思いを伝えることができたと思う。一度拘束され松田ぬ浜に戻っされたが、この頃から風が強くなりおよそ10m/秒、波も高くなり海上行動を終了とした。

<土砂投下2年目>
2017年4月25日、最初の土砂が海に投下されてから2年経った。
 その時は沖縄防衛局(政府)は大浦湾で大々的なセレモニーをおこない、沖縄県民の“基地はいらない”という願いを踏みにじるものであった。あれからずっーとそれは続いている。
 多くの選挙で基地反対の候補が勝利し、今年に入ってからは県民投票で

72%の人が反対し、さらに衆議院沖縄3区の補欠選挙で基地建設反対の

屋良さんが圧倒的に勝利しても政府は1秒だって立ち止まる事は無い。

 県民の強い辺野古新基地建設反対の意志に対して無視し続けている

この国の政府は、沖縄県を植民地、属国と思っているのだろうか(怒)。

いずれにしろこの国の民主主義は瀕死の重症だと言っても

過言ではない。





┏┓ 

┗■6.新聞より2つ

 └──── 



 ◆東電、2年連続増益小売事業約4割減少

 東京電力ホールディングスが25日発表した2019年3月期連結決算は経常

利益が前期比8.5%増の2765億円となった。(中略)

 他社への顧客流出は続いており、電力小売事業では経常利益が前期より

約4割減った。(後略) (4月26日、日本経済新聞朝刊より抜粋)



 ◆全17原発に検査不正製品ケーブル、蓄電池重要機器にも使用

  複数大手メーカー納入

 電線大手フジクラや日立化成などの製品で発覚した一連の検査不正

問題で、東京電力福島第一原発を含む国内にある全17原発に、これらの

メーカーから必要な検査をしなかったケーブルや蓄電池などが納入され、

重要度の高い機器でも多く使われていたことが26日、電力10社や原子力

規制委員会への取材で分かった。10社は納入状況を順次公表しているが、

全原発に不正検査品が納入されていたことが判明するのは初めて。

 10社は問題の製品の一部を交換し、それ以外は性能試験や点検などで

影響がないことを確認でき、使用を継続するとしている。

 ただ、無数の機器で制御される原発は、小さな部品や機器の不調が

事故を招きかねず、機能が十分に働かなければ緊急時の対応が遅れる

恐れもある。電力会社による調達や管理の難しさが浮き彫りとなった。

 17原発は、建設中の電源開発大間(青森県)と東電東通(青森県)を

除く国内の全原発。検査不正を巡っては、2017年10月に神戸製鋼所が

データ改ざんを公表後、複数企業で相次いだ。(後略)

         (4月27日「東京新聞朝刊6面」より抜粋)

 詳しくはこちらを
https://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201904/CK2019042702000144.html

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御用NHKが震撼「NHKから国民を守る党」大躍進!  反論的な別ぶろぐ、、「NHKから守る?」

2019年04月26日 | 犯罪

4月7日と4月21日に投開票日を迎えた統一地方選で特筆すべき事項がある。
「NHKから国民を守る党」が大躍進を遂げたことだ。

今回の統一地方選で同党は東京23区や関西を中心に26人が当選。所属議員が13人から39人に急拡大した。
この党は元NHK職員の立花孝志氏が2013年6年に設立した政治団体。

立花氏は2013年9月の摂津市議選、2104年2月の町田市議選で落選したが、同年4月の船橋市議選で初当選した。

この任期中に市議を辞職して2016年東京都知事選に立候補して、NHKの政見放送で「NHKをぶっ壊す!」と発言して話題を呼んだ。

翌2017年1月の茨木市議選、同年7月の都議選葛飾区選挙区で落選したが、翌2018年11月の葛飾区議選で当選して約2年ぶりに議員職に返り咲いた。

今回の統一地方選で実施された東京都区議会議員選挙で同党は20人の候補者を擁立し、17人が当選した。
すでに当選していた議員を合わせて、東京23区のなかの19区で議席を確保している。
新興政党としては驚異的な選挙実績を上げている。

立花氏は4月21日の統一地方選第2弾投票結果が明らかになった段階で、
「江戸川区が落選して、最終結果が出ました。
47名立候補して、当選者が26名
現職13名と合わせて、NHKから国民を守る党の所属議員が39名になりました。
7月の参議院選挙に挑戦する土台が出来ました。」とツイートした。

同党は公式サイトに
「NHKから国民を守る党は、NHKにお金(受信料)を払わない方を全力で応援・サポートする政党(政治団体)です。」と自己紹介している。
http://www.nhkkara.jp/rule.html

