卒業式入学式対策本部・ホットライン開設

　☆ 卒業式についての集会を行います。
　　　３月３１日（火）１８：１５～としま区民センター会議室６０１、６０２にて（池袋駅東口５分）

◎ 卒 業 式 を 前 に

　職務命令書が渡される時期が来ました。職務命令書を渡されたときにどう感じましたか。なぜ卒業式、入学式の前には職務命令書が渡されるのでしょう。この職務命令に従えなかったことを理由に、これまで４８３名の教職員が処分されています。職務命令書を渡すのは違反者を処分するための手続きの一環です。
　これは全国どこでも行われていることでしょうか。いえ、東京の公立学校の特異な事態です。
　かつては、ほとんどの都立高校で「日の丸」も「君が代」もない卒入学式が行われていました。
　生徒・保護者への起立・斉唱の強制はあってはならないことなので、式の前に「内心の自由」についての説明が行われていた学校もあります。
　多くの学校では、卒業式のやり方を「卒業式対策委員会」の生徒が話し合って決め、自由で創造的な卒業式が行われていました。
　また、ヨーロッパ諸国では，ごく一部の国を除いて入学式や卒業式がありません。学校で国歌を教えている国もほぼありません。アメリカでは式典があっても国旗国歌の強制はありません。
　世界を見渡せば式典での国旗国歌義務付けがあるのは日本・中国・韓国などごく一部の国だけです。
　公立学校の卒業式・入学式での「日の丸・君が代」の扱いには様々な意見が有ります。違う意見、様々な考え方があっても、お互いに尊重し、許容しあえるような式、誰もが喜びとお祝いに包まれる式のあり方を考えませんか。

◎ 本当に必要？卒業式・入学式に「日の丸・君が代」

　先ごろ亡くなった中村哲さんは、テロ対策特別措置法が成立し自衛隊が海外派遣されるようになってから、アフガニスタンで活動する車に描いていた「日の丸」を消したそうです。
　「日の丸」は“米国の戦争に協力している日本”の象徴なので、日の丸を描いていると狙われて危険だからです。
　国旗や国歌はただの旗や歌ではありません。
　「日の丸・君が代」は戦前・戦中は日本国民だけでなく植民地の人々までを一つに束ね戦争へと駆り立てるために利用されました。侵略戦争の象徴だったのです。
　ですから、今でも「日の丸」を見たり「君が代」を聞いたりすると苦しくなるという人がいます。
　そんな「日の丸・君が代」が、本当に生徒の卒業や入学を祝う式に必要なのでしょうか？
　それを強制する必要はあるのでしょうか？

☆ ホットラインのご案内
卒業式・入学式について、どんなことでもご相談ください

　対策本部長　川村（美原）０９０－２９０３一１８４６　sawasawaOO91@yahoo.co.jp
　事務局長　大能（葛西南定）０９０－４４１８－０１３２　piyo-s@cat.email.ne.jp
　事務局次長　今田（東大和）０８０－１３６０－３２３５　fwiz3297@nifty.com

　弁護士と直接相談なさりたい場合は、ホットラインを通じて紹介いたしますのでお申し出ください。

<発行：四者卒業式・入学式対策本部　対策本部長川村佐和（美原）/div>

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