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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

石原都知事批判殺到

2006年11月26日 | 暴走する都教委
石原都知事:海外出張、四男問題、いじめ発言に批判殺到

 来春の東京都知事選に3選出馬の意向を示している石原慎太郎知事(74)に関し、24日までの半月でメールや電話、ファクスなど約450件の批判が都庁に寄せられた。共産党都議団の調査で、高額な海外出張や都事業への親族関与が判明し、いじめ自殺を予告した手紙への発言も物議を醸した。知事選を4カ月半後に控え、知事の周辺が騒がしくなっている。【北村和巳】

 ■海外出張
 共産党の調査で、石原知事が過去に行った15回の海外出張の総費用が計2億4355万円に上ることが判明。知事は、都条例で首相と同程度に規定された宿泊費の1・6~3・3倍の高級ホテルに宿泊することが当たり前になっていた。
 都によると、15日の公表から24日午後3時までに303件の意見が寄せられ、うち約290件が批判的内容だった。「常軌を逸している」「こんな使われ方なら税金など納めたくない」「即刻、見直すべきだ」など憤りが目立ち、出張費を都のホームページで公開するよう求める声もあった。
 石原知事は24日の会見で「私が希望しているわけでなく、完全に事務部門任せ。今の規定で痛痒(つうよう)は感じないが直すところは直す」と釈明した。条例規定を超える支出は、都人事委員会との協議を踏まえ行われている。

 ■いじめ予告発言
 文部科学省にいじめ自殺を予告する手紙が届いた問題を巡り、石原知事は今月10日の定例会見で「大人の文章。理路整然としていて違うと思う」といたずらの可能性が高いとの見方を示した。さらにいじめについて「自分で戦ったらいい。ファイティングスピリットがなければ一生どこへ行ってもいじめられるんじゃないの」と語った。
 この発言には24日までに162件の意見が届いた。批判的な声は約130件で、内容は「いたずらだとしても、いじめに苦しむ子どもたちの心を深く傷つけた」「現在の学校の状況やいじめを何も理解していない」など。「いじめは本人が克服しないと何の解決にもならない」と支持する声も約20件あった。

 ■四男問題
 都の文化振興事業に石原知事の四男で画家の延啓(のぶひろ)氏(40)が関与し、公費で海外出張していた問題は、22日に明るみに出た。都に寄せられた声は24日までに29件で、すべてが批判的意見。「公費訪欧は明確な説明が必要だ」「四男がかかわる運営は、都政の私物化では」などの指摘だった。

  ◇

 石原知事の発言などへの反響では、00年4月の「三国人発言」で都に約1000件の意見が寄せられたが、支持が6割で批判は約370件だった。雑誌インタビューでの「ババア発言」を巡る民事訴訟判決(昨年2月)の際は、賛否合わせて約30件程度だった。

毎日新聞 2006年11月25日 10時22分 (最終更新時間 11月25日 12時59分)

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