同サイトは「NHKから国民を守る党がNHK受信料不払いを薦める理由」として、以下の8項目を列挙している。

1 NHK役職員の給与が高すぎる
2 NHK関係者は犯罪者が多すぎる(犯罪者がNHK職員をしていると言っても過言ではない)
3 NHK集金人は悪質
4 NHKの経費の使い方に問題がある
5 NHKは【弱いものいじめ】をしている
6 73%の支払い率で黒字決算はおかしい
7 スクランブル放送を実施しないNHKは視聴者を無視している
8 NHKはウソの番組を放送している

このなかの7番の説明は以下のとおりだ。
7 スクランブル放送を実施しないNHKは視聴者を無視している

73%の支払い率を一気に99%以上にする方法があります。それはNHKの番組だけ映らないようにするスクランブル放送です。すでにWOWOWやスカパーが実施している制度を、NHKが取り入れられない事はありえません。

産経新聞のアンケート調査では、88%の人がNHKのスクランブル放送を希望しています。NHKは「みなさまのNHK」を標榜しながら、視聴者にスクランブル放送に関する調査を一度も行っていません。

私たちNHKから国民を守る党は、NHKを観たい人が受信料を支払い、NHKを観たくない人は受信料を支払わなくていいよう、スクランブル放送の実現を目指しています。スクランブル放送が実現されれば、憲法19条の思想の自由が保障される事になり、NHKを観ないで民放だけを観る権利や、NHKと契約しない自由が生まれます。

極めて正当な主張である。
第二次大戦での敗戦後、GHQが日本民主化を主導した。このなかで戦後日本の土台となる日本国憲法が制定された。

日本民主化の一環としてNHK改革が動き始めたが、「逆コース」で雲散霧消してしまった。
「逆コース」とは、米国の外交方針が転換し、対日占領政策の基本方向が転換してしまったことを指す。

「民主化」が「非民主化」に転換してしまったのである。
NHK改革が雲散霧消したのはこのためである。

改革はNHKを政治権力から独立させることを目指したものだが、「逆コース」によって、NHKは政治権力の完全支配下に置かれることになった。


「NHKから守る?」
2019-04-26 07:04:00 テーマ:汚い大人
 -2008年の今日にブログを書き始めて9,250本目の記事です。

立花孝志という人が国民をNHK守るとか言って何年か前から活動してますね、自身も地方議会議員になってますが。先日の地方選でも二桁当選させました。

当初は「私に電話をくれればNHKと契約しなくて済む」と言って宣伝してました。

でも、この立花孝志は兵庫県の川西市の市議会議員選挙で「中曽ちづ子」氏を応援してると昨年話題になりました。この中曽氏は在特会にいた人物です。この事は昨年ブログに書きました→
https://ameblo.jp/minshushugi/entry-12419653844.html

実際は自民党の補完勢力でしかない維新は大阪以外では通用しなくなった、同じ自民党の補完勢力として東京で小池百合子が始めた都民ファースト、希望の党もずっこけてしまった。そして、新たなのがこの「国民をNHKから守る」なんですかね。
私は今でも「?」を幾つも付けたいと思います。
これが権力の御用放送機関としてのNHKの現状を生む原因になった。
そのNHKの抜本的改革が求められている。

立花氏の政党はNHK改革をもたらす原動力になる可能性を秘めている。

「パパは何も悪くない。諦めたら後悔する」/ オートバックス田島才史さんが陳述

2019年04月25日 | 犯罪
「パパは何も悪くない。諦めたら後悔する」〜オートバックス田島才史さんが陳述

→動画(3分41秒)

 オートバックス加盟店(株ファナス)で解雇された非正規労働者・田島才史さん(写真)の第1回口頭弁論が、4月25日東京地裁で開かれた。「13年も働いてきたのに病気になったら解雇」は許されるか。問題はこれに尽きる。正社員だったら休職制度があり雇用は守られるのに、有期の契約社員にはそうした保障はいっさいない。しかも「不安障害」の病いも会社のパワハラに因るものだった。加えて手当・休暇差別もある。田島さんは、これらは不合理な差別を禁止した「労働契約法20条違反」として提訴した。

 この日の弁論は原告の意見陳述のみでわずか7分で終わったが、田島さんは2週間かけてつくった「提訴への思い」を読み上げた。176センチの長身に極太の黒縁のメガネ。裁判官の前で堂々と「非正規差別をなくしてほしい」と語った。「一時は諦めようかと思った。しかし妻と子供から、『パパは何も悪くない。諦めたら後悔する。後悔したままの人生でいいのか?』と言われ」決意が固まったという。この日の法廷には、田島さんの連れ合いも傍聴に駆け付けた。(*陳述内容は下段)

