パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

日記12/11~12/15

2004年12月27日 | 藤田の部屋
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2004年12月15日(水曜日)     冬一番
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 この日記は、遅れてしまって、17日、午前4時半に書いている。3時に朝刊が来る。立川のビラ入れ、無罪判決が「朝日」で、一面トップに来ている。他の新聞は、どうなのであろうか。新聞によって、極端に扱いが違うことがある。板橋の事件は、読売は全くと言っていいほど書かない。
 ところで、75日も勾留したのだ。この75日間の給料は、出るのであろうか。また裁判を必要とするのだろうか。世の中のことが、分っていない。今日、誰かに聞いてみよう。慰謝料請求して取れる可能性はあるのか。弁護士費用がだいぶかかったであろう。弁護団を結成したら、大変だ。
 私の件でも、もう200万弱かかっている。半分弱しか、払っていないが。前にも書いたが、公安に絡まれると、えらいことである。新聞に名前が出ると、右翼的な連中から嫌がらせが来る。私の掲示板にも、荒らしがやってきた。なかには初めて知ったが、「・・砲」とかいって、連続して内容なしの書き込みが来た。
 立川の「無罪判決」は控訴されたらまた大変だ。これから、地検に行ってビラ撒きに参加しよう。外は、冬一番だ。 

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2004年12月14日(火曜日)     狼煙
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 やっと校正のバイトが終わった。400ページ弱の本一冊だ。疲れた。てにをはの使い方が難しい。著者の個性を殺さずに、これはまずいというのを見つける。文章を直すわけにはいかない。
 27歳の有機農業をしていた青年が、地元に原発がやって来るというので騒動に巻き込まれる。他に誰も出馬しないので、市長候補に担ぎ出される。
 地元は、一部の漁協を除いて、反対意見なんか言えない保守的な風土だ。石川県である。常に自民党独占区である。珠洲原発計画に反対して、公然と狼煙を上げたのである。
 狼煙という灯台のある地である。過疎の波を被っている地域である。U氏が初めて、推進派であるH市長に対抗して名乗りを上げたのだが、まずは、親戚を説得するのが大変であった。
 出馬すると思いがけないことに多くの激励が舞い込んだ。皆、心で思っていても、言えなかったのだ。あるお婆さんは、U氏に手を合わせて拝んだという。「よくぞ立候補してくださいました。 あなたは、神様です」、と。
 結果、敗北をしたが、予想外の得票を得る。かくして県議に当選を果たす。八面六臂の活躍で、原発を止めてしまった。

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2004年12月13日(月曜日)     鴻毛
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 先日、埼玉のある公園に寄ったら、「十月桜」が咲いていた。花は小さいが、まさしく桜である。冬の初めに咲く桜もあるのか。初めて出会ったので、感激である。
 前に2月に沖縄に行った時のこと。激戦地、嘉数の高地で寒風のもと、桜と雪が同時に舞っていた。不思議な光景であった。
 桜には、何故か「命の儚さ」といった感傷が付き纏う。散りゆく花弁の小ささのせいであろうか。風に追い立てられる、存在の希薄さ、心もとなさのせいでもあろうか。
 戦前、鳩山一郎という妙な政治家がいた。文相となり、右翼、蓑田胸喜らにに操られて言論弾圧に乗り出した。京都の滝川幸辰を弾圧した。1933年のことである。その年、ヒトラーは焚書事件を起こしている。日本もドイツも、暗黒の歴史の扉を開けた年であった。
 当時鳩山は、議会で質問された。「大和魂、大和魂と政府は言うが、その大和魂とは如何なるものか」。鳩山はすまして答えた。「大和魂とは、桜の花の散る如く散ることである」、と。命が、「鴻毛」よりも軽く扱われた時代の話である。
 日本の民衆を、桜の花や鴻毛のように軽く扱った鳩山と岸はともに戦後、首相となった。

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2004年12月12日(日曜日)     定義
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 先日、60歳ほどの男五人で会食した。N氏は、共産党中央執行委員の息子である。親父さんは、除名されたのちなくなった。
 そのN氏が、私を見て、「あんたねえ」、と言った。「あんたは、右翼だねえ」、「日記読んでて、分ったよ」、と言う。「だから俺とは合わないんだ」、と付け加えた。日記の中の、「北」についての記述を指している。
 そしたら、K氏が言った。「右翼ってなんだ」、右翼の定義を求めたのだ。T氏が「議会の座席がよう・・・」、とか言っている。
 私がいい加減なことを言った。「権力に繋がってる奴のことだよ」。皆、呑んで勝手なことを言っている。「権力に繋がっているのが右翼」、だったら、スターリンも毛沢東もカストロも右翼だ。面倒だ。この際、みんな右翼にしちまえ。
 H氏が言った。「こん中で左翼は、Tだけだよ」と。確かにTは、左翼だ。都立の定時制に入った。入学式が終わったら、直ぐに職安に行った。校内に細胞を立ち上げ、教員をみんなオルグった。右翼を毛嫌いしている。
 ところで、左翼の定義はなんだろう。「いつも負けてる奴さ」、皆、酔っ払ってきた。

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2004年12月11日(土曜日)     闇
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 インターネットで、国会の参考人意見などを見た。
 宇出津事件について。「1977年9月19日、拉致実行犯逮捕。自宅の暗号解読表押収、解読に成功」、とある。不思議な話だ。さらには、不起訴である。
 田口八重子氏拉致事件。「1990年5月1日付、安と総連に家宅捜索令状が出る。彼の手下で、田口さんと一緒に歩いていたと思われる男に、逮捕状が取られた。執行直前に打ち切られる。警視庁関係者は、『金丸訪朝で潰された』と語っている」、とある。これも、奇妙な話である。
 日経の元記者が、平壌で拘束された。スパイ容疑である。1999年12月4日のこと。2002年2月11日に解放された。彼は、それまでも何回も訪朝し、その見聞を、依頼を受けた内閣情報調査室、公安調査庁に話している。驚くべきことは、北による取調べだ。「お前が公安にしゃべったテープだってある」。S元記者が公安に手渡した写真、ビデオ、供述書がことごとく北に渡っていたのである。呆れるどころではない話である。
 いまもってこれらの事件の真相と責任が明らかにされていない。日本も闇の社会だ。

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