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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

ある都立高校の近頃の労働実態ナマの声

2010年06月02日 | 暴走する都教委
 【ある都立高校の近頃の労働実態ナマの声】
 ◆ 過重労働・サービス労働についてのアンケート回答

2006/03/24 ○○分会(「自由意見欄」のご意見をテーマ毎に勝手に整理しました。)

  【過密労働】

 ● 勤務時間内に成績処理ができない。
 ● 夜中に睡眠時間をけずって採点をしている。
 ● テスト(小テスト含)に関しては、作成・採点は自宅に持ち帰らないと時間が間に合わない状態。
 ● 生徒が進路等の相談に来ても「会議だから・・・」と断ったり、途中で切り上げたりすることが多くあった。
  【休めない】
 ● 担任は昼のSHRがあるため、昼の時間にゆとりがない。
 ● 昼休み、担任は昼食もとれずに生徒の対応に追われている。
 ● 夜中に保護者と電話。電話代はもちろん持ち出し。こんなことが何回あったことか。
 ● 一限から授業があると、8:30出勤では準備が間に合わないので、20分程度早めに来ざるをえない。
  【上からの押しつけ】
 ● 校長もホントは授業観察とかやりたくないんでしょ。正直になろうよ。一日に5~6時間フルで観察なんて正気の沙汰でない。学校経営は大丈夫なのか?
 ● トップダウンの荒唐無稽な案をマジメにやろうとするから、(まして優先的にやろうとするから)本当に大切なことにしわ寄せが行く。勤務時間は有限なんだから、意味のあることを優先的にやりましょうよ。
 ● 「授業力」とか「授業を大切にしよう」ということですから、その準備や生徒指導に時間がつかえる環境作りにご協力いただきたいものです。いろいろな書類は1枚ずつは教頭が言うように「たいしたことない、すぐできる」ものですが、いくつもいくつも重なると時間と労力が必要です。生徒面談・保護者面談も最近は、長時間かかる傾向にあり、そのための時間はほとんど時間外になります・・・・。夜遅くに三者面談しても代休があるわけでなく、15分早くきても代替もないわけで・・・。
 ● 総合学習という教科なら教科担当を置くべき。担当が系統だった年間スケジュールを考えて行くべきで、他の教科の担当が、自分の専門以外のこと教えるがために多くの時間を割くのはおかしい。時間がとられすぎる。
  【非効率な会議】
 ● 企画調整→以前は時間内に終わりました。あくまでも議事整理。今は原案をつくるまで散会しない。
 ● 企画調整会議が異様に時間をとるため、他の教科会、分掌・学年会議、委員会などにしわ寄せが来ている。そうした現状を無視する校長の管理能力を疑う。
 ● 本当は自分で決めていることなのに、わざわざ企画を開いて、主幹に話し合わせて決めたという手順をふんでいて、ずるいやりかたである。
 ● 企画調整会議も、どんどん終わり時間が退勤時刻を越えに越えており、主幹に連絡したい事があっても、とても待ちきれる時刻ではなく、それ以上に、終了後にやっと自分の仕事にとりかかる主幹の姿は、もう主幹残酷物語と言うしかない。
  【職員会議の形骸化】
 ● 職員会議が機能していないため、かえって各分掌での会議が多くなり、また、会議を持ってもそれが反映されないため、不毛な時間を使っているだけになっている。時間が無益に使われている。
 ● 職員会議のスタートが遅い。成績会議とセットでやる場合はせめて午後すぐに始めてほしい。
 ● 職員会議の運営が非民主的。「採決するのが罪だ」という○○とかの一つ覚えになっていてお話しにならない。勤務時間のオーバーに対する配慮もナシだ。
 ● 組織力を高めるためには、職員会議でもっともんで、皆の意識を高めるようにすべき。今のままでは、知らないうちに色々な物事が決まって多くの職員のやる気を失う状態が続いてしまう。
 ● 見えないところで、会議が行われるので、その内容を調査するのに時間をたくさんつかってしまうことが多い。企画調整会議と職員会議しか認めないようなやり方では、職員が協力しあって職務を遂行することはできないのでは?
  【日直・部活動】
 ● 職員会議でしばしば、日直では必ず時間外勤務になる。問題!
 ● 日直のサービス これは4%の範囲ではないはず。
 ● 入試の勤務15分サービス「規則通りやれよ!」
 ● 行事の仕事で土日出勤、勤務時間外の労働、部活動等、ボランティアが多すぎます。
部活動多し。やりたい人ばかりではない。
 ● 部活動は、一部の先生に過重な負担がかかっている。土日の指導が当たり前のこととなっている。
 ● 部活動は余分なことと言われているが、ここをしっかり指導している人がいるから学校は学校らしさを保てていると思う。「クラブ活動全部やりません」と言えますか。また、部活の指導を先生の熱意で自由にやることができる状況も貴重なことだとも思う。
  【無駄・無理】
 ● 出張(強制研修)→授業確保と言いながら、これは行かなきゃダメ?ナンセンス!
テスト後、成績処理をしながらの授業は生徒・教員双方にとって百害あって一利なし!成績処理にミスがない方が不思議。
 ● 授業よりも面談などもっと有意義なものがあるでしょう。
 ● 採点・成績処理、生徒指導がこの日程では不可能。採点・成績処理時間を確保しないと「きめ細かい学習指導」はできない。
 ● 「授業確保」が数値上のノルマ達成さえすればいい、みたいになって社会主義国の末期的状況にそっくり。これだけ時間外労働がある現実を考えれば、授業はもっと減らすしかないと思います。
 ● 研修日とか、長期休業中の研修とか、試験休みとかを奪っておいて「授業力向上!」って言われても白けるだけ。あれほど、「そんなことやったら授業力が低下しますよ」って言ったのに・・・。都立高校の授業力を低下させた戦犯である都教委が「授業力向上」を叫ぶ欺瞞に我慢がならない!!
 ● 具体的にこの仕事を減らすというのは思いつかないのですが、仕事を効率よく進めるためには、パソコンを一人一台持ち、LANでつなげなければならないと思います。現在は提出書類のほとんどがデータ提出であり、また提出までの期限が1週間ないことも多くなってきています。成績処理も限られた期日に数台のパソコンしかつかえず、まっている時間のロスがあります。
  【無意味】
 ● 週案と自己申告書は意味がないだけに負担。
 ● 週案・自己申告書など都に出す書類がむだ。
 ● 週案や分掌の仕事や自己申告書作成にかわる時間は有益ではない。
 ● 卒業生の調査書作成は代金をとっている事務がやるべき。早く正常に戻した方がよい。もともと事務の仕事なのだから。
 ● 仕事として最低限の条件を整えてほしい。そうすれば現在の仕事量でも(事務作業のみを考えれば)勤務時間内に終わることが可能かなと思います。
 ● 週案・自己申告書、研修報告、委員会、分掌の会議の準備、等の期限のある仕事に追いまくられ、教員の本分であるはずの教材研究、プリント作成、点検、生徒への対応にかけられる時間がこの何年間か、圧倒的に不足。以前と同じだけ時間をかけようと思ったら、8時、9時まで残業するか、持ち帰って家族が寝た後にやるしかない。つらい、というより哀しい。
  【ゆとりの部分】
 ● 若者がオーバーワークでつぶれないか心配。
 ● せめて、週に一日でもいいから○○(最寄り駅の商店街)で昼食をとってみたい。
 ● 元同僚が最近過労死したが、この職場でもいつ起こってもおかしくないと感じている。
 ● 教員どうしの雑談って、とっても大事なのに、それをする時間がどんどん減って、組織力も低下している。

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