 法廷入り口の掲示を見ると、このオートバックス非正規裁判(地位確認等請求事件)を担当するのは民事19部の春名茂裁判長である。つい3月にユナイテッド不当解雇事件で不当判決を出した裁判官である。ちょっと心配になる。報告会でも裁判長の話が出た。原告の弁護士は「春名裁判長にはいい思い出はない。でもかえってやりがいがある」と気迫を見せていた。

 この日は被告席にはだれも姿を見せなかった。裁判は両当事者(または、その代理人)が出席して行うのが原則だが、第1回期日については答弁書を提出することで欠席が認められる「擬制陳述」という制度があるという。しかし、なにか釈然としない思いがした。

 結局第1回裁判は、本人陳述5分と次回の日取りを決めるだけの計7分で終わった。傍聴席には首都圏青年ユニオンの支援者ら約20名が集まったが、7分で終わったため法廷に入ったらもう終わっていたという人も出た。裁判所建物入口には「憲法週間」の看板が大きく出ていたが、ブラックユーモアかと思った。国民主権の裁判所とはほど遠い実態が、ここにはある。なお第2回裁判は、6月27日(木)13.45から東京地裁527号法廷で行われることになった。(M)

●田島才史さんの冒頭陳述・全文(5分)
 訴状には書いてなく伝えられなかった、なぜ訴訟をするに至ったのかを話したいと思います。

 私は被告である株式会社ファナスによる様々な理不尽な扱いにより体調不良となり休職しました。休職中も改善を求め、数回の交渉を重ねました。体調が回復し、復職を求めると会社都合で解雇されました。解雇後、復職を求める交渉でも、復職は認められませんでした。またその席上でも傷病手当の不正受給とまるで仮病のように被告側弁護士に言われました。そして回復した体調も悪化してしまいました。

 今はじっとすわってられないので床屋にもいけません。薬を飲んでいないとオレンジ色の看板を見るだけで発作が起きる状態になっ てしまいました。ずっと耐えて働き、きちんと話し合いたいと思い、交渉も誠実に続けてきま した。 しかし企業と一個人では相手にならず、裁判所のお力をお借りするしかなくなりました。私の力不足により裁判という手段に頼らなければ、誠実な話し合いに応じて くれない現状をとても残念に思っています。

 私には妻と今年小学校に入学した子供がいます。家族のことも考え、一時期は全て諦めようと思いました。妻と子供から、「パパは何も悪くない。諦めたら後悔する。後悔したままの人生でいいの か?」と言われました。ここで泣き寝入りをしてしまうと未来を支える子供 にも悪影響を与えてしまうと思いました。この環境を変えなければ、また同じことが繰り返される。半ば諦めながら頑張っている仲間にも、これ以上、辛い思いをしてほしくない。だから企業と個人では圧倒的に個人が不利であるということは承知の上で、蟻の一穴となるしかありませんでした。それで訴訟を決意しました。

 私には人の尊厳より大切な労働が何かはわかりませんが、私は全部正直に話すことで、自分の尊厳を守りたいと思います。ひとりひとりが人間として大切な存在である労働者が、正規・非正規で差別されることのない日々が訪れることを心から願っています。正しいことをしている人が仮に報われないとしても、正しいことをしている 人が損をしてしまう社会であってはいけないと思います。

 この裁判を通して、事実を法に基づき明らかにすることで 被告である会社側は、私にしたことを正直に認めて欲しいです。またこの裁判により、隠蔽することは組織を守ることではなく、改善の先送りであることに気づいて欲しいと思います。 そして、悪しき慣習が改善され、再発防止のよい例となり、よりよい組織に 変わるきっかけになることを切に望みます。

 憲法13条や労働契約法20条の意味や意義を問うことで、未だに増え続けている非正規労働者の方々にも訴訟を通し、訴えていきたいと思います。非正規労働者に対する差別という社会問題に、ひとりでも多くの方の目が向 くことを望みます。裁判が始まる前から、辛さを共有した家族や応援してくれる様々な仲間との絆を感じ、感謝しております。きっと提訴しなければ感じられないことでした。

 この裁判を通じ、物事の善悪の判断の仕方を学び、今後の人生をより良くする為に生かす上でも、最後まで誠実に臨もうと思います。嘘が真にならないように判断していただきたいと思います。

→提訴会見記事(3月19日)

木下昌明の映画の部屋『山懐に抱かれて』

2019年04月24日 | 犯罪
●木下昌明の映画の部屋 第252回〜遠藤隆監督『山懐に抱かれて』
山地酪農を営む家族の24年

 遠藤隆監督の『山懐に抱かれて』は、時にはじーんとくる、心が豊かになる映画です。

 これは岩手県の北上山系の山懐で酪農を営んでいる家族の暮らしを24年間にわたって描いたドキュメンタリーです。

 ローカル局の岩手テレビに勤めていた遠藤さんが、この一家と出会ったとき、吉塚公雄さんは43歳、妻の登志子さんは37歳で、すでに6人の子どもたちがいました。13歳の長女を頭に、子どもたちはまだ小さくプレハブに住み、15頭ほどの牛を飼っていました。

