<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽ML」の渡部です。
8月31日に行われたの「都教委包囲行動(アクション)」(9回目)の報告を仲間が丁寧に書いてくれましたので、以下に紹介します。
今回は高嶋伸欣さんも参加されました。
また、この春の入学式でたった一人の不起立だった田中聡史さんも駆けつけ発言しています。
尖閣をめぐり、石原都知事の政治的野望に振り回され、戦前の<関東軍>のような役割を果たしつつある都庁ですが、今回それに反対の姿勢を明確に示したことは大きな意味があったと思います。
支援、賛同、参加して頂いた皆さん、ありがとうございました。
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▲ 8.31都教委包囲アクションの報告
8月31日(金)、9回目の「都教委包囲アクション」が開かれました。
この日も残暑が厳しく、集まりが心配されましたが、16時には都庁第二庁舎前に約70人が集まり、主催者挨拶と本日の行動提起を行った後、シュプレヒコールをして都教委要請行動に移りました。
10階の205号室が参加者でぎっしりいっぱいになった中で、16時20分から17時35分まで教育情報課課長の波田氏に向かって以下の団体または個人が次々と要請しました。
①都教委包囲ネット、
②高嶋伸欣さん、
③町田市立学校教職員組合、
④「君が代」不当処分を撤回させる会、
⑤業績評価裁判、
⑥米山さんの「君が代」解雇を許さない会、
⑦予防訴訟をすすめる会、
⑧学校と地域を結ぶ板橋の会、
⑨累積加重処分撤回裁判、
⑩河原井・根津さんらの「君が代」解雇をさせない会
要請内容は、
ア、10.23通達を撤回すること、
イ、10.23通達に基づくすべての処分を撤回すること、
ウ、服務事故再発防止研修をやめること、
エ、10.23通達に基づく新たな処分を行わないこと、
などの他、
高嶋さんは、都教委が、2001、2005、2009の各年度に採択した扶桑社版歴史教科書に明白な誤記がある情況を放置し続けている情況について謝罪と「恥じ宣言」を求める要請を、7つの基本的事実を指摘して求めました。
要請が終わって、課長に「今日のみんなの声をどう受け止めたか」と聞いたところ「今日の要請は受け止めました。今日のところは以上でございます」との事務的な返事が返ってきました。
参加者は唖然とし、「この扱いはどうするのか」と尋ねたら、自分で答えず(られず?)係長に指示する始末でした。
「課長が何でしゃべらない?」と追求すると「何かしゃべることがあるのか」と開き直ったので、会場は騒然となり、「私たちの思いが本当に伝わるのか」「課長は基本的なことが分かっていない。教育は事務的には済まない。子どもたち一人一人がいる」「気持ちを受け止めるという姿勢が顔にも態度にも出ていない」などと追求しました。
しかし、課長は「これ以上は失礼します」と係長に退席を促し、逃げるように会場を去りました。
17時45分から再び庁舎前に集まって集会を持ちました。
最初に要請行動の報告をし、続いて高嶋さん、大阪の情勢について、今春の大阪の被処分者である佐藤さん、そして根津さんからの発言がありました。
高嶋さんは本日の要請発言の内容を紹介した後、「はじめて皆さんと行動したが、これからも一緒に行動したい」と発言し、大きな拍手を受けました。
佐藤さんは、この春に不起立して処分された経緯と「不起立は、憲法に忠実な公立学校職員として適切な行為であり、その職の信用を高める行為である」として人事委員会に提訴したことを語り、支援を求めました。
急遽行った署名には多くの参加者の協力し、カンパも3万円弱集まって手渡しました。
根津さんは、その日の午前中に行われた入学式唯一の被処分者である田中さんの再発防止研修について、職員会議のためにまだ到着できない本人に代わって、ますますエスカレートする研修内容を報告した後、「都教委は研修内容を強化しても変わらないことを元に分限解雇しようとしている。これを阻止するために田中さんを孤立させてはならない」と訴えました。
そして、
「10.23通達を撤回しろ!」
「石原教育行政反対!」
「学校と自衛隊の連携を許すな!」
「都教委の教科書採択介入反対!」
「石原の戦争挑発を許さないぞ!」
「石原は恥を知れ!」
などのシュプレヒコールを参加者全員で都庁舎に向かって行いました。
その間に、職員会議を終えた田中さんが到着され、発言をしていただくことになりました。
田中さんは本日の研修が、服務指導・受講報告書の作成・研修部長訓話の3つで約2時間で行われたこと、
研修を踏まえて、「今後職務命令が出た場合どうするか」と質問が出されが、「命令が思想及び良心の自由に反するものであれば、今後も結果的に服務事故とならざるを得ない」と答え返したこと、
研修の成果が見られないと難癖を付けられるかとも思ったが、「2学期以降は研修の成果を踏まえて勤務しろ」と言い渡され、即日の分限免職は免れたことなどを報告し、
「本日の研修に対する抗議に集まってくださった方々、都教委に抗議してくださった方々、私を激励してくださった方々、大変ありがとうございました」と謝意を表しました。
この日の最終的な参加者は100人に達し、大阪の他、三重、石川など、全国からの参加者もあり、成功裡に終了しました。
参加された皆さんと、賛同して下さった団体・個人の皆さんに感謝申し上げます。
