パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

日記3/15~3/19

2005年04月05日 | 藤田の部屋
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2005年3月15日(火曜日)     腐敗
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 かって民主集中制なる言葉があった。
 民主を徹底すれば権力は分散する。集中とは独裁と同義語である。となると民主独裁となる。妙な言葉である。
 働く者のために国家を運営するのだと言う。真に働く者のために活動すると言うのなら、国家を解体してもらった方が有難い。諸君のために代行して権力を行使するのだという。必然的に代行すると称した階層が特権化した。特権化して民衆を支配した。逆らうものは収容所である。
 権力は徹底して解体、分散せなばならない。政府の権限は縮小して各自治体に権限を委譲せねばならない。各組織における上意下達体制を合議制へと転換せねばならない。
 絶対的権力は絶対に腐敗する。独裁的組織は必然的に腐朽する。
 例えばこの間、都立の学校において校長の独裁的権限強化が進行した。まったく馬鹿げたことである。馬鹿殿支配となって多くの学校が精気を失った。老若教職員が会議で意見を自由に表明して決定していってこそ生き生きした教育の場が形成される。
 封建社会じゃあるまいし、馬鹿殿がすべてを決めたら皆真っ当に働く気も失せてしまう。

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2005年3月16日(水曜日)     未来
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 人間を取り巻いているものは何か。
 まずは空気であり飲み物であろう。息を吸い、乳を吸う。飲むだけの時間が過ぎて成長すれば食べねばならない。K氏であったかビールだけで過ごしていると言っていたが、おそらく何かつまみを食べているのであろう。
 地球上の人類、何十億が栄養失調である。一方で何億と言う人間が栄養過多であると言う。痩せてふらふらしている人々と、太ってままならない人々の群と何たるアンバランスであることか。
 食える場所に生まれてくるか、飢えに苦しむ地点に生まれてくるかまことに偶然である。小さい内に何百万という子どもが死んでいる。これが世界の現状である。
 今、飢餓に苛まれていないということだけでも、その人々は何たる幸運であることか。飲める清浄な水が確保されるということだけでも、恵まれているというべきであろう。
 昔は自然の中に人間がいて、周りには限りない動物、魚、果樹等が存在していた。今は人間の中に疲れ切った自然がある。人間が自然を作り変えると言う蛮行の中で思わぬ病気が多発している。
 果たして人類に未来はあるのか。

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2005年3月17日(木曜日)     万物
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 宇宙はどのような姿をしているのいであろうか。
 それを知るには身の回りのものを見ればよい。あらゆるものは膜に包み込まれているという。人間も細胞膜の連結である。地球もまた膜に包まれている。混沌とした世界に見えるがよく見るとそうではない。極めて秩序付けられた包み込まれた世界である。
 この壮大な宇宙の大きな膜が、他の宇宙の膜と衝突したときが大変である。シャボン玉が瞬時に破裂するように、宇宙全体が破裂する。
 これがビッグバンと呼ばれる現象である。
 しかしそれは一瞬であってまた新たな膜が形成されて宇宙が作られる。
 そんな妄想に浸っていると何やら途方も無い宇宙も身近に感じられるから不思議だ。仲間の宇宙との衝突を怯えつつ、身を膨らませ続けているようにも思えてくる。蛙が腹を膨らませるようなものか。
 あらゆるものは相似形である。人間の細胞も、宇宙も、素粒子も結局は同じ原理、運動法則を持っているように思える。遺伝子にしたって人間と他の動物と殆んど変わるところはない。まことに些細な違いがあるだけである。
 一木一草、あらゆる動物、皆人間の友である。

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2005年3月18日(金曜日)     次元
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 何次元というのがよく分からない。
 空間と時間で四次元なのか。五次元、六次元・・・十一次元の世界とは。
 人間は過去の世界は目の当たりにすることが出来る。夜、星空を眺めれば何十万年、何億年前の世界が見える。今は消滅してしまった星かも知れぬが輝いているのが見える。
 映像によっても過去の状況が見れる。瞬時の状態であれば古い写真がある。もっと遡れば絵があるし、古文書によっても当時の状況が推定される。マンモスの現代における誕生も可能だという。
 これだけの歴史を積み重ねて来たのだから世の中相当ましになっているかと思うとそうでもない。
 ないどころか、かってないほどの大量殺戮が20世紀には行われた。何も学んでないと言うべきか、それとも飽くなき新奇なる行為に突入していると言うべきか。学びに学んで更に大量に殺害するに至ったということか。
 核爆弾を作れば実際に落とす。ロケットを作れば宇宙に飛び出す。危険なゲームに浮き身をやつす。
 人間とは、別の次元に行きたくてもがいている様な困った生き物である。

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2005年3月19日(土曜日)     異郷
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 陸続きで隣国と国境を接していたら大変だ。
 鉄条網などで区分けせねばならない。 仲が悪ければ常時銃口を向けての睨み合いである。 四方海に囲まれてその点幸せだと思っていたがそうでもなくなって来た。 島の帰属の問題である。 竹島・独島。 尖閣諸島。 国後、択捉、歯舞、色丹。 沖の鳥島。 漁業水域、経済水域、何とか水域となるとえらいことである。 ソ連、朝鮮・韓国、中国、台湾との紛争となる。 アメリカとは問題ないのであろうか。 この前あまりにも荷物が重いのでタクシーに乗った。 運転手としばし会話をした。 バブルのあと会社が倒産したと言う。 何の話になったかというとブルガリアの話である。 一月、五万円もあれば悠々と暮らせると言う。 日本脱出である。 月、十万工面して老後は海外でという。 ブルガリアがいいかベトナムがいいかニュージーランドがいいか、もっと他にいいところはないか。 係累に何らの執着も懸念もない人間は自由である。 遠く異郷で穏やかに暮らしつつ、祖国の紛争を新聞で時たま目にするというのもいいかも知れない。 逃避とは最大の贅沢である。 ところでブルガリアとは何処にあるのだろうか。   


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