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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

満身創痍さながらフランケンシュタインの東海第二原発、60年運転延長に抗議行動

2018年11月22日 | フクシマ原発震災
 ▼ 原発と包帯 (東京新聞【本音のコラム】)
鎌田 慧(かまたさとし・ルポライター)

 二十七日で東海第二原発は運転期限の四十年を迎える。
 「四十年で運転停止」。それが四十年たって大事故を起こした福島第一原発の教訓だ。
 東海第二は福島原発と同じように東日本大震災で被災、自動停止した。外部電源喪失、非常用発電機も一台海水によって損害を受けたが、なんとか原子炉を停止させた。
 天佑(てんゆう)のように過酷事故を免れた原発だが、原子力規制委員会は今月初め、二〇三八年までの稼働を認めた。
 その延命措置のため千七百四十億円必要、運営会社の日本原子力発電に28%出資している東京電力が、資金保証するという。
 破綻して国の資金援助(税金)を受けている東電に、そんな資格があるのか。

 東京から百㌔。三十㌔圏内に百万人が住む首都圏原発
 原電は原子力行政の看板だからか、政府はむりやり後押ししている。周辺自治体の議会や住民の「再稼働反対」の声が高まっている。
 満身創痍(そうい)、包帯姿で首都圏を俳徊する怪奇映画「フランケンシュタイン」のようにぞっとさせられる。
 二十年の稼働延長に抗議し、二十七日午後五時半から「原電本社包囲ヒューマンチェーン」が開かれる。「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」主催。
 二十八日正午から一時間、衆議院第二議員会館前で「運転延長に抗議する緊急行動」がある。「さようなら原発一〇〇〇万人署名有志」主催。
『東京新聞』(2018年11月20日【本音のコラム】)

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