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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

教育長人事案 鎌倉市長 取り下げ

2013年03月17日 | こども危機
 鎌倉市の松尾崇市長が、東京都杉並区立和田中学校の代田昭久校長(47)を教育長候補の教育委員に選任する人事議案を提出した市議会で七日、代田氏が自分を教育長に推薦する国会議員の署名がある文書を市議四人に渡していたことが明らかになった。これに市議の一部が強く反発して本会議が紛糾。松尾市長は、代田氏の選任同意を取り付けることは無理と判断し、人事議案を取り下げた。(斎藤裕仁)
 (以下略)
『東京新聞』(2013年3月8日【神奈川】)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20130308/CK2013030802000147.html?ref=rank
 ◆ 民間人校長のモラル こんなもの

 東京杉並のTです。卒業式の話題ではありませんが、ニュースにもなりましたので自作自演民間人校長の就活失敗(和田中代田昭久校長)という滑稽な結末を改めてお知らせします。
 背景は何しろ杉並区教委の学校希望制廃止、民間人校長登用廃止が決まったことで、杉並区全体の公教育に何ら成果を残せなかった(一定の成果はあったという役所の言い方は、続ける意味はありませんと同義)藤原和博氏と代田昭久氏というリクルート社の出身者が和田中にいたわけですが、彼らの行先は?というまあ杉並区民にはもう過去の人の話ではあります。
 代田氏は民間人校長という企業人のはずですが、バッチを使って役所に就活とはなんという自信のなさ! 杉並区はこんな人物を崇め奉っていたのか?
 広報宣伝しか頭にないような校長が2代続き、私塾有料授業(夜スペ)での校内施設利用は違法として提訴され、現在も最高裁第一小法廷での審理を待っている段階。
 夜スペ実施主体といわれる和田中地域本部などは地域住民や保護者によるボランティアとは全くの虚偽宣伝で、教育産業関係者が役員に入っていることは高裁の事実認定でもすでにあきらかです。
 教育改革のお手本? 冗談じゃありませんね!地元杉並区民はとうに見抜いていましたが、区教委は失敗とは言えず、ずるずると引きずってきたわけでありまして、住民からの学校希望制見直し廃止の陳情を議会が趣旨採択したことをきっかけに(便乗かな?)して、政策転換したわけです。 まあ文教委員会の英断と持ち上げておきましたけど。
 記事中にもありますが、お二人とも重大事故・事件を起こしておりながら、処罰が無いかきわめて軽い処分でした。
 藤原氏:プール重大事故隠し(生徒半身不随)、処分なし、再発防止策なし、公表なし。
 代田氏:生徒への複数回わいせつ事件、当該教諭は免職でなく停職、代田校長は文書訓告(これさえも、今回の就活で鎌倉市議には厳重注意だけと虚偽説明か)この処分だと学校名や実名は伏せられるが、ごていねいにサンケイ新聞が追っかけて突き詰めたおかげで明るみに出た社会面の事件。
 その他いろいろあって藤原校長から代田校長の変わり目だったか、PTA内部告発事件というのもありました。
 藤原校長の取り巻きの役員と金にまつわる告発文書が某保護者から区内全校に送りつけられたのですから尋常じゃありません。区はこれを握り潰し、当時藤原校長は怒りまくって警察に捜査を打診したとかうわさが飛びまくりました。
 法廷にもこの事実は問題校の背景として陳述していますが、区教委側は一切事件の否定はできませんでした。
 このような経過の中から出てきた代田校長の就活問題、採用に情実も使った事実がばれ、鎌倉市議会で教育長人事で問題化(当然ですが)したと思われます。
 このようなリクルート社出身(とても企業人のお手本ではない)の民間人校長など公教育には全く不要なんです。 杉並区では自己宣伝ばかりで全く役に立ちませんでした。政策的に教育改革として民間人校長が残したものは皆無です。
 そして地域からは反発を招いただけでした。
 彼らは失敗例そのものです。その証拠にかれらの安っぽい手法など、区内のいかなる中学校も真似していません。
※以下記事ご参照
『読売』http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20130307-OYT8T01650.htm?from=tw
『毎日』http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130308-00000061-mailo-l14
『東京』http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20130308/CK2013030802000147.html?ref=rank
 代田氏は当然ながらこの3月で退任がきまっています、さようならー!!!

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