 山地(やまち)酪農というのは、山を切り拓いて芝を植え、牛を飼ってその乳をしぼる。乳しぼり以外は、牛を牛舎に入れず、冬でも放牧する。牛の交配も自然にまかせ、牧場を少しずつ大きくしていくというものです。

 公雄さんは東京農業大学に在学中に、山地酪農を教わり、千葉から岩手に移って実践するのです。

 最初はランプ生活しながら一人で山林を切り拓いて芝を一本一本植えていく。これが容易でなかったことが映画から伺い知ることができます。

 そのうち一緒に苦労しようと登志子さんと結婚し、2人で牧場づくりをはじめます。1年で100万円の赤字。それが20年つづいて2000万円となったと公雄さんは語ります。しかし、即座に「充実感や豊かさは物質じゃない。他人の最小単位が家族で、その人間たちがふれ合って生きていくことなんだ」と訴えます。

 自分の働く居場所をみつけ、そこを拠点として結婚し、子どもをつくり、共同で営んでいく――その様子が映画からもみえてきます。幼い子は、親たちの仕事を見よう見まねで覚えていく。その子どもたちの働く姿がワンシーンワンシーン目に焼きついて、思わず感嘆の声をもらしたくなります。

 ここに〈家族〉の一つの典型をみることができます。同時に、遠くつらなった山々と四季を通じて変化していく牧場の風景も見応えがあります。自然の中で生きる大切さ。

 映画は子どもたちの成長も追いかけていきます。なんと4キロもある学校に歩いて通っていく。これには驚きでしたが、そのうち長男は高校卒業後、北海道の酪農家に、2年間実習に出かけます。長女は村の老人ホームで働きます……子どもたちはそれぞれの生き方を求めて自立への道をさぐります。そんななかで、山地酪農一筋のがんこな父親との対立も生じて、互いに涙を流して言い合いをはじめる。その家族の葛藤にもカメラは密着して撮りつづけます。

 最近ローカル局は、この種のドキュメンタリー映画を制作するようになりました。初めはその時々の地元のニュースであったものが、長年つみ重ねていくことで、その出来事や移り変わりが、まるで一編の人生ドラマのように膨らんでいくからです。それがこの映画でもいかんなく発揮されています。

 わたしの記憶では、2011年にみた東海テレビの『青空どろぼう』から、南海放送の『放射線を浴びたX年後』、テレビ新潟の『夢は牛のお医者さん』、テレビ長崎の『五島のトラさん』等々が浮かぶ。これらは現場が地元ならではの特色をよく生かしています。

 わたしは、これまで家族映画についてあれこれかいてきましたが、ここでの家族の成り立ちは「血縁」といったものが軸ではなく、働くことでつながっていくことを描いていることです。これが重要なんです。夕食のとき、大きな手づくりの食卓を囲んで「おじいちゃん、おばあちゃんありがとう。おとうさん、おかあさんありがとう。都ちゃん、公太郎君、恭次君、令子ちゃん、純平君、雄志君、壮太君、牛さんありがとう。頂きます。どうぞ召し上がれ」と感謝の気持ちをみんなで合唱するシーンに胸打たれます。ここには、あわただしい都会生活のなかで忘れている、人間が人間として生きるとはどういうことか、その原点が脈打っています。 

 山地酪農牛乳を一杯のんでみたい。

※4月27日よりポレポレ東中野にて公開

アメリカン・ニュー・シネマみたいなおもむきの・・「マイ・ボディガード(’80)」

2019年04月20日 | 犯罪
ーhttps://gyao.yahoo.co.jp/p/00569/v08633


元・農水省大臣の山田正彦さんもFbで警鐘鳴らされています。以下転載

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今、子供達が学校給食で食べているパン、パスタ等小麦食品が心配です。長くなりましたが是非シェア拡散して頂けませんか。
 