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽ML」の渡部です。
8月31日に行われたの「都教委包囲行動(アクション)」(9回目)の報告を仲間が丁寧に書いてくれましたので、以下に紹介します。
今回は高嶋伸欣さんも参加されました。
また、この春の入学式でたった一人の不起立だった田中聡史さんも駆けつけ発言しています。
尖閣をめぐり、石原都知事の政治的野望に振り回され、戦前の<関東軍>のような役割を果たしつつある都庁ですが、今回それに反対の姿勢を明確に示したことは大きな意味があったと思います。
支援、賛同、参加して頂いた皆さん、ありがとうございました。
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▲ 8.31都教委包囲アクションの報告
8月31日(金)、9回目の「都教委包囲アクション」が開かれました。
この日も残暑が厳しく、集まりが心配されましたが、16時には都庁第二庁舎前に約70人が集まり、主催者挨拶と本日の行動提起を行った後、シュプレヒコールをして都教委要請行動に移りました。
10階の205号室が参加者でぎっしりいっぱいになった中で、16時20分から17時35分まで教育情報課課長の波田氏に向かって以下の団体または個人が次々と要請しました。
①都教委包囲ネット、
②高嶋伸欣さん、
③町田市立学校教職員組合、
④「君が代」不当処分を撤回させる会、
⑤業績評価裁判、
⑥米山さんの「君が代」解雇を許さない会、
⑦予防訴訟をすすめる会、
⑧学校と地域を結ぶ板橋の会、
⑨累積加重処分撤回裁判、
⑩河原井・根津さんらの「君が代」解雇をさせない会
要請内容は、
ア、10.23通達を撤回すること、
イ、10.23通達に基づくすべての処分を撤回すること、
ウ、服務事故再発防止研修をやめること、
エ、10.23通達に基づく新たな処分を行わないこと、
などの他、
高嶋さんは、都教委が、2001、2005、2009の各年度に採択した扶桑社版歴史教科書に明白な誤記がある情況を放置し続けている情況について謝罪と「恥じ宣言」を求める要請を、7つの基本的事実を指摘して求めました。
要請が終わって、課長に「今日のみんなの声をどう受け止めたか」と聞いたところ「今日の要請は受け止めました。今日のところは以上でございます」との事務的な返事が返ってきました。
参加者は唖然とし、「この扱いはどうするのか」と尋ねたら、自分で答えず(られず?)係長に指示する始末でした。
「課長が何でしゃべらない?」と追求すると「何かしゃべることがあるのか」と開き直ったので、会場は騒然となり、「私たちの思いが本当に伝わるのか」「課長は基本的なことが分かっていない。教育は事務的には済まない。子どもたち一人一人がいる」「気持ちを受け止めるという姿勢が顔にも態度にも出ていない」などと追求しました。
しかし、課長は「これ以上は失礼します」と係長に退席を促し、逃げるように会場を去りました。
17時45分から再び庁舎前に集まって集会を持ちました。
最初に要請行動の報告をし、続いて高嶋さん、大阪の情勢について、今春の大阪の被処分者である佐藤さん、そして根津さんからの発言がありました。
高嶋さんは本日の要請発言の内容を紹介した後、「はじめて皆さんと行動したが、これからも一緒に行動したい」と発言し、大きな拍手を受けました。
佐藤さんは、この春に不起立して処分された経緯と「不起立は、憲法に忠実な公立学校職員として適切な行為であり、その職の信用を高める行為である」として人事委員会に提訴したことを語り、支援を求めました。
急遽行った署名には多くの参加者の協力し、カンパも3万円弱集まって手渡しました。
根津さんは、その日の午前中に行われた入学式唯一の被処分者である田中さんの再発防止研修について、職員会議のためにまだ到着できない本人に代わって、ますますエスカレートする研修内容を報告した後、「都教委は研修内容を強化しても変わらないことを元に分限解雇しようとしている。これを阻止するために田中さんを孤立させてはならない」と訴えました。
そして、
「10.23通達を撤回しろ!」
「石原教育行政反対!」
「学校と自衛隊の連携を許すな!」
「都教委の教科書採択介入反対!」
「石原の戦争挑発を許さないぞ!」
「石原は恥を知れ!」
などのシュプレヒコールを参加者全員で都庁舎に向かって行いました。
その間に、職員会議を終えた田中さんが到着され、発言をしていただくことになりました。
田中さんは本日の研修が、服務指導・受講報告書の作成・研修部長訓話の3つで約2時間で行われたこと、
研修を踏まえて、「今後職務命令が出た場合どうするか」と質問が出されが、「命令が思想及び良心の自由に反するものであれば、今後も結果的に服務事故とならざるを得ない」と答え返したこと、
研修の成果が見られないと難癖を付けられるかとも思ったが、「2学期以降は研修の成果を踏まえて勤務しろ」と言い渡され、即日の分限免職は免れたことなどを報告し、
「本日の研修に対する抗議に集まってくださった方々、都教委に抗議してくださった方々、私を激励してくださった方々、大変ありがとうございました」と謝意を表しました。
この日の最終的な参加者は100人に達し、大阪の他、三重、石川など、全国からの参加者もあり、成功裡に終了しました。
参加された皆さんと、賛同して下さった団体・個人の皆さんに感謝申し上げます。
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