ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME8 3-III:Minas Tirith (5)

2006-09-21 00:23:12 | Tolkien・HoME
祝,クリストファーさん,お父さんの未完本完成,です。(1つ前の記事)

<下書き>
ガンダルフは宿泊所にはおらず,ピピンはべレンの仲間達に紹介され,彼らと楽しく過ごしました。昼食は北の壁近くの小さなホールで食べ,夕食まで一緒にあちこち出掛け,旗を降ろす時間まで一緒に過ごしました。彼は部屋に帰りましたが,ガンダルフはまだ戻らず,メッセージもありません。彼はベッドに入り,すぐ眠りました。夜半彼は明りで目を覚ましました。ガンダルフがバルコニーにいて,うろうろしながら「ファラミアはいつ帰るのじゃ?」とかブツブツ。ピピンはまたすぐに眠りました。

翌日,まだデネソールからは何の命令もありません。「今忙しいのじゃ,あんたの事は忘れておろう。しかし,彼は忘れてはおらぬぞ! いまのうちに都を散策しておくのがよいじゃろう。」

その日べレンは仕事があったのでピピンは1人でした。でも彼は既に道を覚えていて,飛蔭に会って餌を与え,その後1番下の階層に降り,東の門までやってきました。

人々は彼をじろじろ,「ミスランディアのhalfling」を見に皆集まってきました。ただ皆彼に対しては礼儀正しく,手を広げお辞儀をするゴンドール式の挨拶をしてくれます。

やがて彼は風通しのよい道を通り,きれいな門のある路地にやってきました。ここには少し小さな家があります。たくさんの子供達がいました。ピピンは町中にいる人達はちょっと年取っていると感じていたので,嬉しく思います。柱のある大きな家を通ると,とある少年が飛び出してきて,ピピンを上から下まで眺めています。

「よく来たね,ここは初めてじゃないの?」
「初めてだよ。でももうゴンドールの男になったんだ。」
「男!? いくつなの? 名前は? 僕は10才でもうすぐ5フィートになるよ。君より背高いじゃん! お父さんは兵士なんだ。僕も兵士になるんだ。君のお父さんは何してるの?」

「どの質問から答えたらいいだろうね。僕の父は,僕と同じホビットで,シャイアの西四が一の庄という所のタック村の傍のWhitwellに土地を持っているんだ。僕は21歳だから君より年上だね。4フィート4インチだけどそこでは結構背が高いんだよ。もう成人するまでにあまり背は伸びないだろうね。もっとも,もっと太くなって体重は増えるだろうけどね。食べ物が十分あれば。」

(あ"っ,ピピンのあのセリフはここから来たのね。。いや独り言です(笑))

「21?」Gwinhir(グウィンヒア?変な名前)はそう言って口笛を。「僕,君の頭の上に乗れるよ,それに倒す事だってできそうだよ。」

するとピピンは笑って「もしそうさせてあげたらね。ウチらはレスリングの技の1つや2つは持ってるよ。でも頭の上に立つのは好きでないなぁ。もし尖がった所に来たら,‥‥僕は剣をもっているんだよ,Gwinhir君。」

「剣? じゃあ兵隊さんなの? そうは見えないけど。」
「そうだよ。でも,そうは見えないよね。しかし10年経てば,生き残る事ができたら,わかると思うけど,人は見かけじゃないんだよ。僕は親切でお馬鹿なよそ者に見えるかもしれないが,そうじゃない。僕はホビットだ。ホビットの悪魔なんだ。魔法使いの仲間で,エントの友達で,ボロミアと一緒に旅をした9人の仲間の1人なんだ。モリアの橋の戦いやアイゼンガルドの陥落の時そこにいた。だからレスリングやラフプレーはもうしたくないね。噛まれないように注意しなよ。 ‥‥続く
</下書き>

正式版と違う,と,予告されましたが,そんなに違っていたでしょうか? まあ細かい所は確かにいちいち違うようですけどね。(笑) 『レスリングやラフプレー』は正式版にはないな(爆) この辺りは正式版より好きかも。

それにしても「生き残る事ができたら」は時代(当時まだ第2次大戦中)を感じさせる言葉です。。。うう。。


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