除草剤ラウンドアップの主成分グリホサートが日清製粉の強力粉など日本の大手3社から検出されました。
 
グリホサートは、5.2ppmで人間の胎児の重さの海老が死ぬことが実験で明らかにされ、 WHOの癌研究機関では2015年に発癌性があることを発表しました。

米国では昨年8月に学校の用務員さんがラウンドアップを20回から30回散布して癌になったとしてモンサントを訴え320億円の賠償金を勝ちとりました。

私は直ぐ9月に米国に行き、この裁判をリードしたゼンハニーカットさんにお会いして、色々お聞きし裁判の資料もいただきました 。
 
米国では同種の裁判が9800件もなされていて、モンサントを買収したバイエル社はついに4兆円の損失は免れないとし、農業部門の1.2万人のリストラを発表しました。
 
このニュースは日本では何故か報道されませんでしたが、世界ではトップニュースとして連日報道され続けています。
 
オランダやフランス等は即、グリホサートの使用を禁止、ドイツ、イタリア等世界33か国が2〜3年後には禁止することを表明しました。
 
ところが、日本は1年程前にグリホサート残留農薬基準をものによっては400倍に緩和、小麦では6倍の30 ppmまで緩和したのです。
 
この小麦が問題で、米国、カナダ、オーストラリア等では乾燥の手間がいらないとしてラウンドアップ を収穫1週間前に散布しているのです。
 
日本では国産の小麦は少なく米国、カナダ等からの輸入に頼っています。
 
ゼンさんの話は私達に大変参考になります。
 
ゼンさんは子供がアレルギーで食事には気を付けてましたが 次男のボダイ君が突然自閉症のような症状を示したので病院に連れて行ったのです。

腸内細菌の調べたところ直接脳神経をおかしくするクロストリジウムが多く検出されたのです。
 
ゼンさんは収穫前の小麦のラウンドアップのせいではないかと考え、一切の小麦食品を与えないことにしたら4ヶ月でボダイ君の症状は劇的に改善されたそうです。
 
これまでモンサントは、グリホサートは植物のアミノ酸をつくる経路を分解するので植物は枯れるが動物、人間には全く害はないと主張してきました。
 
ゼンさんは自分とボダイ君の体内のグリホサートの検査をしたところ、何とボダイ君からは4倍ものグリホサートが検出されたのです。
 
この検査の結果がモンサント敗訴裁判の証拠の決め手になりました。
 
私も米国から帰って直ぐにグリホサートの自分の体内の蓄積分を検査しようと試みましたが 日本ではできませんでした。
 
ゼンさんの紹介でフランスのクズサイエンスで髪の毛を 送って検査してもらうことができることになりました。
 
EUでは欧州議員全員 グリホサート、ネオニコチノイドなど農薬の検査をして、それらが検出されたことが、農薬規制につながったと報道されています。

私達もデトックスプロジェクトジャパン準備会を立ち上げ、日本でも女性議員を中心とした国会議員に検査をお願いしようと30キット注文したのです。
 
先週、待ちに待ったキットが届いたので、私は杉山さんと早速国会を訪ねて議員さんにお会いして、今日迄に21名に検査を快く引き受けて頂きました。
 
早ければ4月中には、日本でも人へのグリホサート、 ニコチノイドの蓄積が明らかになれば変わってきます。
 
最近、中国でも習近平主席が輸入小麦のグリホサートの残留農薬基準を0.2ppmまで厳しくして輸入小麦からのパン、 麺類を安心して食べられるようにしたのです。
 
諦めずに私達の闘いはこれからです。

(IWJさんより)

村上春樹『職業としての小説家』を読む  世に倦む日日

2019年04月15日 | 犯罪
村上春樹『職業としての小説家』を読む -
神からの啓示、音楽とフィジカル
村上春樹の『職業としての小説家』は、ウェーバーの2冊(学問・政治)のタイトルを捩ったものだ。最初、この情報に接したとき、村上春樹が自身と自身の作品を初めて語ったエッセイ集に、軽い気分でこの題名を付したものかと簡単に思っていた。読み進むうち、その感覚が次第に変わり、これはまさに中身のレベルでウェーバーの達成が野心的に意識されていて、そして、ウェーバーに並ぶ世界の古典になるのではないかと、そう思えてきた。ものを書く者にとって、永遠に参照され、手引き書とされる、そんな必読の一冊となり、ウェーバーと同じように、村上春樹はここでこう言っていると、ある部分がハイライトとして紹介され、世界の一般知となり、教養となるのではないかと、そんな想像を持った。ウェーバーの場合、「政治をする者は悪魔と手を握らなくてはならない」とか、「情熱と判断力を駆使して堅い板を刳り抜く(目的と結果を諦めない執念深さを持つ)者だけが政治への天職を持つ」とか、誰もが暗記している有名な一節がある。何かの折に必ず引用される。村上春樹の今回の作品中の、パラフレーズ論(P.21)とか、エピファニー論(P.42)とか、文体開発法(P.47)とか、オリジナリティの3要件(P.90)とかは、文学の方法論として古典的地位を得て、末永く議論されつつ人類の知恵となるものと、そう予想する。

