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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

大阪市教職員人事考課制度(相対評価)導入反対!

2017年09月24日 | 日の丸・君が代関連ニュース
  大阪市立学校教職員のみなさんに呼びかけます
 ● 「試行」実施の自己評価入力を拒否しよう!
   「自分で自分を評価することはできません」 (レイバーネット日本)

*写真中央=松田幹雄さん

 私は、大阪市立学校の教員で、教職員なかまユニオンの組合員の松田幹雄です。大阪市教委は、現在、来年度の教職員人事考課制度(相対評価)導入のための試行を強行しています。私たち教職員は9月末までに8項目の評価項目について、自己評価を1~5の数字で入力するように迫られています。
 しかし、この自己評価入力は、教職員に市当局・教育委員会に服従を表明させるものです。そして、教職員に差をつける相対評価に協力させるものです。
 私たち「教職員なかまユニオン」「自己評価入力はできません」と表明しようと呼びかける組合ニュースを9月14日付で発行しました。以下、9月14日付教職員なかまユニオン組合ニュースです。ぜひ、この実態を知っていただき、拡散にご協力お願いします。
 ● 大阪市教職員の新「人事考課制度」試行の「自己評価の入力」は無理です!
 吉村市長大森・市特別顧問の「謀議」・立案で強行している大阪市立学校教職員の新「人事考課制度」(学校内相対評価の導入)の試行実施。
 8月の校長・教頭等の全員研修会に続いて、9月末までに全教員が4月から半年間の自己評価をPC入力せよと迫られています。
 ところが!評価される側の私たち教職員に対しては各学校での説明・研修会は開かず、「各自の業務PCの中のマニュアルを自分で読んで、自分で理解して、入力せよ。」、というのです。
 1回だけ研修を受けても、校長自身が理解できていないから、教職員の質問に答えられない。それにフタをして、「試行だから、よく理解できなくても、とにかく全員が入力せよ。」という市教委のやり方は、大阪市の学校崩壊の新しい段階です!
 試行の「手引き」と「マニュアル」文書では、第1次評価者(教頭)が個人別に数字で「絶対」評価をつけ、第2次評価者(校長)が修正評価を加えて、その結果の合計点数順に校内の全教員を並べ直し、5段階の相対評価を作成(①[最高]5%、②20%、③④⑤75%[内、2.9未満は④区分、2.5未満は⑤[最低]区分])。
 それを市教委へ送って教育長責任で最終調整し、給与反映、としています。
 その大前提のスタートが、自分の「業績」「能力」についての「自己評価」です。「仕事の成果(総合評価)」「仕事の成果(目標管理)」「授業力」等の8項目を、それぞれ1~5段階の数字で自分で入力せよ、としています。
 ● 「この項目は入力できません!」と意思表示しよう!
 しかし、例えば「市民志向」なる新項目の場合、「市民の要請を正しく理解し」「保護者や地域等と協力・連携」「コスト意識と効率性」の3項目が「着眼点」として書かれているだけで、それを5段階で割り振れと言われれば、主観しかありません(もちろん、教頭・校長が記入する段階でも)。
 そんな疑問への説明すら受け付けないままで、「試行(練習)だからとにかく適当に入力せよ。」「わからない項目は、真ん中の3でいい・・・。」と言わんばかりの市教委のやり方は、無謀です。
 そもそも制度設計上、スタートの自己評価が教頭入力の段階でどう参考にされるのかは一切書かれておらず、市教委・管理職への服従を黙って誓わせる意味しかありません。
 そして、この自己評価入力は、職場の同僚と差をつけるための相対評価への協力であり、その相対評価結果すら知らされないという「試行」を経て、来年度4月1日からは本実施・給与反映を行うというのです。
 私たち教職員は、自分の仕事への責任を放棄して、維新・吉村市長と大森顧問の学校破壊に手を貸すことはできません。疑問だらけの自己評価のPC入力は、無理、無責任、不可能です。
 管理職に、「この自己評価入力はできません。」と意思表示しましょう。
 その場合はどうなるか?「操作マニュアル(評価者編)」に明記されているとおり、「③被評価者が自己評価を行わない」場合は、その項目は教頭か校長による「代理入力」が制度化されていて、管理職が代理入力するというだけのことです。
 そして、それが、相対評価導入反対の意思表示にもなります!(そもそも現行の「教職員評価育成システム」では、この「能力評価」は校長だけの業務です。)
 ☆ 私たちは教職員のみなさんに、
   「この自己評価入力はできない!」との意思表示をよびかけます。
 ☆ 保護者・市民のみなさんに、
   学校教育を潰す「新人事考課制度(相対評価)導入反対!」を訴えます。

2017 9/14
誰でも一人でも入れる労働組合
教職員なかまユニオン(なかまユニオン学校教職員支部)
〒534-0024 大阪市都島区東野田町4-7-26-304
( Tel 06-6242-8130 Fax 06-6242-8131 )

 *詳しくは、教職員なかまユニオンホームページ
https://www.nakama-kyoiku.com/
 ※「組合ニュース・ビラなど」
https://www.nakama-kyoiku.com/組合ニュース-ビラなど/
 ※「トピックス・人事給与評価制度の大改悪」
https://www.nakama-kyoiku.com/トピックス/人事給与評価制度の大改悪/を見てください。
 ※自己評価入力拒否で問題が起これば、教職員なかまユニオンへ
 Tel (相談担当) 090-1914-0158
 メール *nakama_kyoiku@yahoo.co.jp*

『レイバーネット日本』(2017-09-19)
http://www.labornetjp.org/news/2017/0919osaka
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