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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

〈中国通信1056〉南京大虐殺を伝える《太平門:消えた1300人》

2016年12月09日 | 平和憲法
 皆様へ、日中友好と教育の自由のために〈中国通信1056〉を送ります。
 重複お許しください。ご意見ご批判をお願いします。転送OK。
 *記事の中国語原文については大幅に(略)しています。全文を読みたい方はご連絡ください。
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 *松岡環様の好意で、大阪で行われた上映の模様を報じた中国紙を翻訳しましたので送ります。(近藤)
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 ◆ 20名以上の元兵士がレンズの前で証言した
   《太平門:消えた1300人》を初めて上映

?代快?全媒体昨天現代快報 オールメディア 昨日

 現代快報発(記者 ?瑜)12月3日午後、日本の反戦名士・松岡環が撮影したドキュメンタリー映画《太平門:消えた1300人》が日本・大阪で初上映され、松岡環は特別に南京民間抗日戦争博物館館長・?先斌を招請し、初上映の儀式に参加してもらった。
 3日午後、現代快報記者は遠く日本・大阪の?先斌に連絡し、彼を通して撮影者・松岡環を取材した。
 ?先斌は記者に、松岡のこのルポは南京大虐殺の被害者を取材しているだけでなく、加害者をも取材しその口述によって虐殺を証言させているとして、このドキュメンタリー映画の意義は重要であると語った。
 撮影時間5年、20人以上の元兵士がレンズの前で証言した

 70歳近くの松岡は以前一人の小学校教師で、27年前から日本の中国侵略、特に南京大虐殺の研究に取り組んだ。
 この《太平門:消えた1300人》のドキュメンタリー映画は2016年3月日本で一定の地域で上映されたことがあり、今回新たに編集した新編が初上映された。
 松岡は記者に語った。このドキュメンタリー映画は長さ75分の短いものだが、撮影だけで5年かかった
 長年、松岡は中日両国を往復し虐殺期の日本軍元兵士の証言、および幸存者の証言を集めた。
 “私は1年に5・6回南京と大阪を往復し、最近2年は毎年6回南京に行った。”
 松岡は、南京で300人以上の幸存者を取材したと言った。

 ?先斌の見方では、松岡のこのルポは南京大虐殺の被害者を取材しているだけでなく、加害者をも取材している。“その口述によって虐殺を証言させているとして、これは非常に価値のあることだ”と語った。
 あの歴史から遠ざかるにしたがって、関係の証拠を探し証人を尋ねるのもますます難しくなっている。
 なぜなら、日本兵と幸存者は多くが次第にこの世を去り、さらに、ある元兵士はあの歴史を話したがらないから。
 “元兵士たちは皆あの時のことを話したくない、そこで私はよく元兵士の家を訪問し慰問に何度も行った。”と松岡はいう。
 松岡は全部で250名以上の元兵士を尋ねたが、最終的に同意して映画に登場したのは20名(聞き間違いで13名です)で、このドキュメンタリー映画に出てくる元兵士なのだ。
 ?先斌:ミクロな視点であの歴史を現出している できるだけ早く(我々の)博物館で上映する
 このドキュメンタリー映画を撮影した目的について、松岡は、戦争被害者の苦しみを伝え戦争被害者の惨状を現出し平和の呼びかけを発出するためだという。
 ?先斌は記者に、これまで多くの南京大虐殺のドキュメンタリー映画があり全てマクロの視点で紹介しているが、松岡のこのドキュメンタリー映画は太平門の地を取り上げ、“彼女は南京大虐殺の具体的な事実でもってあの歴史を現出し、ミクロな視点からみんなにこの歴史を理解させることができると考えている。”と述べた。
 ?先斌は、彼が唯一招待され初上映に参加し、その場には280名以上の観衆がいたと述べた。
 “多くの観衆が感動し、多くの日本人も虐殺の事実を知ったが、このように詳細に南京大虐殺の情況を理解したのは初めてだった。”
 “私はこのドキュメンタリー映画を全て見た。その中で一人の元兵士が言ったことに感動した。
 ”我々は原子爆弾のことを忘れない、南京の人は大虐殺を忘れない権利がある。”
 ?先斌は、このドキュメンタリー映画は侵略者が自分で反省していることが重要であると考えている。
 12月13日は日本軍が中国侵略し南京大虐殺による死者の国家追悼日であり、?先斌は、これに先立ってこのドキュメンタリー映画が上映されたのは、これを機会にさらに多くの人が大虐殺に関心を持つことに希望が持てると考えている。
 彼は、なるべく早くこれを自分の博物館で上映させたいと言った。

 長年、松岡環は南京大虐殺の証拠を集めることに尽力しさらに多くの世の人、特に日本人に虐殺の事実を知らせたいと述べた。
 近年来、松岡環は《南京、引き裂かれた記憶》・《南京の松村伍長》などのドキュメンタリー映画を撮り、さらに《南京:引き裂かれた記憶》の本を出版した。
(?? ???)(編集 張愛紅)
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