村上春樹は、もうそんな大きな仕事をする人になった。でも、村上春樹は村上春樹で、私が最初に出会った1987年の頃とちっとも変わっていない。今回の新刊は、ですます調で自分と作品を語るエッセイだったので、ストレートにその事実を感じられた。変わっていない。30年前の若々しい精神のままだ。他の多くの者は変わった。時代も変わり、社会も変わった。何もかも変わって腐り果てた。だが、村上春樹は変わっていない。村上春樹が他と違うところは、誰かに媚びへつらうことがないことだ。群れと交わらず一匹狼で生きていて、一人で時代と戦っている。WinWinという態度や行動をしない。金に媚びない。権力に媚びない。だから、シンプルだけれどナチュラルに生きている。印税収入の規模を考えれば、とんでもない大金持ちに違いないが、そんな富裕性を感じさせず、本当に手を伸ばせば届く身近な人に感じる。稼いで貯めたお金の多さとか、成功して膨らんだ業界の人脈とか、名望とか、そういうギトギトした脂っこく薄汚い手垢感を感じさせることがない。一人の青年が同じ精神のまま自分を見失わずに立っている。屈折感がない。偏屈さもない。誰も恨んでいない。謙虚で素直だ。能力があり、自信があるからこそ、人に阿ることなく、ありのまま謙虚で素直でいられるのだ。村上春樹には嘘がない。ずっと変わらないから信用できる。

この作品はエッセイの形式だけれども、村上春樹の名作の長編小説を読み上げたときと同じ感銘を受けた。感じ伝わったもの、受け取ってインスパイアされたものが同じで、すなわち、読み終わった後に視野が広がって覚醒と昂奮に誘われ、昨日までの自分とは違う自分に新生して再出発できるような、そういう契機とエネルギーを掴み取った感覚になるところが同じだ。不思議なほど、小説の読後感と同じそっくり同じ意識が残って、体内で沸々と熱を発している。そして、村上作品に出会ってからの30年間の来し方を振り返っている。もう少し踏み込んで言うと、長編小説のときは、明日から自分はこうなろう、こういう挑戦に歩み出そう、日常の関係を組み直そうという意思や意欲が、想念として抽象的に起こったものだけれど、今回はとても具体的な課題や要件となって、いわば日課的なもの、心得的なアイテムとなって立ち現れる読書結果となった。その意味で、このエッセイは、後世の人々に、徒然草や方丈記のような読まれ方をするかもしれないと思わされる。今回のエッセイは、小説の神髄や小説の書き方の指導や小説家の資質・資格の一般論を整理しているだけでなく、明らかに、自らの知的生産の技法やその基礎たる日常生活の秘訣を教えていて、人生があと20年とかの者に、残りの一日一日をいかに生くべきか説いている。例を上げると、音楽とフィジカルの啓示があった。

音楽について。村上春樹はこう書いている。「小説を書いているとき、『文章を書いている』というよりはむしろ『音楽を演奏している』というのに近い感覚がありました。僕はその感覚を今でも大事に保っています。それは要するに、頭で文章を書くよりはむしろ体感で文章を書くということかもしれません。リズムを確保し、素敵な和音を見つけ、即興演奏の力を信じること」(P.49)。「そういう作業を進めるにあたっては音楽が何より役に立ちました。ご存じのように、ジャズにとっていちばん大事なのはリズムです。的確でソリッドなリズムを終始キープしなくてはなりません。(略)その次にコード(和音)があります。(略)綺麗な和音、濁った和音、派生的な和音、基礎音を省いた和音、(略)みんな同じ88鍵のピアノを使って演奏しているのに、人によってこんなにも和音の響きが違ってくるのかとびっくりするくらいです。そしてその事実は、僕らにひとつの重要な示唆を与えてくれます。限られたマテリアルで物語を作らなくてはならなかったとしても、それでもまだそこには無限の(略)可能性が存在しているということです」「こうしてキーボードを叩きながら、僕はいつもそこに正しいリズムを求め、相応しい響きと音色を探っています。それは僕の文章にとって、変わることのない大事な要素になっています」(P.123-124)。きわめて重要な啓示だ。そう、音楽を聴くことだ。

この本を読むと、村上春樹の場合はいつもそうだが、無性に紹介されたジャズの曲を聴きたくなる。セロニアス・モンク、ビル・エヴァンス、ハービー・ハンコック。そうだ、残りの人生でもっと音楽を聴こう。村上春樹の真似をして、文章の生産性と完成度を上げるためにジャズを聴こうと思った。次にフィジカルについて、村上春樹はこう書いている。「長い歳月にわたって創作活動を続けるには、長編小説作家にせよ、短編小説作家にせよ、継続的な作業を可能にするだけの持続力がどうしても必要になってきます。それでは持続力を身につけるためにはどうすればいいのか?」「それに対する僕の答えはただひとつ、とてもシンプルなものです。- 基礎体力を身につけること。逞しくしぶといフィジカルな力を獲得すること。自分の身体を味方につけること」「実際に自分でやってみれば、おそらくおわかりになると思うのですが、毎日五時間から六時間、机の上のコンピュータ・スクリーンの前に(略)一人きりで座って、意識を集中し、物語を立ち上げていくためには、並大抵ではない体力が必要です。若い時期には、それもそんなにむずかしいことではないかもしれません。二十代、三十代・・・。そういう時期には生命力が身体にみなぎっていますし、肉体も酷使されることに対して不満を言い立てません。集中力も、必要とあらば比較的簡単に呼び起こせるし、それを高い水準で維持することができます」(P.168-169)。

「しかしごく一般的に申し上げて、中年期を迎えるにつれ、残念ながら体力は落ち、瞬発力は低下し、持続力は減衰していきます。(略)そしてまた体力が落ちてくれば、(略)それに従って、思考する能力も微妙に衰えを見せていきます。思考に敏捷性、精神の柔軟性も失われてきます」「僕は専業作家になってからランニングを始め(略)、それから三十年以上にわたって、ほぼ毎日一時間程度ランニングをすることを、あるいは泳ぐことを生活習慣としてきました。(略)一年に一度はフルマラソン・レースを走り、トライアスロンにも出場するようになりました。(略)そしてそのような生活を積み重ねていくことによって、僕の作家としての能力は少しずつ高まったし、創造力はより強固な、安定したものになってきたんじゃないかと、常日頃感じていました」(P170-172)。単純な話だけれど、ここにも重要な神からの啓示がある。そう思う。私は、昨年末からランニングを始め、1日2キロの短い距離を走っている。この件はまた別に書きたいが、今、私ぐらいの年齢の者が重く考えていること、毎日の憂鬱になっている問題は、あの「下流老人」の情報であり、その恐怖だろう。「下流老人」の破滅に怯える貧乏人は、とにかく、自分のため家族のために健康を維持しなくてはいけない。でも、生きるため、稼ぐため、生きた証を残すためには、体力を駆使して自らの労働のアウトプットを高めないといけない。それには健康な心身が必要である。

われわれは、日々そのことに悩んでいる。不安におののいている。村上春樹が『職業としての小説家』で読者に与えた啓示は、すなわち、「下流老人」の恐怖の中で生き抜くわれわれに、希望のヒントを与えるものだ。救いの道標となるものだ。だから、私はこの本を特に薦めるのである。

琢ちゃんの命日  (iloveyouちゃんのブログ から)

2019年04月14日 | 犯罪
さいはての駅に下り立ち雪あかりさびしき町にあゆみ入りにき

しらしらと氷かがやき千鳥なく釧路の海の冬の月かな

神のごと遠く姿をあらはせる阿寒の山の雪のあけぼの

東海の小島の磯の白砂にわれ泣きて蟹とたはむる

小奴といひし女のやはらかき耳朶なども忘れがたかり

4月13日今日は若山牧水に看取られ26歳の若さで亡くなった薄幸の歌人石川啄木の命日でした。

啄木は新聞記者として勤務しながら76日間の在釧中に小説を書き釧路を詠み多くの芸術的功績を遺しました。

釧路の街中には啄木の足跡を辿るように20余基の歌碑があります。


我が愛する琢ちゃんの 一握の砂 悲しき玩具 は愛読書でもあります。
26歳の若さで病に倒れ逝かなければならなかった無念さがあったでしょう。
心安らかにと冥福を祈ります。

三橋TV第77回【「日本人消滅」の悪循環を壊せ!】

2019年04月13日 | 犯罪
『介護「外国人頼み」に3つの死角 漂流する社会保障
 政府は4月、外国人労働者の受け入れ拡大にかじを切った。とりわけ人手不足が深刻な介護は今後5年間で最大6万人と業種別で最多の受け入れを見込むが、門戸を広げれば簡単に達成できるほど甘い話ではない。膨らむ介護需要の支え手を外国人に頼れるのか。その確度を検証すると、3つの死角が浮かび上がる。
■死角(1)先進国間の人材争奪戦が激化
 「もらえる給料がはるかに高いドイツに行きます」。地元の介護施設に海外人材を紹介する公益社団法人、横浜市福祉事業経営者会の嘉代哲也事務局長はベトナムの女子大生の一言に面食らった。(後略)』

 後略部で嘉代事務局長は、
「ベトナム人は親日が多いと聞くし、断られるケースは想定していなかった」
 と、語っています。

 ベトナム人を「人間」として見ていないのでしょうか。誰も、給料が安く、過労を強いられる職場で働こうとは思いません。親日ならば、「労奴」になることを承知するとでも?

 わたくしは「親台湾」な方だと思いますが、台湾で「低賃金で転職できない奴隷的労働者になれ」と言われれば、拒否しますよ。

 ちなみに、日系の言う三つの資格とは「外国との競争」「他業種との競争」「自治体間格差」により、介護業界が必要な「ヒト」ならぬ労奴を確保できないという話でございます。

政府は介護分野において、19~23年度の五年間で、30万人程度の人手不足が生じると試算しています。

 ならば、まずは介護福祉士の資格を持っているにも関わらず、介護職を離れてしまった「日本人」を呼び戻すのが先決でしょ?(一応、「再就職準備金(貸付額(上限)20万円」)などの支援はありますが)

 ところで、社会保障の「問題」について、日本人が誤解していることがあります。それは、日本が「財政破綻」とやらで、社会保障を提供できなくなる可能性は「ない」という大前提です。

 医療、介護、年金という三大社会保障支出は、将来に渡り、間違いなく支出されます。理由は、単に日本政府が財政破綻に陥ることはないためです。

 問題は、おカネではないのです。わたくし共やMMTが主張している「国債の発行上限」の話と同じで、供給能力です。

 以前、何かのテレビ番組で、
「社会保障の問題はおカネではありません。おカネなど、日銀が発行すればそれで済む。おカネではなく、少なくなる供給能力で拡大する医療や介護の需要を満たさなければならない。これこそが、日本の社会保障の問題なのです」
 と、発言したところ、ポカーン、とされました。わたくしが何を言っているか、全く意味不明だったようです。

 例えば、将来の社会保障に対する不安を煽る際に、マスコミは頻繁に、
「現在は4人の現役世代が1人の高齢者を支えていますが、将来的には3人で1人を支えなければならなくなるのですよ」
 といったレトリックを使います。上記はレトリックの使用者たちの意図とは異なる形で、国民経済の本質を見事に突いていたりします。
 ここでいう「支える」とは、果たして何を意味しているのでしょう。

 普通の日本国民が「現役世代が高齢者を支える」と聞くと、100%に近い確率で「高齢者の年金支払いに必要な『費用』を現役世代が支払う負担する」という意味に捉えるでしょう。すなわち問題を「おカネの話」であると理解してしまうのです。

 無論、上記のレトリックを乱用し、年金不安を煽る国内の「識者」たちも、おカネの話として語っています。1人分の年金の「費用」を、4人で負担するのか、3人で負担するのかでは、後者の方が深刻に決まっている。

 という話なのですが、実はことはおカネの問題ではありません。おカネなど、日本銀行が通貨を発行すれば、政府はいくらでも調達できます。無論、政府が自ら政府紙幣を発行し、年金受給者に配っても構いません。

 年金を受け取った高齢者はおカネを、主に消費に使う。食事をし、水を飲み、電気などのエネルギーを使い、医者に行き、あるいは介護を受ける。平均寿命が延びてきている我が国では、高齢者の需要は減るどころか、むしろ増えていくことになるでしょう。

 膨れ上がる高齢者の様々なモノやサービスに対する消費需要を、相対的に減っていく現出来世代の供給能力で満たしていかなければならない。これこそが、我が国の高齢化問題や年金をはじめとする社会保障問題の「正体」なのです。


 つまりは、インフレギャップです。
 問題がインフレギャップである以上、解決の手段は一つしかありません。すなわち、生産性の向上です。

 例えば、ロボットやAIが発達し、一人の介護福祉士だけで「100人」の要介護者のケアができるようになったら? そこまで極端でなくても、技術投資や設備投資により、介護福祉士が、
「より楽に、より多くの要介護者をケアできる」
 を実現するのです。そして、生産性向上は実質賃金の上昇をもたらす。

 これこそが解であり、日本の介護産業が目指すべき道なのですが、そのためにはまずは政府が「介護報酬削減」などといった、狂った緊縮路線を改めなければならない。さらに、政府が自らも介護技術の開発におカネをつぎ込み、介護業の生産性向上の支援に努めなければならない。

 ところが、現実の日本政府は緊縮財政+移民受入。まさに、最悪の道を突き進んでいるわけです。

 何とかしなければならない。これは、我々、現代を生きる日本国民の責任です。だからこそ、「何とかする」ための第一歩として、わたくし共は「令和ピボット」を始動させたのです。

 社会保障と生産性については、極めて需要な問題で、図を使ったプレゼン方式でないと説明が難しいので、近々、三橋TVで特集します。高家さんと一緒に学んで下さいませ。